2015/08/07
40代から知っておきたいお金の分かれ道
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資産形成の新常識
あなたの信じる常識が20年後を決める。「時代遅れの常識」や、バイアスのかかった「おかしな偏見」に惑わされていると、資産形成に失敗し「老後貧乏」への道を歩むことになる。老後に安心できる資産を形成するには「稼ぐ」「貯める」「殖やす」の3つのステップを実践することが大事だ...
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■今週の選書
■40代から知っておきたいお金の分かれ道
■神樹兵輔
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■■選書サマリー
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資産形成の新常識
【1】
あなたの信じる常識が20年後を決める。「時代遅れの常識」や、
バイアスのかかった「おかしな偏見」に惑わされていると、資産形
成に失敗し「老後貧乏」への道を歩むことになる。
老後に安心できる資産を形成するには「稼ぐ」「貯める」「殖やす」
の3つのステップを実践することが大事だ。
そして、そのために必要なのは「人生の3大無駄遣い」からの脱却
だ。3大無駄遣いとは「ローンによるマイホーム取得」「生命保険
加入」「マイカー所有」の3つだ。
その上で大切なのは「見栄を張らない」「危ない借金をしない」「モ
ノはゴミと考える」という心がけだ。これは、柔道でいう受け身の
ような心構えだ。万が一の時に、身を守るために必要なのだ。
こうした考え方をベースにしていれば、細かい出費にこだわった
「節約」や、お金を管理する「家計簿」をつけるなどの面倒なスト
レスから自由になり、日々の生活が合理的に進むようになる。
【2】
確実に貯蓄する一番の方法は、給与収入からまず貯蓄分を天引きし、
残りで生活することだ。本気でお金を貯めたいなら、すぐに「天引
き習慣」を始めることだ。
次に家計の見直だ。たとえば、現在、住宅ローンの金利は大変低い。
他行の「低い金利のローン」に移し替えたい旨を銀行の相談窓口で
告げるだけで「金利の引き下げ」を実施してくれたりする。
賃貸派なら、家賃の値下げを交渉すべきだ。さらに、生命保険や損
害保険、クルマの保有、スマホの料金、家族の食費も見直すべきだ。
こうして見直せば、生活コストの20%ぐらいすぐにでも引き下げら
れる。それを貯蓄に回すのだ。
【3】
年金は、払い損になるとか、給付額が減額されるなどといわれてい
る。だが、コストパフォーマンスがよく、頼りになる「老後の資金」
だ。さらに公的な保険制度にもなっている。
そんな「年金」をさらに増額する方法がある。国民年金の保険料を
払っている人やその妻は、毎月の保険料に付加保険料月額400円を
プラスすれば、65歳以降に付加年金が上乗せされる。
さらに、国民年金を60歳以降「任意加入」して、65歳まで払い続
ければ、国年年金を満額に近づけることができる。厚生年金加入の
人も、大学生の期間など、保険料が未納になっているケースがある。
ただし、60歳以降も会社員を続け、厚生年金に加入を続けている人
は、この方法は使えないので注意が必要だ。
【4】
保険は「補償」よりも「コスト」のほうがベラボーに高い商品だ。
保険料の内訳には、将来の保険金の支払いに充当する「純保険料」
と、コストに相当する「付加保険料」がある。
原価にあたる「純保険料」は35%程度で、残りの65%は、保険会
社の家賃や人件費、広告費、販売奨励金、営業利益などの粗利益だ。
「保険」に入ることは、合理的な経済行動といえないのだ。
もちろん、ネット生保の草分け企業の中には、保険料が大手の半額、
「純保険料77%」を謳うところもある。しかし、コスト23%でも、
まだ高すぎる。
「終身保険」は、貯蓄になるという人もいる。だが、途中解約で大
損し、保険料割高で利益換算しても定期預金並みだ。自分で投資運
用したほうがはるかにマシだ。
どうしても、もしもの時の安心を買いたいなら、営利目的でない都
道府県民共済への加入で十分だ。たとえば「さいたま県民共済」の
「付加保険料」に相当する事業費は、たったの3.96%だ。
このように、年金も保険も、仕組みを理解して、正しく活用するこ
とだ。これにより、無駄な支出を押さえることで、資産形成につな
げることができるのだ。
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■■選書コメント
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資産形成のやり方を学ぶ本です。豊かな老後に備えて、一攫千金を
狙わず、着実に資産を育てるノウハウです。「老後格差」にどう備
えればいいのかが分かります。
人口減少、大増税時代、年金制度の破たんなど、私たちの未来は暗
いもとして描かれています。老後に対しても、不安は募る一方です。
しかし、動かなければ不安は解消しません。
具体的にどう動けばいいのか?それが本書でわかります。今から身
に着けておく知恵と心構え、そして具体的な対処法を、1億2000万
円の借金を5億円の資産に変えた堅実投資の第一人者が教えます。
お金のルールが変わりつつあります。かつては「住宅ローン返済は
年収の25%まで」「家賃は月収の30%以内「定年までに預貯金3000
万円を貯めよ」などと言われましたが、今やこれでは不十分です。
本書は、老後資産5000万円以上を蓄えることを目指します。その
ためにやるべきことを、年金・保険・貯蓄、住宅・教育資金、ライ
フスタイル、投資・資産運用など、分野ごとに教えます。
内容は、極めて実践的です。たとえば、年金・保険の章では、賢い
活用法を紹介し、投資の章では、株式のスイング投資や低倍率の
FX投資を勧めます。お勧めの副業も紹介します。
他にも、マイホーム、愛車、保険、子供の教育など、私たちを取り
巻く無駄にもメスを入れます。著者自身が実践してきたことばかり
ですので、説得力があります。
将来に漠然とした不安を抱えながら、具体的に何をしたらいいのか
わからない40歳前後の人たちが一歩を踏み出すのに役立ちます。
もちろん、若い人にもお勧めです。
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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2015
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