2015/02/27
ストレスが消える朝1分の習慣
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スッキリ目覚める朝1分の習慣
人の能力には、大きな差はない。それなら、なぜ結果を出せる人と出せない人がいるのか。その原因のひとつがストレスだ。ストレスが、脳機能の低下をもたらし、体の不調も起こすのだ。一流のビジネスパーソンは、意識的にも無意識的にも、ストレスを消す朝の習慣を持っている。そして、常に自分の能力をフルに発揮し、最高のパフォーマンスを実現しながら、仕事に向かっている...
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■今週の選書
■ストレスが消える朝1分の習慣
■西多昌規
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■■選書サマリー
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スッキリ目覚める朝1分の習慣
【1】
人の能力には、大きな差はない。それなら、なぜ結果を出せる人と
出せない人がいるのか。その原因のひとつがストレスだ。ストレス
が、脳機能の低下をもたらし、体の不調も起こすのだ。
一流のビジネスパーソンは、意識的にも無意識的にも、ストレスを
消す朝の習慣を持っている。そして、常に自分の能力をフルに発揮
し、最高のパフォーマンスを実現しながら、仕事に向かっている。
と言っても、ストレスをすべて消す必要はないし、そもそも不可能
だ。ストレスには「良いストレス」と「悪いストレス」がある。
たとえば、上司に注意されればストレスだが、それを改善していけ
れば、成長につながる。自分を成長させるための充実感や達成感、
満足感を得るためのストレスは、むしろ必要不可欠なのだ。
問題は、脳と体に不調を引き起こす「悪いストレス」だ。これをで
きるだけ減らし、さらに「良いストレス」に変えていくことが重要
なのだ。
【2】
「ストレスを消すには、考え方を変えるべきだ」と言われる。単純
に「ポジティブさを持とう」と言われることもある。確かに、考え
方を変えればストレスに強くなる。だが、時間がかかる。
それよりも「生活習慣を変えてストレスを克服する」ほうが現実的
だ。なぜなら、ストレスは「寝る、起きる」というリズムを崩すこ
とで起こるからだ。
人間の体内時計は、個人差はあるが、24時間よりも数十分長い。つ
まり、人の脳は、毎朝「時差ボケ」を起こしている。このズレを整
えれば「悪いストレス」が消え、能力を最大限に引き出せる。
ズレた体内時計を、リセットするのは朝だ。だから、朝の習慣がと
ても大事なのだ。医学的、科学的に根拠のある朝1分の習慣を取り
入れて、脳機能と体のポテンシャルを上げることが大事なのだ。
【3】
朝、スッキリ目覚めるには、どうするべきか。人間は、体温の変化
とともに起きて、眠っている。目を覚まして、シャキッとするには、
体を温めることだ。
ただし、暖房をつける、厚着をするといった道具で温めるのはだめ
だ。自力で体を温めることが必要だ。といっても、起床直後の激し
い運動はリスクが伴う。
だから、ベッドの中で、できる範囲で、手足や体幹を動かすことだ。
手をグーパーする、腰を浮かせる、足をバタバタする、左右にゴロ
ゴロ向きを変えるなど、子どもがダダをこねるような仕草が有効だ。
さらに「あー、イヤだ!起きたくない!」と大きく声を出して言え
ば、声帯や口角の周りの筋肉も使うので、覚醒効果が高まる。モヤ
モヤを吐き出してスッキリする「カタルシス効果」も期待できる。
【4】
朝の光は、眠りのホルモン「メラトニン」の分泌を促す。寝る時間
にメラトニンを出すには、朝の強い光が必要だ。朝の強い光は、睡
眠リズムを前にズラして「寝つきやすくする」という働きもする。
眠りを良くすることは、心身の健康に大きな利点になる。朝の光が
健康だけではなく、仕事や勉強のパフォーマンスに重要である理由
は、こういったメカニズムによるのだ。
しかし、光といっても色々な明るさと種類がある。光の強さは、ル
クスという単位で表される。値が大きいほど明るい。次の日の朝も
楽に起きるには、3000~5000ルクスの光を浴びるとよい。
自宅では2000ルクス以下が標準的だ。一方「太陽光」の明るさは、
冬の曇り空でも5000~1万5000ルクスくらいだ。部屋の中にいるの
とは比べものにならない明るさだ。
だから、窓際で生活できる環境を朝の習慣のベースにすることだ。
屋内でも、窓が南向きなら、窓から1メートル内側でも3000~5000
ルクスは稼げる。曇り空の下で光を浴びるのに近くなる。
窓際で過ごす「窓際族」になることで、毎朝、楽に起きることがで
きるようになるのだ。
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■■選書コメント
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バリバリ働いて、成果を上げる一流のビジネスパーソンになるため
に、ストレス解消に役立つ朝の習慣を、精神科医の著者が紹介しま
す。
仕事で結果を出せる人は「ストレス解消」の達人です。ストレスは、
脳機能の低下をもたらし、体の不調も引き起こすからです。ストレ
スが解消できないと、仕事のパフォーマンスが落ちるのです。
とはいえ、忙しい人ほど、ストレスに晒されがちです。この矛盾を
どうすれば解決できるのか?精神科医の立場から、わかりやすく教
えてくれます。
人は、ストレスから逃れられません。特に、体のリズムが崩れると、
ストレスになります。だから、ストレス解消には、まず規則正しい
生活習慣が大切です。
習慣は、自己啓発書の定番のテーマですが、本書で紹介される習慣
は、いずれも単なる個人の体験談ではなく、医学的・科学的に根拠
に基いているところが特徴です。
それを、目覚めた直後、ベッドから出た後、朝食、通勤、睡眠とい
う具合に、一日の時間の経過を踏みながら、合計39の習慣として紹
介してくれます。
すべてやる必要はありません。「これならできそう」と思えたもの
から実行してみることです。何せ、一つ1分です。忙しい人でも、
始めることができるはずです。
仕事や職場でストレスを抱えている人、朝スッキリ起きることがで
きない人、毎日体が重い人などで、「何とかしたい」と思いながら、
忙しさゆえに何もできずにいる人にお勧めです。
★本書の詳細、お買い求めは、
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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2015
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