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2010/01/22
１分間の日記で夢は必ずかなう！

日記を書いて成功しよう―――
夢や目標を達成するには、欲求を持つことだ。「欲求」がなければ、小さな壁や困難に出会っただけで行動を止めてしまう。「夢」「目標」など、とうてい達成できない。欲求は強力な原動力になる。ストーカーは相手に嫌われ、逮捕されるリスクを冒してまで人につきまとう。太ることがわかっていても、つい食べてしまう。パチンコ好きは、パチンコ屋に入り浸る。

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■今週の選書
■１分間の日記で夢は必ずかなう！
■今村暁／フォレスト出版
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日記を書いて成功しよう

【１】

夢や目標を達成するには、欲求を持つことだ。「欲求」がなければ、
小さな壁や困難に出会っただけで行動を止めてしまう。「夢」「目
標」など、とうてい達成できない。

欲求は強力な原動力になる。ストーカーは相手に嫌われ、逮捕され
るリスクを冒してまで人につきまとう。太ることがわかっていても、
つい食べてしまう。パチンコ好きは、パチンコ屋に入り浸る。

彼らを動かしているのは欲求だ。欲求を理性で抑えつけることなど、
できないのだ。

それぐらい強烈な欲求を、夢や目標の達成に向けることができれば、
成功確率はかなり高まるはずだ。実際、成功者と呼ばれる人の多く
は、ある種の依存症であり、中毒者だ。

その点では、成功者もストーカーも同じだ。だが、実際は大きな違
いがある。ストーカーは彼らの夢をかなえることができないのだ。
つまり、相手を振り向かせることができないのだ。

違いは「自己観察」と「状況把握」の有無だ。成功者にあって、ス
トーカーに無いのが、冷静な「自己観察」と「状況把握」なのだ。
これが、両者の間に大きな違いを生むのだ。

【２】

これまで「能力開発」「習慣教育」などを行い、経営者やビジネス
マン、アスリートの夢実現をサポートしてきたが、その経験から、
最短で夢・目標を達成できる「強烈な欲求」の作り方を確立した。

これを使って、これまでたくさんの経営者やビジネスマン、アスリ
ートの「欲求の炎」を燃やし、夢を叶えてきた。もちろん、誰にで
も「ガマンできないほどの欲求」を作ることはできる。

そのための強力なツールが日記だ。夢を叶えるなら「日記」を書く
ことだ。これにより「ガマンできない欲求」に気づき、止められな
い行動力が身につく。さらに、冷静な自己観察と状況把握がつく。

「日記を書くだけで夢が叶う」と言われても信じられないかも知れ
ない。だが、多くの成功者が実証していることだ。１日ほんの少し
日記を書き、自分の心と向き合えば、感性が研ぎ澄まされるはずだ。

これにより、自信がわき、成功と幸せが手に入る。たとえば「体重
が20キロ減った」「年収が1000万円を超えた」「税理士の資格試
験に合格した」などだ。

日記というと「面倒で継続できない」と思うかもしれない。だが、
ここでいう日記は簡単だ。最初は１分からでＯＫだ。簡単だから、
続けることができるのだ。

【３】

この日記は、従来の成功哲学や自己啓発書とは決定的に違う。具体
的にどこが違うかというと「感性を蘇らせる」ことができるメソッ
ドだという点だ。

人は、理性だけでは決して成功はできない。感性で「自分が本当は
何がしたいのか」に気づいていく必要がある。これを可能にする手
法が日記を書くことなのだ。

日記を書き始めると、日々自分の心の深いところを掘り下げて考え
るようになる。すると「自分は、本当は何をしたいのか」に気づく
ことができるのだ。

日々の理性の世界で「ｓｈｏｕｌｄ」すなわち「やらなければなら
ないこと」や「ｍｕｓｔ」すなわち「すべきこと」に囲まれている
と、本当の「I　ｗａｎｔ」すなわちやりたいことに気づけなくなる。

【４】

そんな状態で無理やり作った夢は、理性で「考えた」夢にすぎない。
これを達成することは難しい。しかし、感性で感じた「夢」には、
自然に近づいていくことができるのだ。

世の中では、理性的な人や理論、理屈が立つ人を「頭が良い」と評
価しがちだ。しかし、理性は嘘をつく。というより、いい人ほど、
自分の本当の心に嘘をついてしまうものだ。

感性は嘘をつかない。感じることこそが本当の自分だ。感じていな
いことを「意志の力でなんとかしよう」としても無理だ。理性と意
志の力だけで目標達成や習慣作りを続けることなどできないのだ。

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■■選書コメント
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夢をかなえる日記の勧めと、その具体的な書き方を解説します。日
記を書くことで、自分の「夢を実現したい」という気持ちを強化し、
それを強力な原動力にします。これにより成功確率を高めます。

人は、理性や建前でなく「欲求」で動きます。だから、夢や目標を
達成したいなら、それをガマンできないほどの欲求にすることです。
そうすれば、達成確率はぐんと高くなります。

手助けするツールが日記です。日記には他にも効用はいろいろあり
ます。ただ、難点は続かないことです。その点をカバーするのが、
本書が勧める日記です。書くのにわずか一分です。

私も早速やってみました。簡単なので、読んだその場で始められま
した。それでも、自分を見つめるきっかけになりました。続けるこ
とで、より大きな効果が期待できそうです。

ユニークなのが「学びの言葉」の記録です。これを書き続けること
で、自分だけの名言集ができます。オリジナルの名言集は、きっと
人生の宝物になるはずです。

メソッドそのものはシンプルですが、その分、丁寧な解説が加えら
れています。「目標は進行形で書くほうがいい」とか「目標は変わ
ってもＯＫ」など、書き方に関する解説が詳しく書かれています。

さらに「どういう理屈で、書く必要があるのか」まで説明してあり
ますから、読み手は深く納得できます。成功法則の多くは、根拠の
曖昧なものが多いですが、本書はその点もクリアしています。

「これまで何度も日記を始めたが、続かなかった」という人、「ど
うしても実現したい夢や目標がある」という人、「反対に夢や目標
が見つからず、暮らしにハリがない」という人にお勧めします。

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