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2013/03/29
最短で最高の結果を出す「超効率」勉強法

最短で最高の結果を出す「超効率」勉強法

社会人は、こうやって勉強する

試験に合格するためには、はじめに学習計画を立てることだ。行きあたりばったりでは、やらなければいけないことを落としたり、やらなくていいことに拘泥していたりと、非効率な状態になりがちだ。学習計画を立てる際は、合格=「目標」を達成するためにやるべきことを書き出すことから始まる。目に見えるようにして、初めて頭の中を整理することができる...


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社会人は、こうやって勉強する

【1】

試験に合格するためには、はじめに学習計画を立てることだ。行き
あたりばったりでは、やらなければいけないことを落としたり、や
らなくていいことに拘泥していたりと、非効率な状態になりがちだ。

学習計画を立てる際は、合格=「目標」を達成するためにやるべき
ことを書き出すことから始まる。目に見えるようにして、初めて頭
の中を整理することができる。

全体像がはっきりしたら、次に優先順位をつける。得点配分が高い
とか、出題数が多いなど、その試験に合格するために、まず攻略す
るべき科目を、最優先科目としてロックオンするのだ。

優先順位をつけたら、具体的な時間配分を決める。重要性・緊急性
ともに高いものは、全体の40%以上の時間を配分するイメージを持
つといい。

【2】

学習計画では、まず試験当日から逆算して「いつ、何をすべきか」
という長期のリストを作る。長期のTODOリストは「3ブロック+1」
に分割して考える。

「3ブロック」とは、試験日から逆算し、試験1カ月前から1週間
前までの「直前期」、3カ月前から1カ月前までの「基礎力充実期」、
試験3カ月前までの「基礎力注入期」だ。

そして「+1」とは、1週間前から試験前日までの白紙の部分だ。
この期間を白紙にする理由は、状況に応じて柔軟に対応できるよう
にしておくためだ。

最初から試験前日までびっしり予定を組んでいると、予定の調整が
できなくなった場合に困ってしまう。「やろうと思っていることが
すべて終わるのは試験の後」では、笑うに笑えない。

期間を立てる時点では、直前期は細かく決めなくていい。学習状況
に応じて、直前期の学習内容は大きく変わるからだ。ただし、公開
模擬試験を受ける日程だけは、予定を空けておくことだ。

【3】

次に、中期のTODOリストを立てる。ここでは、2つの点に注意する。
まず「数値化」するだ。たとえば「公開模試までに」ではなく、日
付に置き換える。

こうして計画を数値化しておくことで「いつまでに、どのくらい」
分量をこなさなければならないかがはっきりする。これにより、勢
いに任せて無茶な計画を立てることがなくなる。

次に「細分化」する。たとえば、長期のTODOリストで「行政法の過
去問をつぶす」とする。これを中期のTODOリストで数値化すると、
「170問つぶす」という表現になる。

さらに、170問を解くのに、実際にどのくらいかかるのかを、きち
んと見極める必要がある。そのために、さらにこれを細分化する。

たとえば、行政法は6つの分野に分けることができる。そこで、○
○分野に○問というように、各分野にどのくらいの問題があるかを
確認するのだ。

こうして数値化と細分化をすることで、具体的に勉強するべき問題
数を知り、それを終わらせるのにどのくらいの時間がかかるかを正
確に把握することができる。途中で目標を修正することも楽になる。

【4】

さらに、短期のTODOリストでは、2週間で終わらせたい内容を書き
出す。○月○日に終わる予定と書いておけば、予定の修正が起きた
ときに、どのくらい当初予定からズレ混んでいるのかが分かる。

予備日を設けることも大切だ。急なスケジュール変更にも対応しや
すくなるし、予備日を使わずに計画を終えることができたときの気
持ち良さは、次の学習への意欲を高めることにもつながる。

最後は、毎日のTODOリストだ。毎日、何を消化すべきかを書く。た
とえば「文章題を10分で2問解く」などだ。その日の終わりに、予
定がどのくらい消化できたのかをメモし、反省点も書いておく。

もちろん、計画は一度立てたら終わりではない。どのくらい計画を
消化しているかについて、定期的に評価し、メンテナンスをかけ、
修正していかなくてはならない。

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合格するために必要な効率的な勉強のテクニックを、受験のプロが
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社会人であっても、継続的な勉強が求められる時代です。そんな時
代に、最低限度の努力で最高の結果を出すノウハウを、詳しく、分
かり易く教えてくれます。

著者は、資格の学校LECの大人気講師です。「覚え方より、思い
出し方」「浅く広く」「復習なしでも身に付く」など、時間のない
人が合格する「超効率」勉強法にも定評がある方です。

本書は、個別の試験の受験テクニックの本ではなく「学習計画」「時
間管理」「記憶」「問題集の使い方」「テスト直前対策」など、試験勉
強全般に必要な環境整備について解説しています。

内容は、かなり実践的で、勉強の優先順位の付け方や、時間配分の
秘訣、スケジュールの組み方など、読者が仕事をしていることを前
提に解説してくれます。

何を隠そう、私自身、社会人をしながら資格を取りましたが、本書
の内容は納得できるものばかりでした。時間配分のコツなどは、で
きれば自分の受験の時に知っておきたかったと思いました。

計画や、スケジュールの組み立ては、忙しい社会人にはキモになる
所です。初めに誤ってしまうと挽回が大変です。この点に紙面が割
かれている点が魅力的です。

もちろん、資格に限らず、あらゆる受験勉強に応用できる内容です。
資格に挑戦する社会人だけでなく、普通の受験生や、受験生を指導する
立場にある人にも、一読をお勧めします。

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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2013
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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

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