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2011/08/26
「新しい働き方」ができる人の時代

「新しい働き方」ができる人の時代

大きな成果を約束する「働き方」の新常識

もっと活躍できるスキルと才能を持っているはずなのに、周りがそうさせてくれなかったり、一歩前に進むことを恐れて力を発揮できなかったりする人がいる。ただ上から言われた通りの仕事をして、賃金を得るために働く、そんな「近視眼的な働き方」に陥ってしまっている人が、どの会社にもたくさんいるのだ...


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■■       ビジネス選書&サマリー

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━<読者数55,380部>━
■今週の選書
■「新しい働き方」ができる人の時代
■セス・ゴーディン
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■■選書サマリー  
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大きな成果を約束する「働き方」の新常識

【1】

もっと活躍できるスキルと才能を持っているはずなのに、周りがそ
うさせてくれなかったり、一歩前に進むことを恐れて力を発揮でき
なかったりする人がいる。

ただ上から言われた通りの仕事をして、賃金を得るために働く、そ
んな「近視眼的な働き方」に陥ってしまっている人が、どの会社意
にもたくさんいるのだ。

10年前なら、そういう人でも評価された。当時はまだ社会が型には
まった人間を必要としていたからだ。それでも十分な報酬と待遇が
与えられていたからだ。

しかし、このような仕事のやり方が通用する時代は、終わりを告げ
ようとしている。厳しい時代だが、自分の価値を知り、活躍し、周
囲からも評価されるように自分を成長させるチャンスでもある。

【2】

チャンスを活かすには、まず社会のありようが変わったことを理解
することだ。そして、自分が現在、どんな地位・職責にいても「あ
なたが絶対に必要不可欠だ」といわれる人材になることだ。

そのためにまずできることは、あなた自身が「変わろう」と思うこ
とだ。ものの見方や、社会への貢献の方法、働き方を変えることだ。
社会で活躍するすべての人が、変わるべきなのだ。

みなさんの職場にも、こんな人がいないだろうか。「役人気質の人」
「形式主義者」「マニュアルだけで動く人」などだ。今の時代、こ
れらの人は、組織にもっとも必要のない存在だ。

今、社会が必要としているのは「絶対不可欠」な人々だ。たとえば、
「ユニークな発想ができる人」「問題意識をもてる人」「会社を引
っ張っていく人」「積極的に人とのつながりを作る人」などだ。

つまり、全体をまとめ、変化を起こせる人たちだ。まだそれに気づ
かない企業や、気づいていても公に表明していない企業はある。だ
が、今、求められているのは「自分で価値を創造できる」だ。

【3】

工場でマニュアルに従い、指示されたことをやり、対価として収入
を得るというシステムは崩壊した。私たちに残された道は一つだ。
「アーティストのように、才能を全開にして働くこと」だ。

これは「働き方の新しいバージョン」ともいえる働き方だ。「アー
ティスト」というと、普通は絵を描いたり、音楽を作ったりして、
自由気ままに暮らす芸術家のことだ。

しかし、ここでいう「アーティスト」とは「豊かな発想をもち、既
存の枠にとらわれず、自由に、新しい価値を生み出していける人」
すべてを指している。

彼らは、どんな組織でも「かなめ」になる重要な存在だ。彼らがい
なければ「必要不可欠な人」がすっぽり抜けたような空気が生じる。
これからは、どんな仕事でもこの心構えが絶対必要になる。

【4】

かつて、経済学者のマルクスは「人々は有産階級と無産階級に分裂
した」と指摘した。有産階級は工場を経営し、無産階級は資本家に
頼っていた。200年以上の間、社会にはこの区別がはっきりあった。

ところが、現在は事情が違ってきている。無産階級の人たちも生産
手段を持つようになったのだ。人々はインターネットを使って自分
で組織をつくれるようになった。

頭脳が工場にとって代わり、アイデアや創造性、人とかかわる能力
が重視されるようになった。このような状況では、資本は重要では
ない。ここに第三の階級となる「かなめになる人」が現れたのだ。

それが、アーティストのように、才能を全開にして働く人だ。彼ら
は、外にあるものではなく、自分の内側にあるものを利用して価値
を生み出し、地位を築いていく。

企業も、個性を発揮して会社に貢献した従業員にだけ金を払い、そ
れ以外の人々は、切り捨てるようになった。彼らが登場したことで、
これまでのルールは、大きく変わってしまったのだ。

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■■選書コメント
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本書は、社会の急激な変化によって、旧来の働き方が通用しなりつ
つあることを教えます。その上で、これからはどんな働き方をすべ
きなのか、新しい働き方を提示します。

著者、セス・ゴーディン氏は、アメリカで大変人気のある人物です。
彼の著作『パーミッションマーケティング』『「紫の牛」を売れ!』
などは、かつて日本でも、ベストセラーになりました。

今回は、そのセス・ゴーディン氏が、新しい時代の働き方を描いた
本です。全米ではすでにベストセラーになっています。日本では、
あの神田昌典さんが監訳しています。

アメリカに限らず、日本はじめ世界中で新しい働き方が模索されて
います。旧来の仕組みが機能しなくなった今、求められる人材、働
き方が変化しているのです。

ビジネス書の世界でも「新しい働き方」は、大きなトピックです。
しかし、旧い働き方が機能しないことは指摘できても「新しい働き
方」を具体的に描くことは容易ではありません。

本書は、そこを見事に提示してくれます。単なる問題提起でなく、
読者の具体的な行動につながるレベルにまで落とし込んで書かれて
いるのです。

著者は、これからは誰もが「才能をフル活用する表現者、アーティ
スト」になるべきだといいます。その具体的な人物像を描きつつ、
「どうすれば、そうなれるのか」まで示してくれます。

日ごろから自分を磨く努力を怠らない人にも、現在の仕事に限界を
感じていて打開策を模索している人にもお勧めです。新しい時代に
向け、どちらに向かうべきかを教えてくれるはずです。

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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2011
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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

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