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2011/08/05
トップビジネスパーソンの7つの反常識

トップビジネスパーソンの7つの反常識

忙しい人は、できる人なのか

「忙しそうに見える人」と「できる人」は違う。たとえば、頻繁に携帯に電話がかかってくる人がいる。そんな人を、仕事ができる人と思い込んでいないだろうか。しかし、これは間違いだ。ケータイに次から次へと着信があるのは、単に忙しいそうで「仕事ができる」ように見えるだけだ。本当は、自分の仕事がコントロールできていないのだ...


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■今週の選書
■トップビジネスパーソンの7つの反常識
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忙しい人は、できる人なのか

【1】

「忙しそうに見える人」と「できる人」は違う。たとえば、頻繁に
携帯に電話がかかってくる人がいる。そんな人を、仕事ができる人
と思い込んでいないだろうか。

しかし、これは間違いだ。ケータイに次から次へと着信があるのは、
単に忙しいそうで「仕事ができる」ように見えるだけだ。本当は、
自分の仕事がコントロールできていないのだ。

電話をするほうも、本当は電話などしたくないはずだ。それでも、
電話をかけざるをえないのは、緊急の用件があるか、判断を仰ぎた
いからだ。

「できる人」とは、つねに質の高い仕事をして、お客さんや周りの
人が喜ぶ成果を出し続けている人だ。忙しさはとは無関係だ。忙し
くても質の高い成果が出ていなければ、それはムダな作業なのだ。

【2】

できる人は、人前ではケータイを使わないだ。理由は2つある。ま
ず、普段から仕事の段取りがうまくできているからだ。相手から問
い合わせがくることが少ないのだ。

もうひとつは、目の前の仕事や、人に対して全力で向き合っている
からだ。いくら段取りよく仕事をしていても、まったく電話がかか
ってこないことはないはずだ。

それでも、できる人は電話に出ない。理由は、商談や会議に集中し
たいとき、電話をとると、集中力が途切れ、効率も、生産性も高め
ることができないからだ。

それに、かかってきたケータイに出ることを優先すれば、商談や会
議に参加している人たちの信頼を損なうからだ。人は、誰だって「大
切にされたい」という気持ちを抱いている。

ところが、商談や会議に参加している人よりも、ケータイを優先さ
せてしまえば、相手はあなたが「自分を軽んじている」と思うはず
だ。あなたは、相手の信頼を失ってしまうのだ。

【3】

できる人は身勝手だ。ただし、ここでいう「身勝手」とは、単なる
わがままではない。自分が得たいものや、達成したいこと、願望や
目標に関して貪欲な人のことだ。

それが、ときには周りから"身勝手"と見られる言動になる。だが、
やりたいことや、目標に対するひたむきな情熱や身勝手さは、相手
の心にも響くものだ。

しかも、やるべきことに貪欲に取り組んでいれば、成果が出やすく
なる。成果が出れば、ますます周囲の評価は上がっていく。

だから、願望や目標に関して身勝手な人は、結果的に周りの人の協
力が得やすくなるのだ。心からやりたいことをやっていれば、身勝
手さは、その人の魅力になるのだ。

【4】

できる人になりたければ、モチベーションを高めることだ。そのた
めには「自分が輝ける場所」を作り出すことだ。身勝手な人は「自
分がどこに立てば輝いていられるか」を知っているものだ。

「自分は輝ける場所にいない」思うなら、自分の心の底にある思い
や情熱にフタをしている可能性がある。失敗を恐れたり、周りの目
を気にしたりし過ぎているのかもしれない。

「何も障害がなければ、何をするだろうか?」そんな風に自分に問
いかけてみるべきだ。すると願望や目標が明確になるはずだ。

こうして、自分がやるべきことが明らかになったら、そこで"身勝
手さ"に突き進めばいい。これが、輝ける自分に近づくための第一
歩だ。

ポイントは「自分がやりたいこと」「成し遂げたいこと」を周りの
人にも伝えておくことだ。なぜなら、自分ひとりだけで成し遂げら
れる願望や目標は、あまりないからだ。

情熱をもって「やりたい」という気持ちを、組織に向けて伝え続け
るべきだ。やがて、自分が本当に輝くことができる舞台が、少しず
つ整うはずだ。

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■■選書コメント
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「頻繁にケータイの着信がある」「気遣いを忘れない」「新聞をす
べてチェックする」など、「できる」ビジネスパーソンの一般的な
イメージに異を唱えます。

そして、正しい思考と言動、そして自らを変革する方法を教えます。
その結果、本当の意味での「できる」人になって、ビジネスも人生
も好転させることを目指します。

著者の野口秀一さんは、企業研修や講演などで人材開発をされてい
る方です。お仕事の体験や、自らの経験を生かしながら「どうすれ
ば、本当のブランド人になれるか」をわかりやすく教えます。

本書では、各章「できる人」のイメージを覆すところから始まりま
す。最初は面食らいますが、読めばきわめてまともで、納得できる
ことばかりです。

たとえば、着信が多いのは「仕事を丸抱する人」や「仕事を完了さ
せる意識が乏しい人」で、彼らに「人を使うこと」や「ゴールのイ
メージを持つこと」を勧めます。

自己啓発書を読んだり、セミナーに参加しても、上滑りの理解をし
たり、上っ面のテクニックにとらわれていると、かえって悪い方向
に行ってしまいます。

本書も「できるビジネスパーソンは身勝手」と言いながら、真意は
「気遣いを忘れるほど、ひたむきにやれ」ということです。ただ、
身勝手なだけでは、かえって状況は悪化します。

というわけで、トップビジネスパーソンを目指す若いビジネスパー
ソン、中でもビジネス書を読んだり、セミナーに参加したりしなが
ら、なかなか成果が出ないという人に、一読をお勧めします。

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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2011
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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

東京事務所:
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