HOME > ビジネス選書&サマリー > 無料版・バックナンバー > ラクに勝ち続ける働き方

ビジネス選書&サマリー

無料版・バックナンバー

解除ご登録

ビジネス選書&サマリーのバックナンバーをご覧いただけます。


f

2011/03/25
ラクに勝ち続ける働き方

ラクに勝ち続ける働き方

無理せず、成果を上げ続けるには?
長引くデフレやグローバル競争の激化などで、企業を取り巻くビジネス環境は大きく変わっている。新しい環境に適応し、生き残るために、企業は経営戦略や組織体制、事業方式などを見直している。当然、社員の「働き方」も変えるべきだ。だが、なぜかそこだけが見落とされ、意識すらされていない。そのため、いつまでも続けられない、体力勝負、時間勝負の働き方が蔓延している...


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■
■■       ビジネス選書&サマリー

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━<読者数56,369部>━
■今週の選書
■ラクに勝ち続ける働き方
■小室淑恵/幻冬舎
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★本書の詳細、お買い求めは、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344019547/tachiyomi
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆【弊社広告】大半がリピートされる優良媒体です。
https://www.bbook.jp/contact/advertisement.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■
■■選書サマリー  
■■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

無理せず、成果を上げ続けるには?

【1】

長引くデフレやグローバル競争の激化などで、企業を取り巻くビジ
ネス環境は大きく変わっている。新しい環境に適応し、生き残るた
めに、企業は経営戦略や組織体制、事業方式などを見直している。

当然、社員の「働き方」も変えるべきだ。だが、なぜかそこだけが
見落とされ、意識すらされていない。そのため、いつまでも続けら
れない、体力勝負、時間勝負の働き方が蔓延している。

特に、20代後半から30代になると、一通り仕事に慣れてくる。周
りを見渡す余裕も出てくる。その一方で、自分のこれからのキャリ
アと人生について考えるようになる。

その時、いまの仕事について「このまま続けていいのか」「何か違
うのではないか」というモヤモヤ感を持つ人もいるはずだ。一度、
自分の働き方をじっくり考えてみるべきだ。

【2】

モヤモヤ感の原因は、自分のやりたい仕事をしていないことと思わ
れている。しかし、最大の原因は、働き方そのものにある。働き方
自体に無理があると、希望の仕事や職種に就いても問題が生じる。

また、自分の夢を追求したり、興味や関心を深めたりする時間がな
くなり、精神的にも辛くなる。自分に合った仕事かどうかは、仕事
を通しての達成感や、やりがいに左右されるのだ。

どこか遠い世界に「青い鳥」を探すより、自分の足元、すなわち毎
日の働き方を変えることを優先したほうがいい。不思議なことに、
それだけで、すべてがうまく回り出すのだ。

【3】

働き方を見直すといっても、抽象的でよくわからないかもしれない。
いままでのやり方が嫌いではないし、慣れ親しんでいるという人も
いるはずだ。

しかし、こうした「なんとなく、今のままでいいんじゃないか」と
いう態度こそ、とりわけ若い世代には要注意だ。なぜなら、若い頃
の「働き方」が10年後、20年後の実力や評価につながるからだ。

たとえば、あなたの周りに、こんな上司や先輩はいないだろうか。
いつも愚痴や会社の批判ばかり言っている人、部下から何かを提案
された時、まず否定から入るマネージャーなど。

彼らが、こうした上司や先輩になってしまったのは、本人の性格や
能力よりも、若いころの「働き方」の影響だ。今の若い人たちも、
彼らと同じような上司や先輩社員になる危険があるのだ。

【4】

「働き方」を変えることに切迫感を感じていない人に、もう一つ考
えてほしいことがある。それは、仕事における結果の出し方の変化
だ。

高度経済成長時代は、仕事に時間さえかければ、それに比例してア
ウトプットが増えた。一つでも多くの仕事をこなせば、ノウハウや
スキルが身につき、それが10年、20年と通用した。

しかし、これからは違う。かつて職人技と考えられていた仕事も、
ITを使うことで、簡単に短時間でできるようになる。ビジネス上
のノウハウやスキルの「賞味期限」はどんどん短くなっているのだ。

マーケットの変化は速く、ニーズは分散、多様化している。経験の
長い人より、門外漢の視点や素人の発想のほうが、ヒットにつなが
ることも珍しくない。結果の出し方が大きく変わってきているのだ。

このことに気づかないまま、以前の経済環境や、ビジネスモデルに
沿った働き方を続けても、努力が成果に結びつかず、徒労感ばかり
が募ることになるのだ。

これからの働き方は「ラクに勝ち続ける働き方」だ。時間や気力、
大量に頼るのでなく、周りと協力しながら、きちんと結果を出し、
成長し続けることが重要になるのだ。

これは、個人の好みや価値観の問題ではない。社会の大きな流れか
ら見ても必然だ。企業にとっても、国にとっても、絶対に必要にな
ってくる働き方なのだ。

★本書の詳細、お買い求めは、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344019547

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■
■■選書コメント
■■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本書は、現役のビジネスパーソンに、新しい時代の働き方の必要性
を説き、その具体的なやり方や、進め方を説く本です。著者は、ワ
ーク・ライフバランスでおなじみの小室淑恵さんです。

タイトルには「楽に」とか「勝つ」とかありますが、決して「手を
抜いて、一人勝ち」といった安易なことでなく、精神力や長時間労
働に頼らず、大きな成果を上げ続けることを目指します。

ビジネス環境は大きく変わりましたが、仕事のやり方は、あまり変
わっていない、そう著者は言います。確かに私が社会に出たのは、
20年前ですが、当時と比べても、根っこは変わっていません。

しかし、さすがに従来のやり方では、これからの時代は乗り越えら
れそうにもありません。では、どうすればいいのか、その方法を、
教えてくれるのが本書です。

働き方の本であって、よくあるビジネス小ネタ集ではありません。
新しい働き方ついて、発想転換から、効率化スキル、体調とメンタ
ルコントロール術、家庭マネジメント力の点から提唱してくれます。

「組織に帰属している以上、組織のやり方に従わざるを得ない」と
いうむきもあるでしょう。しかし、今後、組織は崩壊するかもしれ
ませんし、組織を飛び出す日も来るかもしれません。

そんなときに備えて、今から市場価値を高める努力は、誰であって
も始めておくべきだと思います。幸い、組織の制約の中でも、個人
にできることは色々あります。

本書に紹介されるのは、そんな、個人レベルでも実行できるやり方
の数々です。少しずつでも取り入れれば、やがて大きな結果につな
がるはずです。

周囲と良好な関係を保ちつつ、心身ともに健康で、家庭も充実して
いる、そんな新しい時代のビジネスパーソンを目指す人に、年代、
性別を問わずお勧めします。

──────────────────────────────
◎バックナンバー→ https://www.bbook.jp/backnumber
◎ご意見、お問い合わせ、→ info@kfujii.com
◎登録、変更、解除→ https://www.bbook.jp/mag.html 
──────────────────────────────
発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2011
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ツイートする FACEBOOK いいね! このエントリーをはてなブックマークに追加

主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

東京事務所:
〒101-0052
東京都千代田区神田小川町3-10 新駿河台ビル4F
Tel.(03)6273-7950
Fax.(03)6273-7951

企業情報はこちら

著者の方へ

広告掲載についてはこちら

TOP