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2005/11/04
学びを稼ぎに変える技術

社会人でも学ぶことはすばらしい。忙がしいと忘れがちだが、結局
「生きがい」「やりがい」とは、「自分が成長している！」と、実
感できるときに得られるものではないだろうか。
その結果「誰かのお役に立てた！」と、感じられれば最高だ。英会
話の勉強をして、それが職場で使い、周りから感謝されれば「勉強
して良かった！」と、心から思え勉強にもますます力が入るはずだ。

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■■　　　　　　　ビジネス選書＆サマリー
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━＜読者数 47,343部＞━
■今週の選書
■学びを稼ぎに変える技術／クロスメディアパブリッシング
■藤井孝一、森英樹
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今週は、久しぶりに自著の紹介をさせていただきます！

【１】

社会人でも学ぶことはすばらしい。忙がしいと忘れがちだが、結局
「生きがい」「やりがい」とは、「自分が成長している！」と、実
感できるときに得られるものではないだろうか。

その結果「誰かのお役に立てた！」と、感じられれば最高だ。英会
話の勉強をして、それが職場で使い、周りから感謝されれば「勉強
して良かった！」と、心から思え勉強にもますます力が入るはずだ。

だから、社会人になっても学び続けることはもちろん、学んだら、
それを使って、誰かを助けてあげて欲しい。世の中のお役に立って
ほしい。

「学ぶことはできるが、人を助ける機会なんてない」という意見も
あろう。確かに、学び方のノウハウはたくさん見かけるが、それを
活かすノウハウは、ほとんど知られてこなかった。

ここで生きるのが、自分のビジネスを立ち上げるノウハウだ。思え
ば、商売とは人の役に立って「ありがとう」と言われ、お金をいた
だくことだ。だから、商売を立ち上げるノウハウは、学んだことで
人のお役に立つ機会を得るのに使える。

もし、誰かのお役に立つことでいただけるご褒美、それが「稼ぎ」
だ。感謝の気持ちは、お金になって帰ってくるものなのだ。成功の
ノウハウが世にあふれているが、それらの本質も「誰かのお役に立
つこと」だ。その結果が「お金」になって返ってくるのだ。

【２】

目の前に切実な問題もある。サラリーマンの厳しい環境だ。成果主
義が一般的になり、個人の実力が問われるようになっている。リス
トラ、倒産ということもある。

最近は失業率も改善しているが、終身雇用制度は完全に崩壊してい
るから、またいつ自分の身に降りかかるかわからない。そうなれば、
家族もろとも路頭に迷ってしまう。

これに対して、サラリーマンも自己防衛をはじめている。その一つ
が学びだ。会社も、国すらも信用できない時代、決して裏切らない
のは自分の能力だ。それに気がつき、行動し始める人が増えている。

結果、世は空前のスキルアップブームだ。資格や英会話など、スキ
ルアップに関連する書籍や講座で溢れ、「脳を鍛える」という触れ
込みのツールが氾濫している。問題意識の高い方は、すでにせっせ
とスキルアップをしている。

中には、すっかり自信を持ち「自分は、何もしていない他のやつら
とは違う。いざというときの備えはできている」と考え始める人も
いる。

【３】

だが、本当に、学んでいる人は、勉強していない人にくらべて、備
えができていて、将来安泰なのだろうか？いくら勉強したところで、
それだけでは「何もしていない人」と同じではないだろうか？

その証拠に、いくら勉強したところで、「お金の面では相変わらず
会社に頼らざるを得ないのではない」という人が多いのではないだ
ろうか？

だとしたら、どんなに勉強していることを誇っても、置かれている
状況は「何もしていない人」と同じではないだろうか？むしろ、勉
強したばかりに、職場で、理屈ばかりの使いにくいヤツになってい
る可能性すらある。

学んだだけでは、それまでだ。仕事の世界では、勉強しただけでは、
勉強は、毒になっても薬にはならないのだ。

【４】

要するに「＋α」（プラスアルファ）がないとだめなのだ。＋αと
は「稼ぐ力」だ。いくら学んだって、それが稼ぎを生まなければ何
の意味もない。

学びは、稼ぐ力をともなわなければ、会社に対して自分の信念を貫
く武器にもならない、いざというときに家族を守る武器にもならな
い、誰かのお役に立って「ありがとう」と言われることもない、自
分の夢を実現するための武器にもならないのだ。

「趣味」「ひまつぶし」「いやし」のために学ぶならいいが、「学
び」を「自己投資」と位置づけ、家族、自分自身、そして財布を納
得させてきたなら、その学びは「稼ぎ」を生まなくてはだめだ。

いつまでも勉強ばかりしている人はたくさんいる。そういう人ほど
自分は自己投資をしているデキルヤツと、恥ずかしすぎる錯覚して
いる。でも、投資ならリターンがなければウソだ。はっきり言えば、
ビジネスパーソンの勉強は稼ぎにつながってナンボなのだ。

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■■選書コメント　　
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本書は、このマガジンの発行人である私、藤井が、勉強熱心なビジ
ネスパーソンに向けて、勉強を活かして世のお役に立ち、稼ぎを得
ることを提案し、具体的方法を紹介するものです。

私自身、かつてはスキルアップにいそしみ、自分を「できるビジネ
スマン！」と考えていました。しかし、実際は会社が減俸やリスト
ラを断行すれば、真っ先に対象になるような存在でした。

32歳の時にそのことに気付き「いくら学んでも、それが稼ぎを生ま
なければ何の意味もない」と心機一転、経営コンサルタントをはじ
め、約２年で給与と同額の所得を得るにいたりました。

具体的には、中小企業のコンサルティング、起業支援、講演会、雑
誌や書籍の著述、勉強会の主催などです。これらを軌道に乗せ、独
立しました。その体験に基づいた稼ぐ手法を解説します。

構成は２部校正になっていて、１部では私自身の体験を公開、あな
たに役立ちそうな私のエピソードを紹介します。単なる私の自叙伝
でなく、あなたが実践できそうなことを選んで紹介していきます。

第２部では「週末起業フォーラム」のチーフコンサルタント森英樹
が、日ごろ起業家を指導する中で築いた「学びを稼ぎ」に替える具
体的なノウハウを語ります。

ここで紹介するのは、あなたがこれまで一所懸命「学んできたこと」
または「これから学ぶこと」で、あなたの家計を支えるのに十分な
収入を生み出す仕組みの作り方です。

学んだこと稼ぎに変えることができれば、時代がどう変化しても、
自分と家族を守ることができます。会社への依存を断ち切ることが
でき「会社を辞めるかどうか」を自分が決められるようになります。

世の中の役に立ち人から感謝されることで、代え難い充足感を得る
と共に、自分自身をさらに成長させ、夢を現実のものにできます。

勉強はしているがイマイチ将来に見通しが立たない方、これから勉
強したいが、どのような方針ではじめたらいいか迷っている方など、
自分を磨く努力を惜しまないビジネスパーソンへの応援歌です。

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