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2011/04/22
１日３分! 天才に変わる方法

あなたは、すでに天才です
人は本来、誰でも天才だ。たとえば、日本人であれば、優秀なハーバード大学の大学院生よりも上手に日本語を操ることができる。つまり、能力の開花は環境によって決まるのだ。ところが、ちょっとしたつまずきで自信をなくし、自分が天才であることを忘れてしまっている。その大きな原因が学校教育だ。学校では「自分はできない」ということを信じ込まされてしまうのだ...

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■１日３分! 天才に変わる方法
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あなたは、すでに天才です

【１】

人は本来、誰でも天才だ。たとえば、日本人であれば、優秀なハー
バード大学の大学院生よりも上手に日本語を操ることができる。つ
まり、能力の開花は環境によって決まるのだ。

ところが、ちょっとしたつまずきで自信をなくし、自分が天才であ
ることを忘れてしまっている。その大きな原因が学校教育だ。学校
では「自分はできない」ということを信じ込まされてしまうのだ。

この、潜在意識に刻み込まれた「自分へのダメ出し」を変化させる
べきだ。さもなくば、能力をフル活用して目標を達成し、夢を実現
することはできない。必要なのが、集中力の強化と練習の継続だ。

【２】

天才の能力をよみがえらせるには「これは楽勝だ」という感性を持
つことだ。人は「楽勝」と思ったことは、簡単に達成してしまうも
のなのだ。

「楽勝」と思えれば、即座に行動を起こすことができる。そう思え
なければ、初めの第一歩の行動すらやる気がしない。だから、初め
に「楽勝」と思うことが大事なのだ。

では「楽勝」と思えることと「自分には無理そうだ」ということの
違いは何か？「楽勝」と思えることは「すぐにできてしまうこと」
で「難しそう」と感じることは「時間がかかる」と思えることだ。

ならば、まずストレスを感じないレベルで「これくらいなら楽勝」
というハードルを一段飛び越えてみることだ。その第一歩を踏み出
すだけで、集中力が高まり、興奮していくのだ。

また、勉強は達成感がなければ続けられない。ところが、勉強は、
達成感を得るのに時間がかかる。だから、報酬を習慣化するプログ
ラムをつくることが大切なのだ。

【３】

一般に勉強とは「モノを暗記する」ことだ。実際、試験の大半は知
識量を問うものだ。たくさんの知識を記憶した人が、頭がいい人と
評価される。

試験の結果が悪く「自分は記憶力がない」と思ってしまうと、本当
に能力が下がってしまう。反対に「自分には、記憶する力がある」
という体験ができれば、記憶の力は劇的に伸びる。

記憶力をアップさせるには、イメージだ。たとえば、５分で徳川の
歴代将軍を覚えるなら、まずあなたの体の部位に番号をつけること
だ。頭１、額２、目３といった具合だ。

この基本番号を覚えておく。そして１は「頭金が安い家」＝「家康」、
３は「暗い家で目だけが光っている」＝「家光」というように関連
させて覚えていくのだ。

このように、イメージと記憶を結びつければ、もう暗記は苦痛では
なくなる。しかも、このやり方なら、覚えたことを引き出す作業も
上手くいく。

こうして、一つずつ、覚える経験を繰り返していくことだ。すると、
自分の中で閉じていた能力の扉が、次々に開いていくのだ。

【４】

記憶を引き出すには「書く」「口に出す」「人に教える」というト
レーニングが大切だ。まず、試験やテストは、答案に書けるかどう
かを問われる。知識があっても、書けなければ得点できないのだ。

だから、勉強で結果を出し、合格する人は、書いてアウトプットす
るトレーニングをしている。

次に、口に出すことだ。こうすることで、記憶に焼きつけられ、思
い出すのが簡単になるからだ。音のリズムで思い出すというメリッ
トもあるし、反復することにもなる。これが効果的なのだ。

三つ目に、人に教えることだ。または、人に分かりやすく教えよう
とすることだ。こうすることで、教えている自分自身の理解が深ま
るのだ。

仕事も同じだ。いかに手、口、足を動かすかが勝負だ。書くのは手、
話すのは口、教えるのは会って話すから足だ。記憶は全身で行うも
のだ。この３つを繰り返せば、アウトプット力も強まるはずだ。

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■■選書コメント
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夢を叶えるために、無理せず、確実に勉強を続ける方法を解説する
本です。理想の習慣を作り、知らずに目標達成をすることができる
ようになります。

タイトルに「天才」などとありますので、最初は「自己啓発系の、
ちょっと怪しい本か」と思いました。しかし、読んでみると、勉強
の効率を上げるための習慣づくりを教える、まじめな本でした。

著者は、習慣教育の第一人者で、元カリスマ塾長として知られる方
です。著者のメソッドを活用した受講生たちが、さまざまな分野で
著しい成果を上げたため、マスコミでも話題になりました。

本書では、効果を高める上で大切な能力を「集中力」「継続力」「記
憶力」の三つとし、それぞれを効果的に高めるための方法を、一つ
一つ丁寧に教えてくれます。

また、これをサポートするツールとして、著者が独自に開発したツ
ール「アントレシート」を紹介し、その具体的な使い方をかなり詳
しく解説しています。

さらに、著者は「部屋の状態は頭の状態」という信念のもと、整理
整頓の大切さを説きつつ、どうすれば部屋が片付くのか、簡単なや
り方を紹介してくれます。

スキルアップや資格試験など、社会人で、勉強をがんばる方に向け
て書かれた本ではありますが、学生や、子供に勉強を教えている親
御さんにもお勧めできます。

また、本書が教えるやり方は、良い習慣を定着させることに主眼を
置くやり方です。そのため、勉強にとどまらず、スポーツや仕事な
ど、あらゆる分野で効果が得られるはずです。

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