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2009/09/26
企画のネタ帳 30キーワードで楽々ネタ出し!

企画のネタ帳 30キーワードで楽々ネタ出し!

キーワードが頭を鍛える。私は、セミナー次のような質問をよくする。「『あ』のつく3文字の言葉を答えてください。私から行きますね。『アイス』。では、 次の方どうぞ」。若手社員から経営者まで、色々な人たちに同じ言葉探しをお願いしてきた。相手が大人だと「あたま」「あかり」「あずき」「あした」などの 答えが返ってくる。そして、5人目ぐらいで詰まってしまう。


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■企画のネタ帳 30キーワードで楽々ネタ出し!
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キーワードが頭を鍛える

【1】

私は、セミナー次のような質問をよくする。「『あ』のつく3文字
の言葉を答えてください。私から行きますね。『アイス』。では、
次の方どうぞ」

若手社員から経営者まで、色々な人たちに同じ言葉探しをお願いし
てきた。相手が大人だと「あたま」「あかり」「あずき」「あした」
などの答えが返ってくる。そして、5人目ぐらいで詰まってしまう。

小学生は違う。私が塾の国語教師をしていた時、同じことを質問し
ていたのだが、子どもたちは「あそぶ」「あるく」「あつい」「あ
かい」「アジア」「アカン」など、次から次へと答えてくれる。

頭にカギがかかりやすい人は、私が例に「アイス」という名詞を挙
げたので「名詞でなければならない」と考えてしまう。だから、答
えに詰まってしまうのだ。

しかし「あ」がつく「3文字」の言葉なら、動詞でも、形容詞でも、
方言でも、構わないはずだ。先入観にとらわれない小学生はいとも
簡単にその壁を破ってしまう。

【2】

この話は、人の脳が「先入観」や「思い込み」に支配されやすいと
いうことを示している。反対に「先入観」や「思い込み」のカギを
外せば、アイデアの種は、どんどんあふれてくるものなのだ。

どうすれば、カギを外すことができるのか。子どもの「先入観」や
「思い込み」のカギが外れやすいのは「真剣に楽しむ」からだ。

一方、大人は自分の仕事の役に立つかどうか、損得勘定で考える。
しかし、心から楽しまなければ、思考法や知識は身につかない。

アイデアを出す能力は、必ず身につくものだ。その際、言葉の力も
鍛えることだ。私たちの思考は、言語で成り立っているからだ。ア
イデアを形にするのに「言葉の力」は必須なのだ。

【3】

発想を豊かにするなら、あるキーワードを起点に発想を広げること
だ。これによりアイデアが広がり、自分の仕事に結びつけることが
できる。たとえば、そこから新商品を生み出すことさえできる。

そうすれば、頭のカギが外れて、脳の引き出しからアイデアが溢れ
るようになる。カギを外す快感を繰り返すうちに「発想力」と「言
葉の力」が自然と身につく。これが仕事と人生を楽しくしてくれる。

たとえば「色を変える」というキーワードを考える。あなたの周り
にある「白色」のものを探してほしい。名刺、壁紙、エアコン、テ
ィッシュペーパーなど、なんでもいい。

これらは、本当に「白」でなければならないだろうか?別の色に変
えたら、売れる商品にならないか?たとえば「黒いトイレットペー
パー」は、実際に商品化されヒットしている。

「黒」という色が持つファッション性が、この商品のヒットにつな
がったのだ。機能一辺倒の考え方だと「黒」という発想は出てこな
い。「この色で当たり前」という先入観を外すことが大切なのだ。

【4】

「色を変える」だけではない。たくさん用意するという発想もある。
たとえば、パソコン業界に、スケルトンのキャンディカラーで
「iMac」が鮮やかに乗り込んできたとき、選ぶ楽しみが生まれた。

「色」を揃えるという発想もいい。たとえば、女性に人気のインテ
リアショップ「フランフラン」のカラー戦略は、お客に家具や雑貨
を同じ色で揃えたくさせた。

「色」を、変える、選ばせる、揃える、この3つの方法は、物づく
りや広告、販促に関わる人におすすめのキーワードだ。

アイデアを発想して、売れそうなものを見つけたら、インターネッ
トで答え合わせをすることだ。つまり、自分の思いついたものをネ
ットで検索してみるのだ。

すでに商品化されていれば、あなたの発想は「お金になる」ものだ
ったということになる。なければ「障害は何か」「それを取り除く
には」と考える。これが発想のトレーニングになるのだ。
 
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■■選書コメント
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本書は、アイデア発想の本です。キーワードを元に発想を広げるこ
とで「発想力」と「言葉の力」を身につけ、自分の仕事に結びつけ
ることを目指します。

著者は、販促・宣伝アドバイザーで、企画屋プレスの山口照美さん
です。マーケティングと、国語力の専門家として、マスコミにもし
ばしば登場されています。

厳しい時代ですから、頭をひねってヒット商品を生み出し、起死回
生を狙いたい会社が増えています。「頭を使うのはタダ」とばかりに、
社長や上司から檄を飛ばされている人も多いと思います。

しかし、何年も同じ業界にいるとどうしても斬新な発想が出にくい
ものです。年齢と共に頭も固くなり「四角い頭を丸くする」ことが
難しくなります。

本書は、そんな悩みを持つ方でも、新製品やサービス、販促策、ネ
ーミングなどのビジネスアイデアをバンバン出せるようになること
を目指しています。

実際は、ドリル形式になっていて、著者が提示する30のキーワード
に頭をひねります。これにより、頭のカギがはずれ、凝り固まった
頭がほぐれ、柔軟になります。

ユニークなのは、著者が元国語の先生であり、またネタ出し千本ノ
ックをこなした経験の持ち主だということです。言葉の力を知り、
それを生かす方法を知り尽くしているからこそ語れるノウハウです。

職場で企画や商品開発の仕事をされている方など、日ごろから次々
とアイデアを出さなければいけない立場にいる方はもちろん、柔軟
な頭を手に入れたいと考えるすべての人にお勧めします。
 
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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

東京事務所:
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