2015/02/13
『こもる力』
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「こもるススメ」
自立し、ワクワクした毎日を送るためには「こもる力」が大切だ。こもるとは、自分の内面と向き合うことだ。人付き合いや環境に流されないことが重要だ。一人の時間を積極的に作り、自分とのコミュニケーションを優先し、内面と向き合うことだ。積極的にひとりの時間を作って、自分と向き合うのだ...
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■今週の選書
■『こもる力』
■市村よしなり
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■■選書サマリー
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「こもるススメ」
【1】
自立し、ワクワクした毎日を送るためには「こもる力」が大切だ。
こもるとは、自分の内面と向き合うことだ。人付き合いや環境に
流されないことが重要だ。
一人の時間を積極的に作り、自分とのコミュニケーションを優先し、
内面と向き合うことだ。積極的にひとりの時間を作って、自分と向
き合うのだ。
時間がなければ、毎日ほんの数分でもいい。要は、日常的にまわり
の情報や関係を遮断して自分と向き合えればいいのだ。それだけで、
何かが変わっていくはずだ。
「こもる」ことを日常的に取り入れ、積極的に一人の時間を作って、
自分と向き合って欲しい。「こもる力」がある人ほど、プライベー
トの幸福度は高く、ビジネスも成功しているものなのだ。
【2】
今までは、人付き合いのノウハウやメソッドが重視されてきた。し
かし、これからは「社交力」より「こもる力」が大切だ。「こもる
力」こそが、成長への大きなカギになるのだ。
SNS全盛だから、様々な誘いが届く。「交わること」は簡単だが、
「こもること」は意識しなければできない。だから「こもる力」の
有無、強弱が、成長や成果に大きく関わってくるのだ。
友達からの誘いを断って、意識してひとりの時間を作ることだ。外
部からの雑音をシャットアウトして、自分の考えを掘り下げる。孤
独でつらい作業だが、これができるかどうかで結果が大きく変わる。
自分の内面と向き合うことで、主体的でクリエイティブな生き方が
できるようになる。ストレスが減り、本当にやりたいことがわかる。
思考力や決断力が上がり、アイデアが湧き、ビジネスがうまくいく。
そして、人を思いやる力、共感力が増し、人間関係もうまくいくよ
うになる。無理せず、ありのままの自分を取り戻すことができる。
最終的には、社会を変えるくらいの力を発揮できるはずだ。
【3】
一人、何もしていない時、脳は何もしないのではなく、逆に、活発
に働くそうだ。リラックスし、安らぎの状態になった時に、様々な
体験や記憶を整理する。
そして「未来を想像し、体験から得た感情や意味を味わい、論理的
判断を創る」そうだ。つまり、何もしない時間を積極的に作ること
で、脳は非常に活発に働くのだ。
そして、ビジネスに不可欠な、論理的に分析・判断し、未来を予見
する力が高まるのだ。だからこそ、ビジネスでも結果を出すことが
できるのだ。
もちろん、その効果はビジネスだけに及ぶのではない。その体験か
ら得た感情や意味を味わう力が増すことで、さまざまな感情を豊か
に育み、幸福でいられる力も増すのだ。
【4】
外交的な人は、人と会うことでエネルギーがチャージされる。そん
な人にとって「こもる時間」は、苦痛かも知れない。だが、そうい
う人こそ、積極的に一人の時間を持つことだ。
今まで外からの情報が作り上げてきた人も、自分と向き合うことで、
創造的なアイデアや生き方ができるようになる。普段とは違う、新
しい自分を発見できるはずだ。
一方、内向的な人は、人と会うことでエネルギーが減っていく。そ
んな人にとって「こもる行為」は、あまり苦にならないはずだ。ど
んどん実践して欲しい。
内向的な人は、物事を深く見つめることが得意なはずだ。今まで表
現できなかった創造的なアイデアをどんどん表現してみることだ。
人は、誰もが自分にしかできない独自の才能を秘めているのだ。
人間関係の悩みの逃げ道として、一人を選び「引きこもり」をする
人は少なくない。だが、消極的に一人になるのは止めて、あえて積
極的に「こもる」。それこそが「こもる力」なのだ。
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■■選書コメント
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ひとり時間の勧めです。自分とのコミュニケーションを優先し、内
面と向き合う力のことを「こもる力」とし、こもる時間を日常的に
確保することを推奨します。
はじめは、数分でも構いません。周りの情報や関係を遮断するだけ
でも、習慣になれば、ストレスがなくなり、創造的な人生が手に入
り、ワクワクした毎日が送れるようになります。
そんな自分とのコミュニケーションの取り方について、その効用を
解説した上で、具体的なやり方を教えます。診断チャートなどを用
い、手順を踏んで導いてくれます。
「引きこもり」という言葉から連想されるように「こもる」という
言葉には、ネガティブな印象が伴います。しかし本書では「こもる」
をポジティブでクリエイティブな行為と捉えています。
ソーシャルメディアの時代になり、いつも人とつながっている時代
です。家にいても、電車の中でも、絶えず誰かとやりとり出来る状
態です。最初は、それが「素晴らしいこと」とされてきました。
しかし、最近は繋がりっぱなしの弊害も出てきています。たとえば、
自分を見失ってしまうことです。だからこそ、あえて、一人の時間
を作るという提言には共感します。
本書は「こもる」方法だけでなく、それを可能にするために必要な
「ビジネスの仕組みづくり」にまで言及します。自らの体験談をベ
ースにしているので読ませます。
というわけで、他人に流されて自分を見失い気味、疲弊気味の人は
もちろん「今の会社を辞めて独立したい」と考えている人にも、一
読をお勧めします。
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