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2013/09/27
96%の人がやっていない 稼ぐ人の常識破りの仕事術

96%の人がやっていない 稼ぐ人の常識破りの仕事術

オキテ破りの仕事術

ビジネスで成果をあげている人はごく少数だ。ということは、ビジネスの現場で当然とされている「常識」は、成果をあげるという点からは、間違っているということだ。「常識」とは「多くの人が支持していること」に過ぎない。正しいかどうかではない。天動説が信じられている時代に、地動説を唱えたコペルニクスの逸話はあまりにも有名だ...


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■今週の選書
■96%の人がやっていない 稼ぐ人の常識破りの仕事術
■北岡秀紀
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オキテ破りの仕事術

【1】


ビジネスで成果をあげている人はごく少数だ。ということは、ビジ
ネスの現場で当然とされている「常識」は、成果をあげるという点
からは、間違っているということだ。

「常識」とは「多くの人が支持していること」に過ぎない。正しい
かどうかではない。天動説が信じられている時代に、地動説を唱え
たコペルニクスの逸話はあまりにも有名だ。

私は、コンサルタントとして、延べ2万人を超える経営者と会い、
1000人以上の経営者にコンサルティングをしてきた。成果をあげな
ければ、契約を打ち切られるというシビアな現場だ。

そこで気付いたのが、多くの人にとって「常識」が足かせになって
いることだ。実際、正しく「常識」を破ることができると、一瞬で
成果があがる。なぜなら、今までの行動が大きく変わるからだ。

【2】

売上の80%を20%の営業マンが稼いでいる─これを「パレードの法
則」というが、さらにその20%の中にも、その80%を稼ぎ出す20%
がいる。全体から見れば、64%を稼ぎ出すトップ4%がいるのだ。

これが、タイトルにある「96%の人がやっていない」の由来だ。中
には、イラっとすることもあるはずだ。しかし、イラっとしている
ということは、それだけ「常識」にとらわれている証拠だ。

「常識」の破り方は大きく2通りある。ひとつは一般的な「常識」
の真逆を薦めるものだ。そして、もうひとつが「常識」には賛同し
つつ、その「常識」が喚起する行動には異を唱えるものだ。

仕事の妨げにしかならない「常識」を破ることができれば、必要な
行動だけに集中できる。そうなれば、仕事は大きく変わり、成果を
あげること当たり前の、稼げるビジネスパーソンになれるはずだ。

【3】

「すぐやれ」という常識は「飛び込んできた仕事を本当にやるべき
か」という判断を全くしていないことと同じだ。つまり、飛び込ん
できた仕事に、脊髄反射しているだけだ。これなら動物でもできる。

そもそも、脳は考えることを省略するために、全てを無意識化しよ
うとする。その結果、変なクセがついていることがある。余計な作
業や、間違った意思決定を無意識にやっている可能性があるのだ。

無意識化は悪くないが、正しくするべきだ。そのためには、自分は
何を脊髄反射でやっているのか、を知っておくべきだ。それを改め、
「自分で意図して」意思決定するようにするべきだ。

具体的には、全ての業務を書き出してみる。その上で、自分自身が
やるべきで、かつ成果につながると判断した仕事は、今後も「すぐ
やる」でOKだ。

そうでない仕事を「すぐやる」のは間違いだ。今後の対応を決める
べきだ。そうすることで、自分の意図や基準を無意識化し、どんど
ん脊髄反射に変えていけばいいのだ。

【4】

「効率を考えて仕事しろ」という。だが、携帯電話、パソコン、ス
マホ、クラウドなど"効率的"なツールがたくさん登場したにもか
かわらず「業績があがった」という話はほとんど聞かない。

つまり、いくら早くできても、早いだけでは、業績につながらない
のだ。効率的に働くことによりも「この業績は本当に売上につなが
るのか?」を考えながら仕事をするほうが、よほど成果につながる。

職場には「意味のない会議」や「誰が読むのかわからない書類作り」
など、成果につながらない仕事が溢れている。そんな仕事をいくら
早く終えても意味がない。

大切なことは、本当に成果につながっているのか、考えた上で着手
することだ。そのために「自分にとって成果とは何か」を明らかに
しておくことだ。

そして、仕事が振ってきたら、その仕事が、自分の成果と因果関係
があるかどうかを考える。あとは関係がある仕事だけをやり、それ
以外は無視すればいいのだ。

こうすれば、仕事量は半減する。それでも、大切なことはやってい
るから、成果はあがる。その結果、働く時間を減らしながら、成果
もあげることができるようになるのだ。

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■■選書コメント
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ビジネスの常識を疑います。「顧客志向」「優先順位を決める」「人
脈を大切に」など、ビジネスの世界には、問答不要の常識が溢れて
います。

しかし、その多くは「成果をあげる」という点から見れば間違って
いる─そう著者は言います。実際、成功者の中には、言っているこ
とと、実際にやっていることが違うことはよくあります。

しかし、それは実際に成功者と交流していなければ分からないこと
です。そこで、のべ2万人を超える経営者たちと会ってきた著者が、
成果をあげる上で足かせになる「常識」を紹介し、改めていきます。

常識は、みんなが信じてやっていることです。しかし、現代は、多
くの人の成果が出ていない時代です。にもかかわらず、常識という
だけで、漫然と従うのは、おかしいといえます。

こんな具合に、本書には、一見、荒唐無稽ながら、説明されると「ナ
ルホド」と納得できてしまうことが、全編にわたって散りばめられ
ています。

中には、違和感を感じることもありました。しかし、それこそが常
識の捉われだと著者は言います。冷静に、論理的に考えれば、納得
できるものばかりです。

仕事の妨げになっている常識を見破れば、本当に必要なことが見え
てきます。あとは、その必要なことだけをやれば、今よりずっと楽
に、今よりずっと大きな成果ができるはずです。

これから仕事を始める人や、仕事を始めたばかりの人はもちろん、
頑張っているのに、なかなか成果が出ないと悩む人など、ビジネス
パーソンに幅広く、お勧めします。

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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2013
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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

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