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2014/03/07
すごい結果を出す人の「巻き込む」技術

すごい結果を出す人の「巻き込む」技術
相手に耳を傾けてもらうには

当たり前のことだが、仕事は1人でやるものではない。上司や部下、同期や同僚、他部署や社外のパートナー、そしてお客様とも協力しながら取り組むものだ。これは、フリーランスで働いている人も同じだ。誰も「一人で仕事をすることはできない」のだ。そんな当たり前のことだからこそ、周りの協力を仰いで一緒に頑張ろうと思うのだが、実際はなかなか協力してもらえない...

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■今週の選書 ■すごい結果を出す人の「巻き込む」技術 ■桑畑幸博 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★本書の詳細、お買い求めは、 → http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4804718001/tachiyomi ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■ ■■選書サマリー   ■■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 相手に耳を傾けてもらうには 【1】 当たり前のことだが、仕事は1人でやるものではない。上司や部下、 同期や同僚、他部署や社外のパートナー、そしてお客様とも協力し ながら取り組むものだ。これは、フリーランスで働いている人も同
じだ。

誰も「一人で仕事をすることはできない」のだ。そんな当たり前の
ことだからこそ、周りの協力を仰いで一緒に頑張ろうと思うのだが、
実際はなかなか協力してもらえない。

「今、忙しいから」と、話も聞いてくれないお客様や、「ウチの担
当じゃないですからね」などと、当事者意識のかけらもない社内の
他部門の人などがいる。

そして、自分の「やりたい」こと、また「やるべき」とことがある
のに、周りを上手く巻き込めないばかりに、思いだけが空回りして
しまうのだ。

【2】

周囲を巻き込めないのは、人間力に根ざした「人望」が足りないか
らだろうか。確かに人間力や人望は重要だ。しかし、そんな属人的
かつ抽象的な「何か」がないと巻き込めないということはない。

実際、何かを成し遂げた人たちは、必ずしも人望が厚かったわけで
はないことは歴史を学べばわかる。そもそも、人の「器」や「度量」
を科学的に解明し、誰でも身につくようにすることなどできない。

しかし、人望という個人の資質に頼らなくても、理論に裏づけられ
た「技術」を練習で磨けば、今より格段に周りを巻き込んで、仕事
ができるようになるのだ。

【3】

周りを巻き込むには、コツがある。まず、「この人の話なら聞いて
みよう」と、周りとの距離を縮めることだ。

たとえば、あなたはこれから一緒に仕事をしたい人、たとえば初対
面のお客様に、いきなり「我が社の商品は~」のように仕事の話を
始めるだろうか。

普通は、まずあいさつと名刺交換、それから天気や当たり障りのな
い話をしたりするはずだ。商談でもいきなり本題に入らず、挨拶や
雑談をする。プレゼンなら、まず自己紹介をするはずだ。

私たちは、仕事で誰かとコミュニケーションを取ろうとする時、こ
のように本題の前に「助走」とも「アイドリング」ともいえる時間
をつくるのだ。

【4】

こうした「助走」や「アイドリング」の時間をつくるのは、本題の
提案や、お願いに対して、相手に「耳を傾けてもらう環境をつくる」
ためだ。

たとえば、プレゼンの自己紹介が、思わず笑ってしまうようなエピ
ソードが満載なら、「この人がこれから話すことも面白いだろう」
と感じ、本題の説明にも期待してしまうはずだ。

また、商談のあいさつが丁寧で、腰が低い相手に「すごく誠実そう
な人だなあ」と感じれば、少なくとも「この人の話を聞いてあげよ
う」となるはずだ。

反対に、初対面のあいさつが偉そうだったら「嫌な感じの人だ」と
なり、その後、どんなにいい話をしてくれても、あら探しばかりす
るようになり、まともに聞く気にならないだろう。

このように、1対1の商談や打ち合わせでも、プレゼンや会議など
でも「周りを巻き込む」必要がある場面では、本題に入る前に「耳
を傾けてもらう環境をつくる」ことが重要なのだ。

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■■選書コメント
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人を動かすことがテーマの本です。部下だけでなく、上司や他部署、
お客様までを味方につけ、自分のやりたいことに巻き込んでいく、
その具体的なやり方を教えます。

どんな職場にも、不思議と人を巻き込んでいく人がいるものです。
上司も部下も、気が付けば、その人の仕事に関わっている、そんな
巻き込み上手がいるものです。

味方が増えれば、仕事はよりうまくいきますし、もっと大きく広が
ります。何より、面白くなります。本書は、周囲から協力してもら
う方法を教えてくれます。

まず「本題に入る前の環境づくり」から「当事者意識を持たせる方
法」「納得させ、その気にさせる方法」という具合に、巻き込む手
順に従って解説されていきます。

さらに、高度な「上司を味方につける方法」については、章を一つ
割いて解説してくれます。実際、上司を巻き込むのは高度です。し
かし、組織で人を巻き込むためには不可欠です。

本当は、みんなでやった方がうまくいくし、楽しいのに、周囲を上
手に巻き込めないばかりに、結局、何から何まで一人でやらざるを
えないという人は、少なくないと思います。

それを「自分には権限がないから」「人望がないから」とボヤいて
いても始まりません。むしろ、そういう人こそ、本書にあるコツを
身につけるべきです。

いつも、一人で仕事を抱えてしまう方、孤独に仕事をしてしまう方、
「もっとたくさんの人と、面白く働けたらいいのに」と思っている
方なら、組織で働く方も、フリーで働く方にもお勧めです。

★本書の詳細、お買い求めは、
→ http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4804718001/tachiyomi
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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2013
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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

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