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2003/12/05
会社にいながら年収3000万を実現する

会社にいながら年収3000万を実現する

こんな時代でも夢を捨てないあなたのために、著者がベンチャー起業家としての経験、知識を余すところ無く開示します。


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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━<読者数 19230部>━
=今週の選書=
■今週の選書
■会社にいながら年収3000万を実現する
■和田 秀樹
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■■  選書サマリー

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こんな時代でも夢を捨てないあなたのために、著者がベンチャー起
業家としての経験、知識を余すところ無く開示します。

【1】

挑戦する姿勢さえあれば年収3000万円は決して夢の数字ではない。
例えば、ある車のセールスマンは車以外に宝石などを顧客に勧め、
業者からマージンを得ている。彼はこれで年1000万円を稼いでいる。

またあるサラリーマンは、ワンルームマンションを借りて自習室と
して貸し出し、年収2000万円を実現している。

あなたも、今の暮らしや収入、自分の立場に不満や不安を感じてい
るなら、自分で稼ぐ道を見つければいい。会社から得ている給与以
上の収入を得たければ、自分の頭で考えたことを実行するしかない。

いくら考えていても行動を起こさなければお金にならない。何か種
をまき、行動すれば、いつか何かが当たるかもしれない。だから会
社を辞めずに、小さなお金で、起業に挑戦するべきだ。

【2】

会社にいながら年収3000万円という数字を見て、インチキだと思う
人もいるかも知れない。だがその人は、時点で一生今の給料に甘ん
じる道を選んだことになる。この先はもっと減るだろう。

だが、自分で何かビジネスを始めることを想定し、具体的に考えて
みれば、年収3000万円というのは、決して無謀な数字ではないこと
がわかる。むしろ堅実な数字に見えてくるはずだ。

仮に3000万円に届かなくとも、月10万円でも手取りが増えれば、
今の時代、大きいはずだ。何が当たるかわからない今、いろんなこ
とに手を広げておけば、大きく化けるものもあるかも知れない。

ほとんどの業界で、給料はどんどん下がっているのだ。月に5万で
も10万円でも副収入を稼げば万々歳ではないか。それだけで生活だ
けでなく考え方も変わってくるはずだ。

【3】

最初は小遣いくらいの金額でもいい。これなら何とかなりそうだと
いうことをまずやってみることだ。例えば、奥さんがパートで働い
ている人は、パートでなく新規ビジネスにチャレンジさせればいい。

パートは何年続けても、収入はさほど変わらない。正社員並みの責
任を求められることはあっても、それに見合う待遇はもらえないの
が普通だ。ならば自分の事業をやってもらったらいい。

「景気が悪い」とそこら中で言われ、「不景気だから...」とみんなが
あきらめている。だが、世の中全体が一様にだめなわけではない。
こんな中でも儲けているヤツは必ずいる。

何人かが損をしているところには、必ず儲けているヤツがいるもの
だ。みんなダメだから自分もダメ、なのではない。そのそばでうま
くやることもできる。まずそのことを念頭に置いておくべきだ。

もちろん誰かを損させて、自分だけが儲けろと言うではない。景気
が悪いから、と理由をつけてあきらめるのではなく、知恵を使えと
いうことだ。そうすれば必ず稼げる、ということが言いたいのだ。

【4】

大事なことは、収入が減ることを不況のせいにしてあきらめてしま
わないことだ。もちろん不況だからと生活を縮小することもできる。

収入に応じて身の丈に合った暮らしを選ぶ人がいてもいい。「これか
らは年収300万円時代だ」などと言って、縮小均衡型の生活を勧め
るむきもあるようだ。

だが「これじゃ、やってられない」と自分の事業で稼ごうとするこ
ともできる。あなたはどちらを選ぶのか、ということだ。後者を選
ぶところから年収3000万円の道は始まる。

ただ「縮小均衡型の生活をすべきだ」「それなりの人生の楽しみ方を
見つけるべきだ」という考え方が社会的常識になることは、大きな
危険もはらんでいることを知っておくべきだ。

【5】

これからは日本も二極分化が進む、と既成事実のように語られてい
るが、所得に応じて縮小した暮らしをすれば、子供への教育費も限
られてしまう。すると代を重ねるごとに階層が固定化していく。

皆がこうした縮小均衡型の生き方を選べば、消費は確実に縮小する。
すると日本の社会の活力は衰えていく。これは由々しきことだ。

つつましやかな暮らしにはマイナス面もある。不景気だから、低成
長時代だから、と唯々諾々と受け入れることは、むしろ危険なのだ。

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■■  選書コメント  
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「年収300万円時代が来る。だからそれでやっていけるように暮ら
しぶりを変えろ!」という人がいるかと思えば「そんな時代でも年
収3000万円を目指せ」という人もいる。面白いものです。

この2つの主張は、対処法は正反対ですが、サラリーマンの年収が
減っているという現状認識、そして今後も減り続けるだろうという
見通しについては共通しています。

事実、統計でも1998から99年をピークにサラリーマンの名目賃金
は低下しています。これは戦後はじめてのことです。給与には、仕
事に対する報酬の側面がありますから、仕事の動機に結びつきます。

だから給料が下がれば、やる気は下がります。それに対して減った
分で我慢するのか、それとも他の方法で増やすことを考えるのか、
その違いです。

実は、この2つの主張にはもう一つ共通点があります。それは自分
から会社を辞めるなと言う点です。私の言っている「週末起業」の
発想と全く同じですから100%賛成です。

会社からの給与は既得権です。みすみす手放すのは得策ではありま
せん。手放すなら辞めることで失うものと得るものを天秤にかけて
みることです。

そして得るもののほうが大きいと確信できるようになって始めて飛
び出すべきです。私の場合も、週末起業はしていましたが、辞めた
時は収入が激減しました。辞めた瞬間は給料が無くなるからです。

結果的に取り返しましたが、それは結果論です。もちろん得たもの
は収入だけではありません。自由と時間を得ました。これはお金で
はありませんが、大きな収穫です。

いずれにしても「辞めた方が得」という確信を持てるまでは辞める
べきではありません。間違っても勢いや、甘い見通しで辞めるべき
ではありません。

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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

東京事務所:
〒101-0052
東京都千代田区神田小川町3-10 新駿河台ビル4F
Tel.(03)6273-7950
Fax.(03)6273-7951

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