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2014/07/18
君は、どう生きるのか 心の持ち方で人生は変えられる
どう働き、どう生きるか
変化を恐れるべきではない。自分や自分の勤める会社に、将来何が起きるかはわからない。特に、21世紀は、変化の幅が大きく、そのスピードが速い。どんな会社も、変化とうねりに翻弄されている。大事なことは、自分を磨き続けることだ。人生は自分を磨き続ける旅だ。自分を高め、それを成果に結びつけ、自己実現できた人こそ、人生の勝者なのだ。地位や名誉は関係ない...
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■今週の選書
■君は、どう生きるのか 心の持ち方で人生は変えられる
■古森重隆
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■■選書サマリー
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どう働き、どう生きるか
【1】
変化を恐れるべきではない。自分や自分の勤める会社に、将来何が
起きるかはわからない。特に、21世紀は、変化の幅が大きく、その
スピードが速い。どんな会社も、変化とうねりに翻弄されている。
大事なことは、自分を磨き続けることだ。人生は自分を磨き続ける
旅だ。自分を高め、それを成果に結びつけ、自己実現できた人こそ、
人生の勝者なのだ。地位や名誉は関係ない。
ベストを尽くせば、必ず自分に返ってくるものだ。仕事なら、どれ
だけ自分を燃焼し、やりがいを見つけ、成果を上げたかで、判断で
きる。社会人なら、人生の大半が仕事だ。おろそかにすべきでない。
頑張れば、成果もあがり、成長もできる。周囲はそれを見ている。
大事なことは、思い通りの人生を生きているか、自己実現できてい
るかだ。人生は、自分のものだ。「今」を存分に生きるべきなのだ。
【2】
「何のために働くのか」といえば、まず生きるためだ。一方で、人
は社会と関わりながら生きている。社会を成り立たせる一員として、
社会に役立ち対価を得る、それが仕事の意味だ。
社会に対して「自分が貢献出来ている」と感じる時、それが大きな
喜びになる。ただし、実際は、仕事が常に喜びになっている人は、
多くない。特に、若い人はそうだ。
しかし、それでもひたむきに仕事に取り組むべきだ。すると、次第
にやりがいを感じられるようになる。また、自分の仕事が社会や人々
に貢献出来るものへと深化していくのだ。
だから、若い人は、仕事のやりがいをつかめまで、とにかく踏ん張
るべきだ。踏ん張らないと、自分を伸ばすことも、責任を果たすこ
とも出来なくなる。ここが極めて重要なポイントだ。
【3】
頭もいいし、やる気もある。それでも成長のスパイラルに入ってい
けない人がいる。そういう人は、謙虚さや素直さなど、学ぶ姿勢が
ないために、他人や仕事から学べず、成長できないのだ。
「自分のため」ではなく「会社のため」という意識で仕事をする人
は伸びる。いわゆるオーナーシップを持てるかどうかだ。自分は、
会社に貢献できているか、常に自問するべきだ。
人間には、持って生まれた才能がある。また、人は生まれてくる環
境を自分で選べない。しかし、努力をするかしないかは、自分で決
められる。そして、努力すれば結果は変わってくる。
恵まれた素質や環境にあぐらをかかず、己の素質の足りなさに絶望
せず、何事からも謙虚に学び、努力を続けていくことだ。そういう
人間は常に成長し、必ず実力を身につけることができる。
【4】
私が社長になったのは「人一倍、会社思いだった」だからだ。会社
を「我がこと」として仕事に取り組んできたからだ。オーナーシッ
プがあれば、仕事に愛着がわく。だから、頑張れるし、成長できる。
オーナーシップを持てないと、仕事に思い入れが浅く、自分の仕事
が他人事になる。「上司に指示されたから」「お客さまに言われた
から」という理由で、仕事に取り組むことになる。
こうなると、失敗しても、他の理由を見つけ、その原因を自分でな
く他人に求める。これでは、いつまで経っても成長することなど出
来ない。
オーナーシップを持つようになると、人の意見を鵜呑みにしなくな
る。会社にとって何が一番いいことか、常に自分の頭で考え、答え
を出すようになる。
もちろん、他人の意見を謙虚に聞くことは大事だ。だが、最後は自
分で判断すべきだ。こういう人間でないと早い段階で成長が止まる。
上司の指示に従う時も「上司が言っているから」でなく「上司が正
しいから」従うべきだ。「それは違う」と思うなら、意見を言うべ
きだ。会社を思ってなら、上司も真剣に向き合ってくれるはずだ。
本来、仕事は自分の人生の一部だ。それも、かなり大部分だ。それ
なのに、会社や仕事を人任せにしている人が多い。これでは、会社
のためにも、自分のためにもならないのだ。
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■■選書コメント
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世界が認めるカリスマ経営者・古森重隆さんの本です。古森さんと
いえば、デジタル化の波に翻弄される富士フイルムを、大胆な構造
転換で多角化企業に変身させ、V字回復させたカリスマ経営者です。
といっても、本書は、経営改革の全貌や、リーダー哲学などを語る
経営書ではありません。むしろ、若い世代に向けて、考え方や日常
生活習慣などを教える自己啓発書のような本です。
著者が、自身の体験から培ってきた、人生や仕事に関する考え方や、
生活習慣などがよくわかります。自分の生き方や仕事を見直すヒン
トが詰まっています。
本書には、創造的な人生を送るヒントが10章にわたり紹介されます。
「どう働き、どう生きるか」「強くあれ、そして優しくあれ」「何
事もゴツゴツ向かって行け」など、ハードボイルドな内容です。
後半は「リーダーは五体を使え」「課長よ、先頭に立って戦え」「サ
ラリーマン人生には、三回のチャンスがある」など、階層やステー
ジを意識したヒントも載っています。
最後に「日本人よ、戦う気持ちをとりもどせ」と日本人全体にエー
ルを送ります。個人的には、良書との出会いを進めた「一冊の本と
の出合いが、人生を変える」が響きました。
すごい業績を上げたカリスマ経営者ということで、内容には圧倒さ
れますが、この手の本にありがちな「上から目線」は、不思議と感
じさせません。素直に読める本です。
仕事を始めたばかりの若いビジネスパーソンから、「このままでい
いのか」と生き方や仕事に迷う中堅社員など、現役で働くすべての
ビジネスパーソンの活力になるはずです。一読をお勧めします。
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