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2013/11/01
人は「そとづら」が9割
大事なのは、実は「そとづら」
「そとづらがいいですね」こんな風に言われたら、普通は褒められた気がしない。それどころか、お調子者、八方美人など悪いイメージがつきまとうかもしれない。だが、私はそんな感じ方を変える必要があると思う。「そとづら」がいいということは悪いことではない。むしろ「そとづら」のよさこそ、推奨したい...
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■今週の選書
■人は「そとづら」が9割
■三枝理枝子
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■■選書サマリー
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大事なのは、実は「そとづら」
【1】
「そとづらがいいですね」こんな風に言われたら、普通は褒められ
た気がしない。それどころか、お調子者、八方美人など悪いイメー
ジがつきまとうかもしれない。
だが、私はそんな感じ方を変える必要があると思う。「そとづら」
がいいということは悪いことではない。むしろ「そとづら」のよさ
こそ、推奨したい。
なぜなら「そとづら」をよくすることは、相手を不快にさせず、む
しろ相手を心地よくさせることだからだ。心と心をつなぐ「おもて
なし」に通じるのだ。
しかし、残念ながら、現代では「そとづら」を整えることができな
い人が増えている。
【2】
人間を、家にたとえると「そとづら」は「玄関」だ。家の中に入る
時、最初は玄関を通る。明るくきれいな玄関にしておくか、逆に、
薄暗く、乱雑な感じの玄関にしてしまうのか。あなた次第だ。
人間関係で、あなたは誰でも自宅に招き入れるような付き合いをし
ているだろうか。リビングやベッドルームに入れることなど、ほと
んどないはずだ。
家族や、ごく親しい知人を除き、ほとんどの人との付き合いは、言
わば「玄関先」で済んでいる。
誰でも、初めて訪れる家は期待と不安が入り混じっている。良い関
係を築こうと思うなら、迎え入れる側には、それなりの玄関にして
おく準備が必要だ。
「そとづら」をよくすることで、どれだけチャンスが巡ってくるか。
逆に「そとづら」を悪くすることで、どれだけのチャンスを失って
いるか、おわかりだろう。
【3】
誤解しないでいただきたいのは「そとづら」と「うちづら」が正反
対の関係ではないことだ。人との付き合い方として「そとづら」と
「うちづら」とでは、モードが違うのだ。
初対面の人はもちろん、家族、親しいパートナー以外の人とスムー
ズな人間関係を紡ぐには、とにかく、いい「そとづら」を身につけ
ることが近道だということだ。
どれほど内面に素晴らしい人間性を秘めていたとしても「そとづら」
が悪くて、そこに触れてもらうことができなければ、理解してもら
う術がない。
【4】
では「うちづらはどうすればいいのか?」という疑問がわくと思う。
答えは、別に「変えなくていい」というものだ。驚くかもしれない
が、これでいいのだ。
「うちづら」は、仲よくなればわかってしまうものだ。それより、
「そとづら」をよくすることを優先させるべきだ。
「そとづら」のほうが、自分自身も「変えたほうがいいな」「よく
しなければいけないな」という意識があるはずなので、集中できる。
「そとづら」を整えることは、自分の身を修める方法の第一歩なの
だ。しばらくは「そとづら」を意識するべきだ。「うちづら」のほ
うは、自然に振る舞えばいいのだ。
もっと言えば「うちづら」は多少、だらしなかったり、尖っていて
もいい。「これも本当の自分!」と思えばいい。「そとづら」と「う
ちづら」のギャップを楽しめばいいのだ。
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■■選書コメント
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人間関係の本です。自分の好感度を上げるならに、内面より、まず
見た目や振る舞い、言葉遣いなど「そとづら」をよくすることを、
勧めます。
とはいえ、裏表のある人間になることを勧めるわけではありません。
優先順位の問題です。まずは人目に触れる「そとづら」に気を配る
ことで、自然に見えない部分も変わってくると著者は言います。
書いたのは、全日空の元トップ客室乗務員の方です。この仕事は、
表情、振る舞い、雰囲気、会話など「そとづら」が問われる典型的
な仕事です。いわば「そとづら」のプロと言えそうです。
そんな「そとづら」の達人が「そとづら」改善の習慣や言葉づかい、
考え方などを教えます。本書の内容を実践すれば、人間関係はきっ
とよくなるはずです。
元キャビンアテンダントの本ということで、高度なマナーやテクニ
ックが求められると思われるかもしれません。しかし、そんなこと
はありません。
そもそも、いわゆるビジネスマナーの本のように、挙措や言葉遣い
を、微に入り細に入り解説する実務書ではありません。好感度を上
げる、ちょっとしたしぐさや言い回しのヒント集です。
紹介される内容も、簡単で、しかも効果が大きそうなものばかりで
す。たとえば「姿勢は、まずは背筋さえ伸びていればいい」とか「あ
えて隙を見せる」などです。これなら、すぐにできそうです。
現役のビジネスパーソンや、就活前の学生はもちろん、好感度をよ
くすることで人間関係を改善し、人生を好転させたいと考えるすべ
ての人にお勧めします。
★本書の詳細、お買い求めは、
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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2013
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