2015/06/12
すごい人のすごい流儀
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「すごい人」は、自分を一言で表す
エンタテインメントビジネスを通じ、国内外で活躍する音楽業界・スポーツ界の「すごい人」たちの人間的魅力や好感度を最大化するお手伝いをしてきた。実は「３Ｃ」という技術を用いると「スーパースター」は意図的に作りだせる。「３Ｃ」とは「コンセプト」「一貫性」「継続」の３つだ...
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■今週の選書
■すごい人のすごい流儀
■伊藤正二郎
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■■選書サマリー
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「すごい人」は、自分を一言で表す
【１】
エンタテインメントビジネスを通じ、国内外で活躍する音楽業界・
スポーツ界の「すごい人」たちの人間的魅力や好感度を最大化する
お手伝いをしてきた。
実は「３Ｃ」という技術を用いると「スーパースター」は意図的に
作りだせる。「３Ｃ」とは「コンセプト」「一貫性」「継続」の３
つだ。
人から認知され、評価される要素は、外見、主張、そして行動だ。
どんな外見で、どんな主張をし、どんな行動を取るかが重要なのだ。
その時、核になるのがコンセプトだ。
人の価値を高めるなら、まずコンセプトを決め、外見・主張・行動
に反映させ、一挙手一投足に一貫性を持たせる。これを続けること
で、その人のコンセプトが、認知・共感されるようになる。
結果的に、その人物の価値は最大化し、単なる「アスリート」や「ス
ター」でなく「トップアスリート」や「スーパースター」と呼ばれ
る存在になっていくのだ。
【２】
「３Ｃ」という手法は、アスリートやアーティストなど、特殊な世
界の人だけにあてはまる話ではない。これを使えば「本当の自分」
や「なりたい姿」にふさわしい生き方ができるようになる。
すると、「自分がどういう人間」で、「どういう思いや考えを持っ
ているか」が周知されるようになり、さらに自分らしく生きられる
ようになるはずだ。
たとえば、サラリーマンなら、会社でやりたい仕事を任されるよう
になる。起業家なら、同じ考えや志を持った人を集めやすくなる。
その結果、それぞれのフィールドで「すごい」と呼ばれる人になれ
る。自分の望む未来や、成果が得られるようになるはずだ。
【３】
まず「コンセプト」を決める。コンセプトとは、その人の強みや、
物事に対する姿勢、雰囲気、イメージなどを表すものだ。同時に差
別化と優位性の源泉にもなる。
コンセプトを表す言葉は、文章でなく単語にすることだ。たとえば、
ある人物のコンセプトを「カッコよくて、常に大きな夢を語り、多
くの友人に慕われる男性です」としたとする。これではダメだ。
文章や「とても」といった副詞などを使って表現すると、外見、主
張、行動に反映させにくくなるからだ。継続もしにくい。提供する
情報が曖昧だからだ。
むしろ「美」「理想」「尊敬」などの単語、しかも名詞で表現した
ほうが、その人の本質的な魅力を、端的に表現できる。しかも、様々
な場面に柔軟に対応できる。
形容詞も避けるべきだ。たとえば「カッコよく」という言葉を使う
と、どんなカッコよさかわからない。言葉が表す範囲が広すぎて、
逆にイメージしにくくなってしまうのだ。
自分を単語で表す。これは裏を返すと、自分を単語で表せる生き方
をしようということだ。「すごい人」といわれる人ほど、それを実
践しているものなのだ。
【４】
成人して「自分」をはっきり持ってから、コンセプトを変更し、継
続することは難しい。だが、不可能ではない。
すでに大人で、自分のキーワードが「短所だらけ」と感じる人は、
そのキーワードを、ひっくり返せばいいのだ。
たとえば、「優柔不断」は、石橋を叩いて渡る「慎重派」「内向的」
な人は、一人の時間を探し、内に秘める強さを「自ら伸ばせる人」
という具合だ。
短所だらけのコンセプトも、ポジティブワードに置き換えれば、長
所ばかりのすばらしいコンセプトになる。そこに正解はないし、優
劣もつかない。誰もが「すごい人」になる魅力を持っているのだ。
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■■選書コメント
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セルフブランディングの本です。自分の魅力や価値を高め、それを
周囲に伝えることで、職場や社会で影響力を高め、自分らしく、思
い通りの人生を手に入れることを目指します。
教えるのは、ダルビッシュ有選手や本田圭佑選手など、日本を代表
するスーパースターたちのブランディングを担当している方です。
そのやり方を、普通のビジネスパーソンに応用します。
具体的には、自分のコンセプトを決め、それを外見、主張、行動に
反映し、一貫性を持たせます。さらに、それを継続することで、次
第に自分の存在感や好感度が高まり、影響力が増していきます。
実際、著者はこの手法で、数多くのスーパースターを創り上げてき
たそうです。そして、活動を通して「むしろ、この手法は普通の人
が輝くためにこそ、必要な手法だ」と確信したそうです。
本書で紹介する方法を実践すれば「本当の自分」「なりたい自分」
にふさわしい生き方ができるようになります。それを続ければ、周
囲にも知れ渡るようになります。
結果的に、生き方がブレなくなり、自分らしく生きられるようにな
ります。気がつけば、理想の未来や成果を得て、思い通りの人生を
生きられるようになるはずです。
というわけで「自分は、本当はこういう人間なのに、なかなか理解
してもらえない」「こんなことがやりたいのに誤解されている」と
いうフラストレーションを抱える人にもお勧めします。
もちろん、フリーランスやひとり起業など、自分の名前で仕事をし
ている人や、いずれしたい人は「セルフブランディング」の重要性
は十分理解していると思います。そういう人にもお勧めです。
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