<著者 藤井孝一からのメッセージ>
こんにちは、藤井孝一です。
21世紀は「知価の時代」
・・・そう言われて久しいです。知識や知恵が富の源泉になり、考えることが主な生産手段になります。ビジネスパーソンも考える力“脳力”アップを図る必要があります。だからこそ、サラリーマンの間でも、勉強がブームになっているのです。
では、具体的に「脳力」を高めるにはどうすればいいでしょう。私は、最も有効な手段の一つが、読書だと思います。本から得られる情報は、脳みその「肥やし」です。読むことで知識や情報といった養分が補給できます。
また、読書は「脳の筋トレ」でもあります。読むことで、考える力を鍛えることができるからです。読書をする過程で色々考えます。これが思考の訓練になるのです。
そして、読書は手軽です。昨今、本はインターネットですぐに手に入ります。しかも、比較的安価です。どこでも、いつでも読むことができます。
だから、すべてのビジネスパーソンに本を読むことを勧めたいのです。
私は、読書が大好きで、年間300冊くらい本を読んでいます。また、読んだ本を要約し、ビジネスパーソンにメールマガジンで配信しています。この作業を8年間続けてきました。
始めたころは、ビジネス書の一読者に過ぎませんでしたが、さすが8年もやっていますと、腹が据わってきます。本とのつき合い方もいっぱしになってきました。本の選び方や、読み方、要約や書評の仕方、仕事への活かし方などもコツがつかめてきた感じです。
さらには、著者とのお付き合いも増えました。著者のところに押しかけてインタビューしたり、著者を講師にお招きしてセミナーを開催したりなど、ビジネス書関連の活動が増えてきました。
そこに目をつけていただき、マスコミからビジネス書に関する取材も受けたり、ビジネス書に関する講演を依頼されたりしています。
私は、もとも「自分が知っていることは、どんどん発信してしまえ」というタイプです。その方が自分の知識に磨きがかかりますし、何よりも相手に喜んでもらえて楽しいからです。
ビジネス書とのつき合い方をに関しても、私の知っていること、修得したワザなどは、どんどん紹介したいと思ってきました。それが実現したのが本書です。私流の本の選び方、読み方、要約や書評の仕方、仕事への活かし方など、私とビジネス書との関わり方を、余すところなく紹介していきます。
私の人生において、本はいつも私のそばにあり、各所で重要な役割を果たしてきました。
その経験の中で編み出した私流ビジネス書の選び方、読み方、役立て方をぜひ楽しんでください。
そして、仕事に、人生設計に、ぜひ役立てください。