ビジネス書を読みこなすビジネスパーソンの情報サイト

2013/01/25
時給800円のフリーターが３年で年収1000万円に変わる仕事術

大事なことは「スピード」そして「感謝」

人間は、変われるのか？学歴も、知識も、経験もほとんどない、もっといえば「フリーター」や「引きこもり」のような人間でも、変わることは可能なのか？答えはシンプルだ。「誰でも、最低年収1000万円は稼げる」ようになれる。事実、私の会社にいる人財のほとんどが、元暴走族、キャバクラ嬢、フリーターなど社会的には「落ちこぼれ」だ...

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■今週の選書
■時給800円のフリーターが３年で年収1000万円に変わる仕事術
■松田元
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★本書の詳細、お買い求めは、
→ http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4806146048/tachiyomi
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■
■■選書サマリー　　
■■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

大事なことは「スピード」そして「感謝」

【１】

人間は、変われるのか？学歴も、知識も、経験もほとんどない、も
っといえば「フリーター」や「引きこもり」のような人間でも、変
わることは可能なのか？

答えはシンプルだ。「誰でも、最低年収1000万円は稼げる」ように
なれる。事実、私の会社にいる人財のほとんどが、元暴走族、キャ
バクラ嬢、フリーターなど社会的には「落ちこぼれ」だ。

彼らには失礼だが、入社時点の仕事能力は時給800円のコンビニの
バイト店員と同じだ。しかし、３カ月で上場企業の第一線の営業マ
ンと肩を並べ、会社に年数千万円の利益をもたらすようになる。

そして、３年後には、年収1000万円の一流の社会人になっている。
そのために重要なことは「スピード」と「感謝」の２つだ。この２
つをひたすら最優先に考え続ける。それだけだ。

むろん、彼らと同じように、あなたにもできる。誰でも年収1000
万円稼げるようになれることを保証する。知識も経験も特別な能力
もいらない。ただ実行するのみだ。ぜひ、挑戦していただきたい。

【２】

時間には、大きく分けて２種類ある。１つは受動的にただ浪費する
だけの時間だ。これを「ディフェンスタイム」という。何も考えず、
「ぼーっ」としたり、テレビを見たりする時間だ

もう１つは、アクティブに時間を運用し、常に新しい価値を生み出
す、攻める時間だ。これを「オフェンスタイム」という。読書や交
流会への参加が代表例だ。

できるビジネスパーソンは、いうまでもなくオフェンスタイムしか
使わない。従って、稼ぐ人はテレビを見ないし、与えられた時間を
「仕事の成果」に直結するだけに使う。他の無駄な時間は使わない。

【３】

仕事ができる人は早歩きだ。だらだら歩かない。逆に仕事ができな
い人は、とろとろ歩いている。だらだら、とろとろ歩いている時間
は「人生の無駄」だ。

どんなビジネスパーソンでも、通勤や客先への移動などで、１日約
２時間は歩く。歩行速度は時速約４キロだから、８キロは歩く。こ
の速度を仮に２倍にできれば、毎日60分前後の移動時間が浮く。

１カ月30日として、月間でなんと1800分、30時間も余る。仮に、
時給3000円分の仕事ができるとすると、早歩きをするだけで、毎月
９万円も得することになるのだ。

早歩きは運動になるし、脳にもよい。しかも余計なお金がかからな
い。意識を変えるだけだ。だから、とにかく速く歩くことだ。年収
の高さは、歩くスピードと比例するものと心得るべきだ。

忙しいビジネスパーソンにとって、ドタキャンされることは腹が立
つ。しかし、「ドタキャンされたことを喜ぶ発想」を持つべきだ。
なぜなら、ドタキャンのおかげで「時間が余る」からだ。

たとえば、メールや提案資料の作成ができる。特におすすめなのは、
ドタキャンされた時にしかない仕事、すなわち「ドタキャン業務」
をつくっておくことだ。

【４】

ドタキャンで余った時間は、普段、連絡を取らないような人に連絡
を取ることもできる。または、昔お世話になった人にお礼をすることもできる。

自分の時間は管理できても、相手の都合まで管理できない。しかし、
その事実まで予定に組んでおき、管理してしまうのだ。これぞ、時
間に支配されない時間術だ。

また、飲み会には90分以上参加するべきでない。飲み会で必要なの
は、参加者の把握とビジネスの分析、コラボの可能性の３つを瞬時
に見極めることだ。あとは、後日ミーティングすればいい。

だらだら時間ばかり持って行かれる飲み会は、典型的なディフェン
スタイムだ。制限時間を設け、瞬時に飲み会全体を把握する能力を
見極めて欲しい。

こういう姿勢があれば、無駄な時間は極力減らすことができる。そ
の結果、持ち時間を、２倍、３倍にと、どんどん増やすことができ
るはずだ。

★本書の詳細、お買い求めは、
→ http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4806146048/tachiyomi

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■
■■選書コメント
■■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

若いビジネスパーソンが、最短・最速で、年収一千万円を超えるほ
どのビジネスパーソンになるために、何をどう考え、何をすればい
いのか教えてくれる本です。

著者の松田元氏は、創業以来、毎年対前年比200%で成長し続ける、
アズグループホールディングスという営業代行の会社を率いる社長
です。なんと、まだ28歳ということです。

この会社は、採用方針が実にユニークです。なんと「フリーター」
「挫折経験者」「スネに傷のある人」など、他が採りたがらない人
材を、積極採用しているのです。

理由は、彼らを即戦力にする「人財」育成・研修プログラムがある
からだそうです。本書は、その「最強」プログラムの70の鉄則を収
録したものです。

内容は「テレビは見るな」「会社から徒歩５分内に住め」「仕事に
疲れたら仕事をしろ」など、昭和の「モーレツ」を連想させるもの
で、今時の若者の発言とは思えないものばかりです。

しかし、これらの行為が流行らなくなり、誰もやらなくなったから
こそ、今の時代でこれらを徹底的にやれば、他に打ち勝ち、個人も
会社も伸びることは、著者が実績で証明しています。

最近はやりの「頑張り否定」「自分らしさ礼賛」のゆるいビジネス
書を読み慣れた人からすると、暑苦しいかもしれませんが、これこ
そ成果を出せる仕事術であることは間違いありません。

というわけで、これから仕事を始める方、始めたばかりの方、仕事
に行き詰まりを感じている方、学歴やキャリアにコンプレックスを
持っている方など、若いビジネスパーソンに広くお勧めします。

★本書の詳細、お買い求めは、
→ http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4806146048/tachiyomi

──────────────────────────────
◎バックナンバー→ https://www.bbook.jp/backnumber
◎ご意見、お問い合わせ、→ info@kfujii.com
◎登録、変更、解除→ https://www.bbook.jp/mag.html 
──────────────────────────────
発行元：（株）アンテレクト　藤井孝一 Copyright 1999-2013
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━