2014/05/16
やりたくないことはやらずに働き続ける武器の作り方
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やりたいことは全部やれ!
やりたいことは全部やりたいし、欲しいものは全部手に入れたい。自由も収入もあきらめたくない。そんな欲張りな生活を手に入れることは不可能ではない。自分の可能性を広げる働き方のひとつとして、ぜひ提唱したいのが、「マルチプルワーク」という働き方だ。一つの仕事を軸に、関連する他の仕事へと派生させるのだ...
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■今週の選書
■やりたくないことはやらずに働き続ける武器の作り方
■午堂登紀雄
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■■選書サマリー
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やりたいことは全部やれ!
【1】
やりたいことは全部やりたいし、欲しいものは全部手に入れたい。
自由も収入もあきらめたくない。そんな欲張りな生活を手に入れる
ことは不可能ではない。
自分の可能性を広げる働き方のひとつとして、ぜひ提唱したいのが、
「マルチプルワーク」という働き方だ。一つの仕事を軸に、関連す
る他の仕事へと派生させるのだ。
すると、おもしろそうなものにぶつかることがある。今度はそれを
仕事にしてみる。これを繰り返すことで、多面的な自分を作ってい
くのだ。
もちろん、意図しない偶然や幸運や不運にも見舞われることもある。
そんな偶然さえ取り込んで、自分のチャンスに変える意識があれば
何でも「ビジネスにできるだろうか」と考えるようになれる。
本来、人間は多面的な才能を持っている生き物だ。また、どんな才
能が開花するかは、やってみないとわからない。だから、今の事業
の周辺に、ちょっとだけ広げてみるのだ。
「めんどくさいなあ」とか「ニーズがあるのかな」と感じても、少
しだけやってみるべきだ。それが、思いのほか広がってお金になり、
人生を変えてしまうようなことは少なくないのだ。
【2】
人生一度きりだ。やりたいことを諦めず、全部やってみるべきだ。
仕事も、趣味も、ひとつでなければならないという決まりはない。
これらを色々持っていることは、幸せなことだ。
一つを専業にしてしまうと、頑張らなければならない。仕事をとっ
て生計を立てなければならない。うまくいっているときはいいが、
うまくいかなくなった時、精神的につらくなる。
だから、自分の事業と人生を複線化させるのだ。一つでは立ち行か
なくなるリスクがあるので、種類を増やすのだ。一つ一つは小さく
ても、複数組み合わせれば、大きな収入になるのだ。
【3】
人生を複線化させるなら「この仕事に賭ける」という意識や覚悟を
捨ててしまうことだ。依存しない、頑張らない、努力しないという
「ゆるさ」を持つことだ。
「依存しない」というのは「一つの仕事に自分の生活を依存しない」
ということだ。また「他人に依存しない」ということだ。「その人
がいなくなったら立ちゆかない」というビジネスはやらないことだ。
「努力しない」ことも大事だ。本当に仕事を楽しんでいたら、努力
しているとは思わないはずだ。もし「自分は努力している」と感じ
るなら、仕事の種類や働き方、同僚や上司など、何かが違うのだ。
また「頑張らない」ことも重要だ。ハイテンションでやると疲れる
し、飽きるのが早くなる。だから、冷めた目で取り組むくらいで、
ちょうどいいのだ。
【4】
ビジネスを始める際、4つのフィルターがある。まず「おもしろそ
うか」「やってみたいか」「自分が欲しいと思うか」だ。そんなビ
ジネスなら、自発的にやるし、努力している感覚も持たないはずだ。
次に「儲かりそうか」だ。儲からなければ、続けられない。ただし、
「儲け」が最優先ではない。「儲け」が最優先になると、壁にぶつ
かったり、逆境に遭遇した時、とたんに嫌になってしまうからだ。
3番目に「仕組み化・自動化できるかどうか」だ。「自分しかでき
ない」仕事は、自分が組み込まれ、身動きが取れなくなる。自分が
抜けたら継続できないような仕事をしていたら、自由は得られない。
また、自分が「使命を感じる事業」かどうかも重要だ。「使命感」
というのは「なぜ、他の誰かでなく、自分がやるのか」に関する根
本的な動機だ。
「自分がやらなくても、誰かがやる」ビジネスでなく「自分がやら
ねば、誰がやるのだ」と感じられるビジネスこそ、手がけるべきだ。
これこそが、やりたいことだけやって働き続けるコツなのだ。
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■■選書コメント
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「好きなことでは食べていく」これを可能にする本です。そのため
に必要な「稼ぐ力」の身につけ方、人生を複線化する方法を教えて
くれます。
著者の午堂さんは、30代で5億円の資産を築いた人物です。国内外
の投資活動だけでなく、ビジネスでも、多方面の分野で起ち上げに
成功され、軌道にのせています。
本書を読むとわかりますが、著者は自動化にとことんこだわります。
だからこそ、新しいビジネスを次々立ち上げられるのです。そんな
著者が教える仕組み作りのヒントは、大いに参考になります。
タイトルから、はじめは「働き方」の本と思いました。事実、世に
は「働き方」を提唱する本が溢れています。ノマド論、社畜論など、
さまざまな主張が繰り広げられています。
いずれも、お説ごもっともなのですが、その多くが提言や自分の体
験談に留まり、読者が具体的に「どうやるか」、特に「どうやって
食べていくのか」が書いていないのです。
その点、本書は提言に留まらず、実際に「どうやればいいのか」が、
バッチリ書いてあります。特に、著者が実践したやり方を開示し、
誰にでも実践できるように書いている点が貴重です。
つまり、本書は「働き方」を提唱した上で「小さなビジネスの作り
方と、それを軌道に乗せる方法」までを教えるノウハウ本に仕上が
っています。
というわけで、本書は「働き方を模索する人」はもちろん「いつか
は起業したい人」「起業したばかりの人」にも、お勧めしたい一冊
です。
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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2013
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