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2014/10/10
外資系エリートが実践する「すぐ成長する」仕事術

外資系エリートが実践する「すぐ成長する」仕事術
成長スピードがアップする3つの心構え

現代は、かつてないほど情報伝達スピードが速い時代だ。変化のスピードも加速している。外資系の会社では、上司は部下が「できるかどうか」を、長くて3か月、短ければ3日で判断する。「できない」という評価なら、仕事は回ってこなくなる。そうなれば、結果評価は落ち、最悪クビもあり得る。日本の企業でも安心できない。最近は、日本企業も人材を見極めるスピードが速くなってきているからだ...


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■今週の選書 ■外資系エリートが実践する「すぐ成長する」仕事術 ■川井隆史 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■ ■■選書サマリー   ■■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 成長スピードがアップする3つの心構え 【1】 現代は、かつてないほど情報伝達スピードが速い時代だ。変化のス ピードも加速している。 外資系の会社では、上司は部下が「できるかどうか」を、長くて 3か月、短ければ3日で判断する。「できない」という評価なら、 仕 事は回ってこなくなる。 そうなれば、結果評価は落ち、最悪クビもあり得る。日本の企業で も安心できない。最近は、日本企業も人材を見極めるスピードが速 くなってきているからだ。 グローバルな競争で生き残るには、即戦力が必要だから、ゆっくり 成長を待つ余裕はないのだ。また、日本の会社も、いつ外資系企業 と合併するかわからない時代だ。 だから、誰もが現状維持ではだめで、日々成長していく必要がある のだ。 【2】 意識するだけであなたの成長スピードがアップする「シンプルで、 大切な仕事についての心構え」が3つある。 まず、GEで学んだ「すぐに動け」だ。そこでは、高い潜在能力を 持つ人間を、ハイポテンシャルを略して「ハイポット」と呼ぶ。と にかく「すぐ動く」人だ。 具体的には、次の4ステップを高速で回すことだ。まず、全体的な 流れを俯瞰しながら一回りさせる。その際、教えられるのを待つの でなく、自分から質、期限、量を確認し、仕事にとりかかる。 次に、頭を使いながらも、とにかく自分から手をつける。「自分の 頭で考えているかどうか」がハイポットかどうかの分かれ目だ。 続いて、上司からフィードバックをもらうことだ。途中で「よい質 問」をすることが大切だ。稚拙でも自分の意見を述べることが大事 なのだ。 最後に、ダメ出しされても、めげずに完成度を上げていくことだ。 よい質問をしながら、上記のステップをくり返し、仕事の完成度を 上げていくことだ。これが成長の速い「ハイポット」人材なのだ。 【3】 2つ目は、アーサー・アンダーセンで学んだ「期限は死んでも守れ」 だ。私がいた外資系3社の中でもこの会社はプロフェッショナル志 向が強かった。 ここでは「仕事時間の見積もりは厳守する」というルールがあった。 「自分の仕事が何時間で終わるかを見積もり、絶対にその時間内に 終わらせる」ことが当たり前なのだ。 仮に8時間の見積もりで始まった仕事が、実際には14時間と長くか かってしまったら、8時間の労働時間しか報告しない。そうさせら れているのでなく、プライドが許さないから「切り捨てる」のだ。 アーサー・アンダーセンでは「自分たちは優秀だから、より努力す べきだ」と日々すり込まれた。だからこそ、自分のミスや段取りの 悪さなどで時間がかかることは、プライドが許さないのだ。 そこまで自分の見積もり時間に対して厳しい姿勢を持つことで、見 積もり通りに仕事を行なうように自分を鍛えられる。その積み重ね が、仕事の期限を守れる人間を作るのだ。 【4】 3つ目は、コカ・コーラで学んだ「言われたことだけやるな」だ。 入社して最初に困ったのは「手を挙げた人間には仕事を任せるが、 手を挙げないと仕事がこない」ことだ。 ここでは、上司の仕事は部下に仕事を与えて細かく管理することで なく、部下の提案を引き出してサポートすることだ。最低限の指示 しかないから、言われたことだけでは、まともな成果は出ない。 どんどん上司に積極的にプレゼンして自分の仕事を作り出していく。 社内の仕事とはいえ上司を顧客として仕事をしていくのだ。 単に現状を知らせて相談するのでなく、自分で新しいことを提案し、 上司の支援を得ながら、成果を上げてアピールする。これくらいの 積極性がないと、外資系企業で活躍することはできない。 ★このメルマガじゃ、物足りない?だったら・・・ https://www.bbook.jp/paymelmaga.html ★本書の詳細、お買い求めは、 → http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534052146/tachiyomi ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■ ■■選書コメント ■■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 本書は、ビジネスパーソンの仕事のやり方を、世界標準にアップデ ートすることを目指し、心構えからコミュニケーション、リーダー シップの発揮の仕方などを教えてくれる本です。 著者は、アーサー・アンダーセンやコカ・コーラ、GEなど、複数 の外資系一流企業を渡り歩き、今ではコンサルティング会社を創業 する、自ら世界標準の人物です。 そんな著者が、一つの会社のローカルルールに縛られず、世界中ど こにいっても通用するグローバルな仕事のコツやルールを厳選して 紹介してくれます。 外資に就職すると、成長が速いと言われます。それは、日系企業と は比べ物にならないほどの激しいプレッシャーと期待感の下、必然 的に絶えず努力せざるを得ないからです。 といっても、彼らもスーパーマンではありません。また、やってい ることも、決して特殊なことではありません。やる気さえあれば、 誰でもマネできることばかりです。それを本書は紹介します。 たとえば、3つの心構えとして「すぐに動く」「期限を死んでも守 る」「言われたことだけやるな」を紹介します。確かに、誰にでも できることです。でも、徹底的することで、大きく成長できます。 紹介されるのは、そんな「当たり前でも、やれば格段に効果が出る こと」ばかりです。社会人も努力が欠かせない時代ですが、間違っ た努力をしないために知っておきたいことばかりです。 他にも、上司への反論の仕方や、論理的に話す方法、数字の使い方 など、すぐに使えて、徹底すれば格段に成長できる要素が凝縮され ています。 仕事を始めたばかりの新入社員はもちろん、リーダーシップを発揮 し、仕事を通して成長したいと強く考えるビジネスパーソンに、一 読をお勧めします。 ★本書の詳細、お買い求めは、 → http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534052146/tachiyomi ────────────────────────────── ◎バックナンバー→ https://www.bbook.jp/backnumber ◎ご意見、お問い合わせ、→ info@kfujii.com ◎登録、変更、解除→ https://www.bbook.jp/mag.html ────────────────────────────── 発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2014 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

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