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2013/12/13
コミュニケーションの教科書
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「礼儀」がベース
「礼儀」をベースとした「関わる力」「聞く力」「伝える力」を育てれば、どんな人でも、いくつになっても、コミュニケーション上手になれる。礼儀がベースなのは、コミュニケーション能力を左右するのが性格でなく、礼儀や礼節だからだ。礼儀は生きる力であり、相手に対する思いやり、優しさだ。礼儀正しい人を人は嫌わないものだ...
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■今週の選書 ■コミュニケーションの教科書 ■朝倉千恵子 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★本書の詳細、お買い求めは、 → http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894515881/tachiyomi ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■ ■■選書サマリー ■■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「礼儀」がベース 【１】 「礼儀」をベースとした「関わる力」「聞く力」「伝える力」を育 てれば、どんな人でも、いくつになっても、コミュニケーション上 手になれる。 礼儀がベースなのは、コミュニケーション能力を左右するのが性格 でなく、礼儀や礼節だからだ。礼儀は生きる力であり、相手に対す る思いやり、優しさだ。礼儀正しい人を人は嫌わないものだ。 では「礼儀正しさ」とは何か。「挨拶」「言葉遣い」「服装、身だ しなみ」「順序・席順」「姿勢・態度」の５だ。これらができて、 はじめて「礼儀正しい」と言える。 ビジネスパーソンとして、「礼儀」は基本だ。しかし、本当に礼儀 正しい人は少ない。だからこそ、「礼儀」がきちんとできさえすれ ば、他の人と大きく差がつけられるのだ。 コミュニケーション能力もしかりだ。礼儀正しい振る舞いができる ようになれば、人とのつきあいも自ずと円滑にできるようになるも のなのだ。 【２】 「人間力」がある人は、誰からも好かれるものだ。これを身に付け るには、礼儀礼節を守り、日々どんな人に対しても態度を変えない でつきあう努力をすることだ。 本当に人間力がある人は、肩書・地位・性別・年齢などに関係なく、 すべての人と平等に接しているものだ。特に、弱い立場の人に対す る態度を見ればわかる。 ただし、人柄と人間性は違う。人柄が良くても、仕事ができて、コ ミュニケーションが上手いとは限らない。人柄では自分を守れない のだ。ビジネスの世界で自分を守る盾は、礼儀であり人間性なのだ。 優しく、思いやりがある人でも、伏し目がちで、声が小さく、何を 言っているのかわからないような人は、上司から疎んぜられている はずだ。これでは意欲も感じられないからだ。 【３】 人生は、出逢いがすべてだ。人との出逢いによって、人生は大きく 変わる。だからこそ、出逢いを大切にするべきだ。 しかし、人とつきあえる時間は限られている。だから、人と関わる 際には「自分がどんな人間になりたいのか」「どのような人生を歩 みたいのか」を鮮明にイメージしておくことだ。 これにより、つきあう人も変わってくるものだ。今、自分がどんな 人たちと密につきあっているかを振り返って欲しい。あなたの人生 は、その人間関係の上に成り立つのだ。 まず「何を欲しいのか」を考えてみることだ。「あれもこれも」は ダメだ。自分が中途半端だと、人脈もそうなる。しっかりした価値 観や目標があるからこそ、人間関係も変わるのだ。 【４】 謝るような仕事をするべきではない。仕事は謝らずに済むように、 進めるべきなのだ。ビジネスでも、プライベートな人づきあいでも 同じだ。 ただ、誰でも間違いはあるはずだ。もし、誰かに自分の非を指摘さ れたり、自分で気づいた時は、すぐに認め、素直に謝るべきだ。心 から謝ることができる人は、大きく成長できるものだ。 人は、尊敬している人や、立派な人から言われれば、多少内容が厳 しくても素直に聞くことができる。一方で、自分が尊敬も、信頼も していない人から言われた言葉には、素直に耳を傾けるのが難しい。 だが、それでは成長できない。「誰が語っているか」より「何を語 っているか」に焦点を当てるべきだ。感情的にならず、まずは「何 が語られているか」を聞き止め、受け入れていくべきだ。 素直とは「欲」の一つだ。「学びたい」「知りたい」「成長したい」 「もっとよくなりたい」など、成長意欲さえあれば、嫌いな人の意 見も素直に聞き入れようとするものなのだ。 無限の可能性と能力を秘めているのに、当たり前のことを教わる機 会が無かったために、実力を発揮できない人がいる。ぜひ、この当 たり前のことを学び、自分を磨き、能力を開花させてほしい。 ★このメルマガじゃ、物足りない？だったら・・・ https://www.bbook.jp/paymelmaga.html ★本書の詳細、お買い求めは、 → http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894515881/tachiyomi ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■ ■■選書コメント ■■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「コミュニケーション力」を高める本です。コミュニーションを、 関わる力、聞く力、伝える力の３つの要素に分け、それぞれを伸ば すことで「コミュニケーション能力」全体を高める方法を教えます。 特に「礼儀」をベースに変えていくことを目指します。コミュニケ ーションとは「人と上手に意思疎通を図ること」ですから、礼儀を ベースにすれば、どんな人ともうまくいくのです。 著者の、朝倉千恵子先生は、礼儀、挨拶を徹底した営業スタイルで トップセールスとなり、今ではそれを啓蒙すべく、社員教育コンサ ルンタントとして、引っ張りだこの先生です。 そんな先生も、かつてはコミュニケーションが上手くいかず悩んで いたそうです。そして、うまくいかないことを性格のせいにしてい たそうです。 しかし、表情や言葉遣い、礼儀・礼節などをある人物に叩き込まれ、 コミュニケーション力が改善、その経験から「コミュニケーション は、性格よりもまずカタチ」と知ったそうです。 「性格」を変えるのは、簡単ではありません。しかし「立ち方」「お 辞儀」「お土産」など、「行動」すなわちカタチなら、誰でも変え られます。そのやり方を教えます。 いずれも先生が実践し、成果を上げてきた方法ばかりです。毎年、 たくさんのビジネスパーソンを育てる著者だからこそ書ける、説得 力ある内容です。 「好感度を高めて、人間関係をよくしたい」とか「自分の考えを上 手く伝えられるようになりたい」など、人とのかかわり方に課題を 抱えるすべての人に、お勧めします。 ★本書の詳細、お買い求めは、 → http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894515881/tachiyomi ────────────────────────────── ◎バックナンバー→ https://www.bbook.jp/backnumber ◎ご意見、お問い合わせ、→ info@kfujii.com ◎登録、変更、解除→ https://www.bbook.jp/mag.html ────────────────────────────── 発行元：（株）アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2013 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
