2014/12/19
大金持ちの教科書
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お金持ちになる方法
お金持ちになる方法は、基本的には３つしかない。働いて高額の給料をもらうか、事業を行うか、投資するかの３つだ。働いて給料をもらうことは、誰もが経験のあることだ。だが、人生
を謳歌できる年齢のうちに、それなりの資産を築こうと思った時、会社で働いて給料をもらう方法では限界がある...
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■今週の選書
■大金持ちの教科書
■加谷珪一
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■■選書サマリー
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お金持ちになる方法
【１】
お金持ちになる方法は、基本的には３つしかない。働いて高額の給
料をもらうか、事業を行うか、投資するかの３つだ。
働いて給料をもらうことは、誰もが経験のあることだ。だが、人生
を謳歌できる年齢のうちに、それなりの資産を築こうと思った時、
会社で働いて給料をもらう方法では限界がある。
大きくお金を稼ぐには、自分で事業を行うか、投資をするか、その
どちらかということになる。
なお、事業と投資は完全に分けて考えるべきではない。事業を始め
ることは自分自身への投資であり、投資がうまくいけば新しい事業
を引き寄せるからだ。
仮にサラリーマンを続けていたとしても、それなりの資産を作れる
人は、株式投資や不動産投資、あるいは副業など、何らかの事業や
投資を併用しているものなのだ。
【２】
事業や投資をしなければお金持ちになれないのには、訳がある。そ
れは、経済の仕組みが、給料をもらうだけでは稼げないようにでき
ているからだ。
事業には、先行投資が不可欠だ。お金を出す投資家がいて、はじめ
て事業が始まる。つまり、投資家が主役なのだ。資本主義の世界で
主役であることの意味は大きい。利益は主役に還元されるからだ。
次に重要なのが経営者だ。経営者は、投資家のお金を使って、実際
に事業を経営する。大きな事業になると、投資家と経営者は別々だ
が、多くの人が、自分で資金を投じて、経営も自分で行っている。
一方、こうした会社の従業員は、基本的には「時間あたり何円」と
決められた報酬で働くことになる。投資家や経営者にしてみれば、
会社が損をしていても従業員には給料を支払う義務がある。
だから、できるだけその金額を抑えようとする。このため、事業が
うまくいって会社がボロ儲けしても、従業員には、お金が回ってこ
ないのだ。
【３】
大きなお金を稼ぐには、ビジネスから得られる利益の多くを獲得で
きる立場になる必要がある。それが、経営者であり投資家なのだ。
経営者と投資家を兼ねたオーナー経営者なら、なお効率がいい。
純粋な投資家や、雇われ経営者では、運がよくないと大金を稼げな
い。自分で投資して、さらに自分で事業を経営するのが、お金を稼
ぐ最短距離なのだ。
オーナー経営者といっても、規模の大小は問わない。どんな形であ
れ、儲かる仕組みを自分で作ることができ、そこから得られる利益
の多くを自分のものにできる立場になることが重要だ。
だが、それだけでは不十分だ。大きな資産を築くには、稼いだお金
を再投資し、資産を増やす必要がある。
資産が一定規模を超えると、資産の増加から得られる金額が、事業
から得られる金額よりもはるかに大きくなる。そのようなサイクル
を作ることができた人だけが、本当の意味でお金持ちになれるのだ。
【４】
ひとりの人物が、何億も何十億も稼ぐには、会社から給料をもらっ
ているだけではダメだ。どんなにがんばっても、2000万円だ。だが、
これを事業にすれば自分の給料に会社の利益が加わる。
最初はサラリーマンで、給料しか稼ぐ手段がなかった人が、何らか
の形で事業をスタートする。これが第一段階だ。この段階では、兼
業でもまったく問題はない。
やがて事業が回り始め、利益が上がるようになったら、その利益を
再投資する。そこから得られた利益を、さらに再投資したり、事業
を売却したりすることで、さらに大きな資産が手に入る。
気がつくと、資産運用から得られるお金だけで生活が成り立つよう
になる。ここまで来れば「お金がお金を稼ぎ出す」ので、あくせく
働く必要はない。資産家としての本当の生活が始まるのだ。
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■■選書コメント
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お金持ちになるために必要な「ものの考え方」や時代の捉え方など
を教える本です。普通の人が、お金を儲ける上で必要な本質的・普
遍的な考え方を身に付けることができます。
一年ほど前に発刊された『お金持ちの教科書』という本の続編です。
前作は「お金持ちの頭の中がよくわかる」と話題になり、ベストセ
ラーになりました。本書は、その上級編にあたります。
上級編らしく、資産形成の方法から起業の秘訣、野心の持ち方、リ
スクの正しい取り方、時代を読む目など、本気でお金儲けをするた
めに必要な、一歩踏み込んだノウハウを、わかりやすく紹介します。
構成としては、まずお金持ちになる方法として３つのルートを紹介、
最終目標である「資産がお金を稼ぐ」レベルにいくために必要な考
え方などを教えます。
続いて、お金持ちになりやすい時代や、お金持ちになるために必要
な能力、メンタリティ、イノベーションとの関わり方を紹介、最後
に今後の日本の見通しと、その関わり方を紹介します。
株や為替、不動産や副業など、お金儲けの方法は数多あり、その
方法を紹介した本も「これでもか」というくらい発刊されています。
しかし、その多くが著者の個人的な体験談の域を出ていません。
その点、本書では「給料だけではお金持ちにはなれない」「他者か
ら搾取してもお金持ちにはなれない」など、普遍的な考え方を紹介
します。個人差や、時代を問わず当てはまることばかりです。
もちろん、考え方だけでなく、手順などもきちんと解説しています。
お金に興味がある人、今よりもっと稼ぎたい人、純粋にお金持ちに
なりたい人にお勧めします。
★本書の詳細、お買い求めは、
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