2014/05/23
引きずらない人は知っている、打たれ強くなる思考術
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打たれ強くなる考え方
誰もが、仕事への期待や責任感からくるプレッシャー、ぎくしゃくした人間関係からくるストレスなどを経験しているはずだ。しかし、中には、あまりストレスを感じさせない「打たれ強い」人がいる。そういう人は、大きく3タイプに分類される。まず「鈍感な人」だ。打たれていることさえ感じない人だ。こういう人は、人への気配りもできず、コミュニケーションにも支障がある。評価されない人だ...
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■今週の選書
■引きずらない人は知っている、打たれ強くなる思考術
■豊田圭一
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■■選書サマリー
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打たれ強くなる考え方
【1】
誰もが、仕事への期待や責任感からくるプレッシャー、ぎくしゃく
した人間関係からくるストレスなどを経験しているはずだ。しかし、
中には、あまりストレスを感じさせない「打たれ強い」人がいる。
そういう人は、大きく3タイプに分類される。まず「鈍感な人」だ。
打たれていることさえ感じない人だ。こういう人は、人への気配り
もできず、コミュニケーションにも支障がある。評価されない人だ。
もう一つは「自信がある人」だ。自信があれば、人に何か言われて
も気にならない。だが、打たれ強いほどの自信をつけるには、時間
と経験が必要だ。普通の人がすぐにこの域に達するのは難しい。
最後に「切り替え上手な人」だ。このタイプは、ヘコんでも長く引
きずらず、頭と気持ちが、すぐに切り替えられる。これは、心構え
やノウハウ、スキルで何とかなる。普通の人はこれを目指すべきだ。
【2】
失敗をして落ち込まない人はいない。私も「失敗してもあまり落ち
込まないよね」と言われ、打たれ強い人間のように思われている。
だが、単に気持ちの切り替えに慣れているだけだ。
具体的には、失敗することが「前提だ」と意識を切り替えることだ。
その都度、最善は尽くしつつ、結果的には失敗することを当然と思
っておくのだ。
失敗することが前提であれば、それはそれで受け入れた上で「では、
今から、何をしたらいいのか?」と、対応策を考えることができる
ようになる。そうなれば、落ち込んでいる暇はなくなる。
また、失敗には「あとで力になる失敗」と「ムダな失敗」との2種
類がある。「あとで力になる失敗」は、反省して原因を分析し、改
善点を洗い出すことで、逆にプラスに変えることができる。
「失敗しておいてよかった」「後で大事になる前に、改善点が見つ
かってよかった」と考えるのだ。これができるようになれば、失敗
するたびに、ヘコむ必要はなくなるはずだ。
【3】
プレッシャーの中で、より集中力を増すタイプと、プレッシャーに
押しつぶされて、十分に実力を発揮できないタイプがいる。最新の
研究で、両者は特定の遺伝子の働きぶりが異なることがわかった。
もちろん、ストレスに弱いタイプの人も、訓練でストレスに対処で
きるようになる。何度も負荷をかけ、ストレスに慣れれば、パフォ
ーマンスは向上する。
また、色々な体験を積むほど、パターン認識ができるようになる。
仕事の中で起こることは、似通っているものだ。何か起きても「こ
れはあのときにもあったな」と、以前の経験が活きるようになる。
たとえば「このお客は、あのときのお客と同じようなタイプだな」
とか「同じようなことを言ってきているんだな」などだ。そういう
過程を繰り返すことで、人は「打たれ強くなる」のだ。
【4】
想定外の事が起きて、気持ちのキャパシティを超えた時、人はスト
レスを感じる。ビジネスでは「突然リストラを言い渡された」とか、
「電車が遅れてアポイントに遅刻した」など、身近にあふれている。
もちろん、それらをすべては許容できないが、ある程度は可能だ。
そのためには、そもそも「想定外の出来事はよく起こるものだ」「想
定外の出来事が起こることが想定内」と思っておくことだ。
そもそも、想定外が起きるのは、トラブルは「自分には起きえない」
と信じて、安心したい気持ちが、それらを「想定内」にさせないだ
けなのだ。
本来、想定内の1日を過ごすことなどできないはずだ。「駅で偶然
中学校の時の同級生に会った」など、日常は想定外のことだらけだ。
想定内の出来事ばかりでは、人生は面白くならない。
もちろん、トラブルなど、悪い意味での想定外の出来事は嫌なもの
だ。だが、それを解決した時の喜びや、自分の成長を楽しむ余裕を
持つことが、打たれ強くなるために必要なのだ。
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■■選書コメント
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「打たれ強さ」は、身につけることができる「スキル」だ、そんな、
前提に立ち、ビジネスパーソンが職場で見舞われる、逆境、失敗、
本番に強くなるコツを教えます。
職場では、誰もがプレッシャーやストレスにさらされています。時
には、失敗したりして、ヘコむこともあるはずです。それでも、ま
るでへこたれない「打たれ強い」人がいるものでます。
そういう人と、普通の人とは、どこが違うのでしょうか?そんな「打
たれ強く」なる秘訣を、有名企業から引っ張りだこのビジネストレ
ーナーが教えてくれます。
職場は、もともとストレスの温床です。また、仕事や人間関係が複
雑になったこと、さらにコミュニケーション機会が減ったことで、
ストレス度合いは、さらに高まっています。
そんな環境下で涼しい顔をしていられる人は、よほどの自信家か、
よほど鈍感か、のいずれかです。普通の人は、努力して対処法を身
につけるしかありません。
具体的には、考えや行動を変えていくことです。本書は、その方法
を教えます。職場で遭遇しがちなケースごとに、ポイント、考え方
とチェックポイントを紹介していきます。
若い人は、ストレス耐性が無いと言われています。「自分は、もと
もと、打たれ弱い」という人もいます。しかし、本書に書いてある
ことは、資質や性格とは無関係に有効です。
「デッドラインを設ける」「次のアクションを考える」など、誰に
でもできることばかりです。それで、「打たれ強く」なれるのです。
やらない手はありません。すべてのビジネスパーソンにお奨めです。
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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2013
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