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2013/04/26
チャンスを逃さない技術 勝負どころで「動ける人」に変わる

チャンスを逃さない技術 勝負どころで「動ける人」に変わる

人生は一度きり、チャンスをつかめ!

成功したければ、チャンスを見出し、うまくつかまえることが必要だ。ただし、チャンスには特徴がある。まず、人生と同じように日常に転がっているものだ。たくさんあるわけでも、少ししかないものでもない。どこにでもある、ごくありふれたものだ。これを見落してはならない...


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■今週の選書
■チャンスを逃さない技術 勝負どころで「動ける人」に変わる
■ヘルマン・シェーラー
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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534050585/tachiyomi
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■■選書サマリー  
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人生は一度きり、チャンスをつかめ!

【1】

成功したければ、チャンスを見出し、うまくつかまえることが必要
だ。ただし、チャンスには特徴がある。

まず、人生と同じように日常に転がっているものだ。たくさんある
わけでも、少ししかないものでもない。どこにでもある、ごくあり
ふれたものだ。これを見落してはならない。

チャンスがめったに見つからないものと思われているが、特別な才
能のある人が、特別な見方をして見つけるものではない。ただし、
それはカモフラージュされているに過ぎない。

このことに気づければ、人生のいたるところにチャンスを見つける
ことができるはずだ。最初はチャンスと思えなくても、後で見たら
チャンスだったということもよくある。

失敗は、むしろしたほうがいい。本物のチャンスは、失敗に潜んで
いることが多い。一見、ただの挫折に見えることも、実際はチャン
スだったということが少なくないのだ。

【2】

ビジョンなど必要ない。今は、やたらとビジョンが求められる時代
だ。だが、ビジョンを持つために、わざわざ何かしなければならな
いとしたら本末転倒だ。

最初にあるべきは「解決すべき難しい問題」だ。それは、いつでも
チャンスのきっかけになってくれる。なぜなら難しい問題の裏にこ
そチャンスが潜んでいるからだ。

自力で問題解決できる人は、一定期間、一人で戦った人だ。自分で
選び、主導権を取れる人が強いのだ。それこそが経済の原則であり、
世界の原則だ。

難しい問題を、他人より上手に解決できれば、他の問題もうまく解
決できる。これができるようになれば、成功街道まっしぐらだ。ま
ずはがむしゃらにチャンスを追うべきだ。

【3】

チャンスは、未来にない。むしろ目の前に落ちている。チャンスが
なさそうでも、今、現在に専念するべきだ。重要なことは、最初の
一つを見つけることだ。

チャンスはつながったり、固まったりしやすいからだ。あとから見
てみると、すべては単純な1本の線のようにつながっているものだ。
その結果に至ったのは、当然だと思えるはずだ。

また、チャンスは繰り返すものだ。成功する人が少ないのは、自分
の頭で十分考えてから行動する人が少ないからだ。多くの人は、怖
がって考えることを放棄し、せっかくの種火を消してしまう。

チャンスには、ルールなどない。そして、チャンスは自分がいる場
所に潜んでいる。ぼんやり夢を見たり、計画を立たりするくらいな
ら、毅然と立ち向かうことだ。これこそが成果につながるのだ。

【4】

潜在的なチャンスを活かした例を挙げる。ニューヨークの観光地に
エンパイアステートビルがある。この展望台のチケットは、15ドル
だが、チケットを買うのに長蛇の列に並ぶ必要がある。

ところが、30ドル出して高速パスのチケットを買えば、優先的にエ
レベーターに乗れることがわかった。私は迷わず高速パスのチケッ
トを買い、長蛇の列を横目にさっさとエレベーターに乗った。

夜景を楽しみ、下まで降り、再び長蛇の列とすれ違うと、先ほど見
かけた顔の人々がまだ並んでいた。ある人は、私を見て「待たずに
エレベーターに乗った人がいる」と文句を言った。

そこで、私は高速パスの存在を教えた。しかし、彼らは不満げだっ
た。そこで、別の選択肢として、他の高層ビルを勧めた。そこでも
きれいな景色が見えるし、行列も長くないからだ。

しかし、結局彼らが選んだのは、数ある選択肢のなかでも最悪の「並
び続ける」ことだった。彼らは、問題だらけのプランに固執し、目
の前のたくさんのチャンスを活かさなかったのだ。

群衆のルールを逸脱する行為は、反感を買うし、罪悪感を覚えるこ
ともある。だが、そのせいで発想が硬直化したり、合理的な行動が
とれず、チャンスを逃してしまうことも少なくないのだ。

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■■選書コメント
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成功するには「チャンス」を見つけ、しっかり捕まえることです。
本書は、そのために必要な心構えや、考え方、行動パターンなどを
教えてくれる本です。

「チャンス」は、待っていてもやってきません。かといって、探し
求めれば、見つかるものでもありません。実は、目の前に、当たり
前のようにあるものなのです。

問題は、見えにくくなっていることです。そんな、日常に潜む「チ
ャンス」を見つけ、捕まえられる人だけが成功します。ダメな人は、
チャンスに気づかず、一生を終えることになります。

著者は、経営コンサルトで、講演家のドイツ人です。クライアント
は、BMWやルフトハンザなど、有名企業が名を連ねています。ま
た、著作は既に30冊を超えています。

この手の本にしては分厚く、300ページを超えるボリュームです。
そこに、著者の思いが、独特の口調で、図版もなしにぎっしり書き
連ねてあります。

はじめは、取りつきにくい印象を持ちましたが、豊富な事例ととも
に、論旨が展開しますので、あたかもコラム集のようにスラスラ読
み進めることができました。

いわゆる実務書のように体系的にまとめられている本ではありませ
ん。「なるほど」ということのオンパレードです。まるで、成功に
関する格言集を読んでいるかのような感覚になるはずです。

成功するために、または人生を変えるために、出世、転職、起業な
ど、具体的な行動を起こしたいが「なかなか動けない」という人に、
一読をお勧めします。

★本書の詳細、お買い求めは、
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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2013
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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

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