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2015/10/30
お金持ちになった人が貧乏な頃からやっていること

お金持ちになった人は、これをやっていた

お金持ちになった人は、お金に余裕がないときから、あることに月収の５％のお金を使っている。それは、株でもないし、ＦＸでもないし、投資信託でもない。もちろん、貯金をしていたわけでもない。「お金を回収できる学び」にお金を使っているのだ。勉強にお金を使えば使うほど、お金はどんどん入ってくる。自己投資し、学びをお金に変えているのだ...

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■今週の選書
■お金持ちになった人が貧乏な頃からやっていること
■田口智隆
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■■選書サマリー
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お金持ちになった人は、これをやっていた

【１】

お金持ちになった人は、お金に余裕がないときから、あることに月
収の５％のお金を使っている。それは、株でもないし、ＦＸでもな
いし、投資信託でもない。もちろん、貯金をしていたわけでもない。

「お金を回収できる学び」にお金を使っているのだ。勉強にお金を
使えば使うほど、お金はどんどん入ってくる。自己投資し、学びを
お金に変えているのだ。

金融市場は自分でコントロールすることができない。だが、自分は
自分でコントロールすることができる。最もローリスクで、ハイリ
ターンな商品は、自分自身なのだ。

では、なぜ自己投資が必要なのか。それは、お金の自由を手にする
チャンスを見つけ、確実にものにするには、ある道で学んで、自分
の稼ぐ力を伸ばすほかにないからだ。

【２】

成功を望むなら、チャンスを生かすことだ。気づいていないだけで、
お金持ちになるチャンスは無数にある。お金持ちになれる人と、な
れない人の差は、このチャンスに気づき、生かせるかどうかだ。

「お金」「仕事」「時間」の自由を手にした人たちは、人生のどこ
かで、１回のチャンスに賭けて、一発勝負していることが多い。つ
まり、１回の勝負に勝てばいいのだ。

勉強して知識や技術を身につけ、それを生かして即行動して経験を
積む。お金を稼ぐなら、このプロセスを繰り返し、チャンスをもの
することだ。

ただし、自己投資の期間が、あまりにも長いと、やる気が続かない。
勉強は目的ではなく、チャンスをものにするツールだ。大事なこと
は実践だ。下積み時代が長過ぎると、何も得られず終わってしまう。

しかも、学び続けている間に時代や状況が変われば、チャンスは流
れ去ってしまう。「自己投資、即実行」に徹するべきだ。サイクル
が短ければ短いほど、素早く学びをお金に変えていけるのだ。

【３】

理想の人生は「お金」「仕事」「時間」の面で自由であることだ。
そのベースになるのが「お金の自由」だ。お金の自由が「仕事の自
由」と「時間の自由」を引き寄せるのだ。

お金があれば、やりたい仕事だけを、やりたいときだけやればいい。
だから、お金を稼ぐための自己投資をするべきなのだ。お金が稼げ
るように自分を磨くことは、自由をつかむ上で、一番の足かがりだ。

では、何を勉強すべきか。大人の勉強では自分の関心の高いものが
ベストだ。楽しければ、どんどん吸収できるし、アウトプットもし
やすいからだ。

得意なことに集中したほうが、伸びしろも期待できる。学びそのも
のの質も高くなる。それに、好きでもない仕事で活躍し続けられる
ほど世の中は甘くない。

【４】

結果を出すには、回収することだ。「自己投資、即実行、回収」の
サイクルを回すのだ。コツは、夢中になれて、しかも回収の目途が
つきそうな分野を選んで、自己投資することだ。

目標は、一般には「長期」「中期」「短期」で決めるべきという。
だが、自己投資では、長くて１年、できれば３カ月後から半年後に
どうなっていたいかで目標設定したほうが取り組みやすい。

なぜなら、自己投資では、スピード感が大事だからだ。学びをいか
に早く行動に移せるかで、成果が変わってくる。ゴールを遠くに置
くと「今日は何をするか」という、肝心な部分がぼやけてしまう。

また、目標設定では、数字への落とし込みが肝心だ。自己投資の場
合も同じだ。自分に甘くなるのを防ぐためだ。数字に落とし込む人
は、100%達成できなくても、近いところまでいけるものだ。

さらに、コツコツ続けるには、勉強仲間を作ることだ。同じことを
学んでいる人とつながるのが、挫折しない方法だ。そして、原動力
になるのが「誰かの役に立っている」という実感なのだ。

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■■選書コメント
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お金の稼ぎ方を学ぶ本です。２代目社長や資産家の家に生まれたわ
けでもない、ごく普通のビジネスパーソンが、自分の力でお金の自
由を手に入れるために何をやるべきかを学びます。

自力でお金持ちというと、一般的には、株やＦＸ、不動産への投資
を考えがちです。実際、財を成す人の多くは、これらに上手に投資
をしたり、自分で会社を始めたりしています。

ただ、その前に、彼らはまず自分に投資しているものです。勉強に
お金を使い、そこで学んだことを実践することで、お金を手にした
のです。その際の注意点や、やり方を教えてくれます。

タイトルから、いわゆる「お金持ちに学ぶ系」の本かと思いました。
「お金持ちは、宝くじを買わない」など、習慣や心構えを綴った本
かと思いましたが、全然違いました。

むしろ、著者自身が貧乏な時からやってきた方法を教える本です。
著者は、自己破産寸前の借金をかかえながら、数年で経済的自由を
手に入れるまでに力をつけたそうです。その方法を教えます。

もちろん、著者の個人的な体験だけではありません。著者は仕事柄、
3000人のお金持ちと接する機会があったそうで、その交流の中で見
つけた方法も語られます。

「お金持ちが貧乏時代にやっていたこと」こそ、これからお金持ち
になりたい人が、知りたいことであるはずです。本書は、そこを詳
しく教えてくれる本なのです。

今は、ごく普通のビジネスパーソンだが、稼ぐ力を身につけて、い
ずれ経済的な自由を手に入れたい、そのための努力は厭わない、そ
んな風に考える人に、一読をお勧めします。

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