2015/05/22
「一流の存在感」がある人の振る舞いのルール
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一流は自分の「イメージ」を演出している
「エグゼクティブ・プレゼンス」という言葉がある。社会的な地位や職位の高い人、品格を感じさせる雰囲気のことだ。「人の上に立つにふさわしい存在感」や「オーラの正体」だ。米国をはじめとする海外では、出世や成功を目指す人が、エグゼクティブ・プレゼンスを意識しないことはない。日本でも最近は意識する人や企業が急速に増えてきた...
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■今週の選書
■「一流の存在感」がある人の振る舞いのルール
■丸山ゆ利絵
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■■選書サマリー
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一流は自分の「イメージ」を演出している
【1】
「エグゼクティブ・プレゼンス」という言葉がある。社会的な地位
や職位の高い人、品格を感じさせる雰囲気のことだ。「人の上に立
つにふさわしい存在感」や「オーラの正体」だ。
米国をはじめとする海外では、出世や成功を目指す人が、エグゼク
ティブ・プレゼンスを意識しないことはない。日本でも最近は意識
する人や企業が急速に増えてきた。
理由は、職位や役割にふさわしい存在感があるかどうかで、重要な
場面での結果が大きく変わってくるからだ。人の上に立つなら、そ
れにふさわしいオーラや存在感を身につける努力が求められるのだ。
【2】
エグゼクティブ・プレゼンスは、先天的な特殊能力ではない。後天
的に身につけられる。場数や経験にまかせず、「振る舞い」を意識
し、積極的に実践することで身につけられるのだ。
なぜなら、一流の人の振る舞いには、ルールがあるからだ。その多く
は、ほんのわずかな差だ。しかし、これを忠実に実践するかしないか
で、人に与える印象に大きく変わってくる。
もちろん、社会での成功は、卓越した実務能力や人格があればこそ
だ。だから、能力を磨き、経験を積むことが何よりも大切だ。
しかし、一流の人は、さらに「人に与える印象」も仕事そのものだ、
という認識のもと、それを自分でマネジメントしている。カギは、
「振る舞い」にある。
これらを自然に身につけていくには、長い年月が必要だ。しかし、
短時間で一流を目指す人は、身につけるべきものを自ら強く意識し、
まずは「振る舞い」を変える。これが近道なのだ。
【3】
一流の人は「鏡の見方」もひと味違う。多くの人は「見てほしい理想
的な角度」でしか鏡を見ない。しかし、人から見られるのは、360度
方向だ。
つまり、あなたが鏡の中に見ている自分は「いつもの自分」ではない
可能性が高いのだ。だから、一流の人は、鏡を使って、全方位から全
身をチェックするのだ。
たとえば、顔の表情や血色、眼の状態、振り返った姿、スーツから出
るシャツの衿や袖口ののぞき具合、靴をはいた状態で、つま先、かか
と、ズボンのクッションの落ち具合など、すべてチェックする。
一流の人には、恰幅の良い人はいても、体型がゆるんだ印象の人は見
ない。自分の身体の変化を鏡で観察し、その都度、適度に調整する習
慣ができているのだ。
彼らは「自分はこうありたい、こう見られたい」が明確だ。そして、
自然とそれを守っている。その意識の高さこそが、一流の一流たる所
以なのだ。
【4】
今すぐイメージを上げる簡単な方法がある。それは、姿勢を良くする
ことだ。余計な力を入れず「肚」に力を入れて、良い姿勢を保つよう
にすることだ。
アゴの角度は、人に大きな印象を与えるので、きわめて大切だ。アゴ
を上に向けてしまうと、横柄で、偉そうな印象を与えてしまう。ぐっ
と引き締めるようにすることだ。
人の発言を聞くときは、腕を組むべきではない。これは、相手への拒
否を無意識に伝えるポーズだ。同じ理由で、机の下で足を組むのも避
けるべきだ。相手の不安や、不信を招く。
手は、テーブルの下に隠すべきでない。いつも机の上に出し、正面で
軽く組んでおくことだ。ペンを持つときには、もう片方の手も机の上
に出す。これらを意識するだけで、見た目の印象はずいぶんよくなる。
姿勢は、自分の気持ちにも影響を与える。ちょっと姿勢を変えるだけ
で、自分の中での自分の印象、いわゆる「セルフイメージ」も変わる
のだ。
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■■選書コメント
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セルフプロデュースの本です。地位や立場にふさわしい振る舞い方を
身に着け、表現することで、人の上に立つ存在感や品格をまとい、成
功者の仲間入りを目指します。
オーラを感じさせる人はいるものです。それは、単に役職や職位、ま
して懐具合だけで決まるものではありません。いったい、何が違うの
でしょうか?
それが、本書のいう「エグゼクティブ・プレゼンス」です。地位や職
位の高い人に求められる雰囲気です。欧米のビジネス界では、常識と
のことです。本書には、その内容や、身に着け方が書いてあります。
この「エグゼクティブ・プレゼンス」、難しそうですし、何より「ま
ずは中身」という気もします。もちろんそうなのですが、すぐにでも
実践できるものがありますし、実践しておくべきです。
たとえば「アゴの角度に気を付ける」「会食時には相手に財布を見せ
ない」「裏方への感謝を伝える」「一言お願いしますにそなえる」な
どは、どれもすぐに実践可能な心構えです。
中には「いつまでも新人のような名刺交換をしない」「流行を追いか
けるとクラス感が落ちる」「和室ではレディーファーストにしない」
など意外なものもあり、勉強になりました。
経営者、幹部社員、士業・コンサルタントなどの専門職なら、今すぐ
身に着けておきたいことばかりです。周囲から尊敬と信頼を集め、ビ
ジネスに効くこと間違いなしです。
さらに「いつの日か、そういう存在になりたい」と考える人にも、今
から意識するべきです。「まずは形から入る」ことも大事なことだか
らです。というわけで、すべてのビジネスパーソンにお勧めします。
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