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2011/01/14
「とりあえず、5年」の生き方
悔いなく、生きてますか?
自分の人生が本当に幸福なものだったのかどうかは「死の間際」になってはじめてわかる。「人生80年」と言っても、それはあくまで「平均」の話。死はいつ突然襲ってくれるかわからない。死んでしまっては、自分が「本当にしたいこと」「どうしてもしておくべきこと」を行う機会を失ってしまう。人生最大の保険は、死んだ後で遺族に支払われるお金ではないはずだ...
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■■ ビジネス選書&サマリー
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■今週の選書
■「とりあえず、5年」の生き方
■諸富祥彦/実務教育出版
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■■選書サマリー
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悔いなく、生きてますか?
【1】
自分の人生が本当に幸福なものだったのかどうかは「死の間際」に
なってはじめてわかる。「人生80年」と言っても、それはあくまで
「平均」の話。死はいつ突然襲ってくれるかわからない。
死んでしまっては、自分が「本当にしたいこと」「どうしてもして
おくべきこと」を行う機会を失ってしまう。人生最大の保険は、死
んだ後で遺族に支払われるお金ではないはずだ。
たとえ、死が予定外に早く訪れても、後悔せずにすむように「この
人生で本当にしたいこと、しておくべきこと」を前倒しして、確実
にやっておくことを、日々心がけて生きたいものだ。
「やり残しがない」と思えるような人生を送るには、自分が「明日、
死ぬかもしれない存在だ」ということを日々思い出しながら生きて
いくことだ。
【2】
あなたは一番好きな料理を最初に食べてしまうタイプだろうか。そ
れとも、最後までとっておくほうだろうか。後者であれば、人生に
悔いを残してしまうかもしれない。
なぜなら、お腹がいっぱいになってから食べても、思ったほどはお
いしくないからだ。食べたいものは、そのときに食べた方がいい。
人生も同じだ。大切にとっておいたつもりが、いつの間にか色あせ
て、つまらないものに変わってしまうかもしれない。
あなたは大切なことを「後回し」にしていないだろうか。後回しに
したことは、たいてい実現しないものだ。実際、いい人生を送る人
は、やりたいことはすぐやる習慣が身についている人だ。
やりたいことは、遠慮せず、どんどん前倒しに始めるべきだ。これ
が「悔いのない人生」を実現する第一歩だ。今すぐ始められなくて
も、そのための貯金や計画など、できることはあるはずだ。
【3】
生まれた直後から「時間」は失われ続ける。そして、残り時間がゼ
ロになるのが「死」だ。人生で一番大切なものは、取り返しのつか
ない時間なのだ。
中でも、一番大切で、二度と取り戻すことができないもの。それは
「大切な人とふれあう時間」だ。
ドフトエフスキーは『カラマーゾフの兄弟』の最後の場面で、主人
公に「心から大切だと思える思い出が一つでもあれば、人は自分の
人生を肯定することができるはずだ」と言わせている。
【4】
あなたは、これまで「本気で」生きてきただろうか?仕事、恋、家
族や友人との関わり、趣味など。「YES」と答えられる人は、それほ
ど多くないのではないだろうか。
人は、なかなか人と本気で関われないのだ。本気になると、周囲と
ぶつかり、傷ついたり、混乱したりする。だから、すべてに中途半
端な生き方しかしなくなるのだ。
それでも、毎日本気で生きているか?を問うてみるべきだ。答えが
でなくても、考えつづけることが「後悔しない生き方」への大きな
一歩になるはずだ。
【5】
「やりたいことを見つけなさい」と言われても「やりたいことがわ
からない」という人がいる。これまで「しなければいけないこと」
に追い立てられて生きてきた人は、特にその傾向がある。
そんな人は、意識的に「何もしない」時間を計画的に作ってみるこ
とだ。たとえば、ホテルに部屋を借りて、丸一日こもってみる。そ
して「本当にしたいこと」が出てくるまで、何もしないでいる。
すると「本当にしたい」ことが「しなければならないこと」に比べ
てずっと少ないことに気づくはずだ。人生の大半を「しなければな
らないこと」ばかりに費やしてきたことに気づくはずだ。
あえて「何もしない」ことで素の自分を取り戻すのだ。そうするこ
とで、本当に「やりたいこと」が見えてくるものなのだ。
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■■選書コメント
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本書は、人生の計画を立てる本です。悔いの残らない日々を生きる
ために、特に30代以上の人に対して、自分の計画を立てることを勧
めます。
特徴は、人生を5年周期で捉え、5年先までにやりたいこと、なり
たい自分を決め、それを実現するためにどうしたらいいか、アクシ
ョンプランを考える、そんな手順で進める点です。
普通は、現在の自分を振り返り、その延長線上に未来を描こうとし
がちです。しかし、それではいつまで経っても、やりたいことにた
どり着くことはできません。
旅行では、まず行き先を決め、その後、現在の自分の居場所を知り、
行き先までの差を知った上で、そのギャップを埋める手段を考える
のが普通です。同じことを人生でも実行するのです。
時期的に、一年の抱負を考えた人も少なくないと思います。しかし、
それを計画にまで落とし込んでおかないと、単なる夢で終わってし
まいます。
下手をすると、毎年同じ抱負を唱えることになります。これを避け、
毎年、少しでも進歩するには、しっかりした計画を立てたいもので
す。本書は、その具体的なやり方を教えてくれます。
文中には、20を超えるワークが用意されています。いずれも複雑な
ものでなく、質問に一つ一つ答える形式です。これに答えていくこ
とで、計画が完成するように作られています。
いつかはやりたいことがある人、もっと充実した人生を生きたいと
考える人、計画的に暮したいと考える人で、いわゆる自分の計画な
どを立てたことのない人にお勧めします。
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