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2004/03/26
あなたの夢を現実化させる―成功の９ステップ
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夢とは、いつの日か手にするものではない。今この瞬間の人生その
ものだ。夢の実現のために、すぐに生活のコントロールを始めるべ
きだ。望む人生を実現するため、必要な行動を起こすのだ。
人生において、あなたが本当にしたいこととは何だろうか。今まで
先送りしてきた目標やプロジェクトはないだろうか。自分が本当に
したいことをイメージし、明確にすれば、あなたは成功への一歩を
踏み出したことになる。
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■■ ビジネス選書＆サマリー
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━＜読者数 21170部＞━
＝今週の選書＝
■■あなたの夢を現実化させる―成功の９ステップ
■■ジェームス・スキナー(著)
■■幻冬舎
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■■ 選書サマリー
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「違いをもたらす違い」を徹底検証し、成功のエッセンスをまとめ
た感動の書。より多くのお金、健康、時間の自由、人間関係、充実
した毎日を送りたいと願う人の人生バイブルです。
【１】
夢とは、いつの日か手にするものではない。今この瞬間の人生その
ものだ。夢の実現のために、すぐに生活のコントロールを始めるべ
きだ。望む人生を実現するため、必要な行動を起こすのだ。
人生において、あなたが本当にしたいこととは何だろうか。今まで
先送りしてきた目標やプロジェクトはないだろうか。自分が本当に
したいことをイメージし、明確にすれば、あなたは成功への一歩を
踏み出したことになる。
やりたいことがはっきりしたら、その理由について考えるべきだ。
人は理由がなければ行動を起こさないからだ。反対に理由さえはっ
きりしていれば、どんなことでもやり遂げられるものだ。
例えば、ナチスドイツの強制収容所にとらわれながら終戦まで生き
抜いた人がいる。彼は「自分が先に死ねば妻が悲しむ。だから私は
死ぬわけにいかない」という一念で過酷な拷問に耐えた。そしてつ
いに解放の日を迎えることができたのだ。
【２】
目標と理由を明確にしたら、それをどのようにして実現するかを具
体化するべきだ。ぐずぐずして行動を起こさず、言いわけ探しに時
間を費やしてはいけない。夢の実現を先延ばししてはいけない。
具体的な方法を考えて、今すぐに行動を起こすべきだ。今月、今週、
そして今日のうちにできることを書き出してみるべきだ。
ただし迷いを吹っ切り、成功へと自分を駆り立てるためにはコツが
必要だ。人間がもつ共通の動機に「快楽と痛みの原則」がある。こ
れを利用するのだ。
人は「こうすれば快感が得られ、こうすれば苦痛を避けられる」と
連想しながら行動している。だが、たいていの人は快楽と痛みの連
想が混乱している。
たとえば仕事が苦痛でたまらないと思っている人がいる。この人に
「今の仕事を辞めて、もっと好きな職業に就いたらどうか」と勧め
たとする。
その人は「辞めることはできませんよ。生活が不安定になるじゃな
いですか」などと断るはずだ。つまり彼は現状の痛みより、夢の実
現に向けて行動することに、より大きな苦痛を連想しているのだ。
【３】
私たちは「お金がほしい」と思いながら、同時に「お金で幸せを買
うことはできない」と考えている。そのため、貧しいときは何とか
してお金を稼ごうとするが、本当の経済的自由を手に入れる段階に
なると必要な行動をとろうとしない。
これは、自分の経済レベルをよりアップさせることに、心の苦痛を
感じているからだ。同じものから、快楽と痛みの両方を予感する混
乱した状態こそが夢の実現を阻んでいるのだ。
成功したければ、連想をコントロールし、一貫させなくてはならな
い。あなたが今、抱いている快楽と痛みについての連想は、意識的
に選択されたものではないのだ。
夢の人生を手に入れたければ、自分の連想体系を改善すべきだ。つ
まり夢の実現に役立つ活動のすべてを快感と結びつけ、夢の実現か
ら自分を遠ざけるような行いを、すべて苦痛と結びつけるのだ。
これは、消費者の潜在意識に訴える広告の手法を用いれば難しいこ
とではない。毎日、頭のなかで、意識的に連想のコントロールをす
ればよいのだ。
【４】
衝動買いや喫煙、飲酒など、その場しのぎの気晴らしは単なる時間
の浪費だ。ところがほとんどの人がこうしたことに足元をとらわれ
ている。それより自分を成功に導いてくれる質の高い気晴らしを快
感と感じるようにするべきだ。
成功したければ人が遊んでいる間に、時間を有効利用しなくてはな
らない。役立つスキルを身につけ、顧客に仕えなくてはならない。
これを踏まえたうえで、他人との違いをもたらす「違い」を知るの
だ。成功の９ステップさえ身につければ、あなたはきっと望む通り
の人生を生きることができるはずだ。
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■■ 選書コメント
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成功に関して、いつも感じること、それは「この世に成功を願う人
はたくさんいるが『自分の成功って何なのか』を知る人は多くない
な」ということです。
ましてそれを紙に書き出したり、数字などの指標で把握している人
は、本当に少ないし、さらに自分が成功した状態を１枚の絵のよう
に具体的な映像としてイメージしている人も滅多にいないようです。
どんな行動も、その行動から得られる結果が思い描けなければ、実
行に移せません。部屋の掃除は、部屋がきれいな状態を知り、その
状態を望むからこそ、着手できるのです。
世には蓄財、早起き法、勉強法、時間管理術など、いわゆる成功ノ
ウハウが溢れています。しかしこれらのノウハウ修得の前にそれを
実行することで「どんな自分になりたいのか」を明確にすべきです。
望む結果が明確でなければ、どんな素晴らしいノウハウも行動に移
らないからです。仮に移せたとしても続きません。
さらに大事なことは、その結果を望む気持ちを強く持つことです。
それは私が自ら提唱する「週末起業」の普及活動で感じることです。
多くの起業希望者が「一体どうすれば、会社の仕事をしながら起業
の時間を捻出できるのか」などと聞いてきます。
それに対して、できる限りのアドバイスをしています。しかしアド
バイスをしながら「そういう質問が出るうちは、起業したいという
思いは、まだ本物ではないな」と感じています。
本当に「起業したい！」なら、時間不足など取るに足らないことだ
からです。成功する起業家は、どんなに忙しくても、こちらのアド
バイスなど待たず、自らの工夫と努力で時間を捻出しています。
反対に、思いが強くない人にいくら小手先の時間創出法など伝授し
ても、それが実行に移されることはありませんのでムダです。
「成功するには、成功を望む気持ちを人一倍強く持つこと」使い古
された言い回しですが、最近自分の活動の中で、ますます強く、そ
う感じるようになりました。
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