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2010/12/10
30日で人生を変える「続ける」習慣
続けたいなら、習慣化
早起き、資格勉強、英会話、片づけ、貯金、ダイエット、禁煙など、誰もが何かを続けたいと願っている。だが、続けられる人は、一握りだ。違いは「習慣化」する力があるかどうかだ。習慣化とは、自分が続けたいと思っていることを、意思や根性に頼らず、毎日のハミガキのように楽々続く状態に導くことだ。私たちは、知らず知らずのうちに、いくつもの習慣を身につけている...
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■■ ビジネス選書&サマリー
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━<読者数56,369部>━
■今週の選書
■30日で人生を変える「続ける」習慣
■古川武士/日本実業出版社
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■■選書サマリー
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続けたいなら、習慣化
【1】
早起き、資格勉強、英会話、片づけ、貯金、ダイエット、禁煙など、
誰もが何かを続けたいと願っている。だが、続けられる人は、一握
りだ。違いは「習慣化」する力があるかどうかだ。
習慣化とは、自分が続けたいと思っていることを、意思や根性に頼
らず、毎日のハミガキのように楽々続く状態に導くことだ。私たち
は、知らず知らずのうちに、いくつもの習慣を身につけている。
心理学でも、人の行動の95%は無意識によるものとされている。無
意識のほとんどは習慣でできているのだ。理由は、私たちが意識し
て行なえることには限界があるからだ。
たとえば、英語の勉強をしながら、数学の勉強は同時にできないが、
自転車に乗りながら考えごとをしたり、箸を動かしながらテレビを
見ることはできる。
これらの動作は、一つひとつを、特に意識しなくても、手足が動く
順番を覚えているからだ。つまり、習慣は繰り返される行動を無意
識化したものなのだ。
【2】
そもそも、習慣とは脳に作られたプログラムだ。脳は、一定期間繰
り返し行なわれた行動は、無意識のうちに繰り返すことができるよ
う、脳内にプログラムを作り上げる。これが習慣の正体だ。
大切なことは、脳にとって、よい習慣、悪い習慣の区別はないとい
うことだ。よい行動を続け、習慣化していくことができれば、人生
は変わる。
「習慣化」は自動的に行動を継続してくれる素晴らしいプログラム
だ。より少ない努力で望む結果が手に入る「魔法の杖」だ。
習慣に支配されるか、それとも上手に使いこなすのかは選ぶことが
できる。そして、習慣を味方につければ、豊かな人生を手に入れる
ことができるのだ。
【3】
私たちが続けたいことを習慣化できないのは、人間には、新しい変
化に抵抗し、いつもどおりを維持しようとする傾向があるからだ。
生き物が環境変化などに対して、生理状態を一定にコントロールし
ようとする働きを「ホメオスタシス」と言う。私たちは変化から身
を守ることで生存しているのだ。
たとえば、風邪で発熱したとき、汗を出して体を冷やし頑張って平
熱に戻そうとするように。人間にとって、いつもどおりは心地よく、
変化は脅威なのだ。
これは習慣化のプロセスでも同じだ。新しい習慣を身につけるとい
う変化を、脅威と感じるからこそ、多くの人が3日坊主に終わった
り、コツコツ続けられずに挫折したりするのだ。
どれぐらい続ければ「習慣化」できるのかは、習慣の種類による。
勉強、日記、片づけといった行動習慣なら一カ月、ダイエット、運
動、早起きなどの身体習慣なら三カ月だ。
さらに、論理的思考力、発想力といった思考習慣を身につけるには、
六カ月を要する。
【4】
仕事であれ、プライベートであれ「豊かな果実」を手にし続けるに
は、中長期で「習慣の種」を植え、育て続ける努力が必要だ。これ
を「習慣の農業ビジョン」と呼ぶ。
二人の農夫がいて、一人は90日で収穫できる野菜だけを大量に栽培
する。もう一人は比較的早く収穫できる野菜を6割、半年かかる野
菜を3割、数年かかる果樹に1割の時間を費やすとする。
豊かになるのは後者の農夫の食卓だ。これは習慣でも同じだ。すぐ
に成果が出るものもあれば、3~10年かかるものもある。中長期も
視野に入れて、様々な習慣の種をまいておきたいものだ。
そのためには、5年後、10年後、どんな人間になりたいのか、どん
な夢を手に入れたいのか、仕事でどんな成果を手にしたいのかを明
確にしておくことだ。その上で必要な習慣を考えることだ。
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■■選書コメント
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本書は、続けることがテーマです。良い行動を続ければ、人生は変
わります。すごい人ほど、当たり前のことを、コツコツと、毎日欠
かさず続けているものです。
そのためには、続けたいことを習慣にしてしまうことです。本書に
は、そのための方法が、詳しく書いてあります。たとえば、習慣化
を三つのステップに分け、それぞれの対応策を解説してくれます。
何事も継続する過程で、様々な局面を迎えるものです。本書流にい
えば、反発期、不安定期、倦怠期です。それを事前に知っておけば、
「そういうものだ」と我慢できますし、事前に対策も立てられます。
継続のコツは「人間は、元来意志が弱い」ということを前提とする
ことです。モチベーションは、思い立った時が最高潮、あとは下が
る一方です。継続には、仕組みが必要です。
本書も「人は、意志が弱い」ことを前提に書かれています。それを
認識した上で、挫折させないためのあの手この手を教えてくれます。
たとえば、12個の継続スイッチがそれです。
また、本書には、たくさんのツールが紹介されています。たとえば、
成功につながる習慣を70のリストとして紹介しています。巻末には、
ワークシートが行動週間、身体習慣に分けて添付されています。
年が明ければ、きっと「今年こそ新しいことを始めよう」という気
持ちになるはずです。どうせなら、続けたいものです。そのために
は、初めから続くように、本書を読んだ上で設計するべきです。
「やめたい悪い習慣」「はじめたい良い習慣」がある人、これまで、
いろいろ始めても、結局続かなかった人にお勧めします。続ける力
がある人も、参考になるノウハウが見つかります。
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