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2011/01/28
仕事に幸せを感じる働き方

仕事に幸せを感じる働き方

転職は、やめておく
「仕事」への不満から、転職したいと考える人は多い。だが、不満から転職するようでは、転職しても何も変わらない。転職先で、再び同じ不満を抱くだけだ。第一、転職には、様々なリスクが伴う。まず人間関係をイチから作らねばならない。同じ会社に長く勤め、会社の人や取引先との連携がよくなったからこそできる仕事もたくさんある...


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転職は、やめておく

【1】

「仕事」への不満から、転職したいと考える人は多い。だが、不満
から転職するようでは、転職しても何も変わらない。転職先で、再
び同じ不満を抱くだけだ。

第一、転職には、様々なリスクが伴う。まず人間関係をイチから作
らねばならない。同じ会社に長く勤め、会社の人や取引先との連携
がよくなったからこそできる仕事もたくさんある。

また、転職で年収が下がってしまう人は少なくない。さらに、いざ
という時、生え抜き社員より先にリストラの対象になったり、出世
が遅くなることも少なくない。天職はリスクが高いのだ。

変えるのは「会社」でなく、自分自身であるべきだ。自分の「考え
方」を変えるのだ。そうすることで、本当に仕事が楽しくなり、人
生を幸せに生きることができるようになるのだ。

【2】

誰しも、会社には何かしら不満を抱いているものだ。ただし、会社
で成果を上げている人と、あまり結果につながっていない人とでは、
大きな違いがあるものだ。

それは「不満とどう向き合うか」だ。成果をあげている人は、会社
を変えずに考え方を変え、不満と前向きに向き合うのだ。

考え方を変えるには、今の位置を確認することだ。まず、会社への
不満を、正直に紙に書く。不満は「人間関係」「待遇」「仕事内容」
の三つに要約できるはずだ。

次に、書き出した不満を読みあげてみることだ。その中に、自分で
解決できることは一つもないはずだ。それなのに、その解決策を、
転職に求めるべきではない。転職先にも、同じ不満があるからだ。

不平・不満は、たいてい感情的なものだ。感情に任せて行動しまう
と、失敗の可能性を高くする。もう一度、冷静になって、分析して
みることが大切だ。

【3】

転職の理由が、ステップアップのためという人も少なくない。ステ
ップアップとは、自分の能力を高めることだが、それは今の会社で
はできないことなのか考えてみてほしい。

ほとんどの人は、夢や目標を掲げながら、その実現のために何もし
ていない。明確な夢や目標を持っていても、チャレンジしなければ、
何も変わらない。それは転職しても同じだ。

それでも転職を考えるなら「目的」と「目標」をはっきりさせるこ
とだ。「目的」とは、将来のあるべき姿、「目標」は、目的を達成
するための具体的な事柄だ。

たとえば、「ダイエットして、異性に注目される女性になりたい」
というのは「目的」だ。この「目的」を達成する具体的手段として、
「毎日30分ジョギングする」と考えるなら、それが「目標」だ。

このように「目的」と「目標」の二つを明確にすることだ。そうす
ることで、仕事を楽しめるようになるはずだ。

【4】

「給料が安い」という理由で転職を考えるなら、絶対に今の会社に
踏みとどまるべきだ。今、あなたが会社からもらっている給与が、
あなたの市場価値だからだ。

仮に、あなたの市場価値が、今の給与より高いなら、もっと給与の
高い会社に転職するのも構わない。だが、たとえ転職しなくても、
いずれ適正な市場価値まで、給与は上がるはずだ。

なぜなら、給与は、同じ業界、規模ではバランスがとれているから
だ。社内でも、公平性は保たれている。もし、社内で高い給与を得
ている人がいるなら、それはプレミアムを与えられているのだ。

プレミアムには二つある。ひとつが年功、もう一つが過去の貢献だ。
このような理由で、市場価値以上の給与をもらっている人はいても、
市場価値より著しく給与が少ないことはあり得ない。

例外的に、外資系は給与が高い。それは、リスクが高いからだ。現
在の結果だけでしか評価されず、成績が不振となれば、すぐに解雇
されてしまうのが普通なのだ。

外資に限らず、転職で大幅に年収がアップするような場合は、リス
クプレミアムが上乗せされていると考えるべきなのだ。

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本書は「仕事がつまらない」「職場の人間関係がうまくいかない」
「正当に評価されていない」などと悩む、迷えるビジネスパーソン
に、働き方を説く本です。

最近、若いビジネスパーソンに働き方をアドバイスする本が増えて
います。書店にもたくさん並んでいます。それだけ、職場で戸惑う
人が増えているのでしょう。

にも関わらず、彼らに気の効いたアドバイスができる人は、減って
います。それを担うべき中堅層が、転職やリストラなどで、職場か
ら抜けてしまったことも一つの原因です。

そんな上司に代わり、若い世代に道しるべを示す本が、今、求めら
れています。本書は、そんな数ある類書の中でも、お勧めの一冊で
す。

語り口はソフトですが、日和ったりせず、毅然としています。かと
いって、説教口調でも、上から口調でもありません。あたかも部下
思いの上司や、先輩のアドバイスのようです。

これまでたくさんのビジネスパーソンと接し、著者自身も悩み、克
服してきた体験から身につけたことがベースになっているからこそ、
書ける内容なのだと思います。

読者に伝えたいという著者の思いや情熱が、紙面からストレートに
伝わってきます。読めば、勇気づけられ、明日の活力になるはずで
す。

仕事にやりがいが見いだせなくなっている方、職場で迷っている方、
夢や目標を見失っている方、そういう人たちにアドバイスをする立
場にある人たちにもお勧めします。

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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2011
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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

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