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2006/06/16
３つの成功サイクル
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仕「ベスト・パフォーマンス・パーソン（ＢＢＰ）」とは、継続的に
最高の成果をあげている人のことだ。意欲的で、楽しそうに仕事を
しながら、最大の成果を上げる人が、あなたの会社にも１人や２人
いるはずだ。そういう人をＢＢＰと呼ぶ。
反対に、成果があがらない人もいる。彼らの言い分は、
「仕事がつまらない」
「自分には能力がない」
「やろうと思っても、忙しくてなかなか実行できない」
など、さまざまなものだ。
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■■ ビジネス選書＆サマリー
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■今週の選書
■３つの成功サイクル
■川西茂／中経出版
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仕事で抜群の成果をあげるために必要な３つのサイクルとは？
【１】
仕「ベスト・パフォーマンス・パーソン（ＢＢＰ）」とは、継続的に
最高の成果をあげている人のことだ。意欲的で、楽しそうに仕事を
しながら、最大の成果を上げる人が、あなたの会社にも１人や２人
いるはずだ。そういう人をＢＢＰと呼ぶ。
反対に、成果があがらない人もいる。彼らの言い分は、
「仕事がつまらない」
「自分には能力がない」
「やろうと思っても、忙しくてなかなか実行できない」
など、さまざまなものだ。
だが、彼らの言い分は、いずれも自分以外の外的要因に責任を転嫁
している。同じような問題は、仕事ができる人にも平等に降りかか
っているはずだ。なぜ、差がついてしまうのだろうか？
私は、徹底的に調査・研究した末に１つの結論に達した。そもそも
仕事のできる人たちは、仕事のとらえ方が違うのだ。そして問題の
本当の原因を発見する能力に優れ、正しい対処法を知っているのだ。
【２】
ＢＢＰに共通点するのは、誰もがもっている能力を、うまく引き出
しているということだ。逆に言うと、思うような成果をあげていな
い人は、自分の能力を引き出す技術を知らないだけなのだ。
つまり、ポイントは、能力の有無でなく、能力の引き出し方なのだ。
だから、誰でも正しいトレーニングをすれば、最高の成果をあげる
ＢＰＰになれる。
まず、最初の一歩を踏み出して、小さくても確かな成果を出すこと
が重要だ。小さくても成果が出れば「自分にもできる」と、心底思
えるようになる。これを実感することが出発点なのだ。
【３】
しかし、最初の一歩を踏み出すことは簡単ではない。なぜなら「パ
ラダイム（固定観念・既成概念）」が大きな影響をおよぼしている
からだ。
あなたが何かを考えるとき、必ずパラダイムというレンズを通して
考えている。自分が見ている世界は、純粋な真実ではなく、自分の
個人的な見方や考え方を通して見ている自分だけの世界なのだ。
パラダイムは、一度固まっても、何かの機会に変えることができる。
働きはじめれば変わるだろうし、結婚を機に変わることもある。様々
な経験や学習を積めば、変えることはできるのだ。
これを「パラダイムシフト」という。ＢＢＰといわれるような抜群
の成績をあげる人になりたければ、彼らが仕事に対して持っている
パラダイムに、自分のパラダイムをシフトすることからはじめれば
いい。
【４】
仕事を「苦しい」とか、「苦役」や「労働」と思っている人は、大
体において成果をあげられない。人間は、学校を出ると人生の大半
を仕事で過す。その大半の時間を「楽しい」と思えなければ、成果
をあげることなどできない。
本来、仕事とは人生を送っていくうえでの「最高のエンターテイメ
ント」であり「最高の時間つぶし」であるはずだ。仕事ができる人
は、大体そう考えている。そんなふうに、自分の仕事を定義づけで
きれば、仕事ができる人になれるはずだ。
仕事に対してプラスのパラダイムを持つためには、何においても「で
きる」と肯定的に考えることだ。何に対しても「できる」と思って
いれば、一歩踏み出そうという気持ちが生まれるはずだ。
すると、それに見合った結果が確実に出てくるものだ。プラスのパ
ラダイムマジックへの第一歩は、どんなことでも、とにかくやって
みることから始まるのだ。
仕事上の立派なプロジェクトや大層な目標でなくてもいい。小さな
ことでも１つずつ達成することが大切だ。その小さな達成感が、あ
なたをプラスのパラダイムマジックへと導いてくれるはずだ。
そうなれば、やがて本当に大きなことを、あなたも成し遂げること
ができるようになるはずだ。
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■■選書コメント
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本書は、あの世界的なベストセラー『７つの習慣』を翻訳し、セミ
ナーで13年の指導実績をもつ川西茂氏が、自ら開発した成功プログ
ラムのエッセンスを解説した書籍です。
川西氏は「7つの習慣」を展開するコヴィー・リーダーシップセンタ
ー・ジャパン社長、のちにフランクリン・コヴィー・ジャパン副社
長を歴任、日本で「7つの習慣」伝道師として活躍しました。
その著者が、自ら指導を行なう中で、最高の成果をあげているＢＢ
Ｐは「3つの成功サイクル」を持っているという結論に達します。そ
して開発したのが『3つの成功サイクル』というプログラムです。
「すべての能力はトレーニング次第で向上する」という信念のもと、
誰もが最高の成果をあげる人になることを目指して、中堅社員研修
向けに作られたそうですが、新入社員から経営者まで、すべてのビ
ジネスパーソンに効果がありそうです。
本書は、まずその分厚さに圧倒されます。ページ数は、なんと500
ページを超え、優にビジネス書２冊分のボリュームです。その中に、
ぎっしりとエッセンスが詰まっています。
とは言え、誰もが自分のことと関連づけながら読み進むことができ、
興味深く、ぐいぐい読み進むことができるはずです。
この手の本にありがちな、１冊丸ごとセミナーの宣伝ということも
ありませんし、続きはセミナーでという出し惜しみも一切ありませ
ん。500ページの紙面に、ノウハウを惜しげもなく出し切っています
から、本書を読破するだけで、かなりの効果が得られそうです。
職場で抜群の成果を上げたい人はもちろん、もっと生き生き仕事が
したい方、仕事と暮らしのバランスをとりたい方、人生をさらに豊
かにしたい人など、あらゆるビジネスパーソンに、お勧めです。
★本書の詳細、お買い求めは、→ http://tinyurl.com/hycbl
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