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2015/12/31
99%の人がしている悪い習慣を捨て、たった1%の成功者になれる本

99%の人がしている悪い習慣を捨て、たった1%の成功者になれる本

ラクな人間関係をつくるために捨てる悪い習慣

心理学では、人間の行動の95%以上が無意識で成り立っているという。ということは、人間の未来は無意識の行動が決めていると言える。なぜなら、人間は行動の積み重ねの結果で成り立っているからだ。未来は、今の行動が決めている。その行動が無意識に支配されているとしたら、未来も無意識の行動が決めていることになる...


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■今週の選書
■99%の人がしている悪い習慣を捨て、たった1%の成功者になれる本
■塚本亮
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■■選書サマリー  
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ラクな人間関係をつくるために捨てる悪い習慣

【1】

心理学では、人間の行動の95%以上が無意識で成り立っているとい
う。ということは、人間の未来は無意識の行動が決めていると言え
る。

なぜなら、人間は行動の積み重ねの結果で成り立っているからだ。
未来は、今の行動が決めている。その行動が無意識に支配されてい
るとしたら、未来も無意識の行動が決めていることになる。

であれば、できるだけ意識的に行動をすればいいと思うかもしれな
い。だが、全ての行動を意識的に判断すれば、判断のスピードが遅
くなる。何よりも疲れる。

たとえば、車の免許をとり立ての時は、人の話も聞けないくらい余
裕がなく、運転動作の一つひとつに意識が集中している。これが、
行動や判断が意識的に行われている状態だ。

だが、慣れてくると、話す余裕が出てくるはずだ。この時、運転動
作は、無意識にコントロールされている状態だ。だから余裕が生ま
れるのだ。

【2】

無意識のうちに判断を下していることを、心理学では「自動思考」
と呼ぶ。自動思考には、ポジティブな結果をもたらすものも、ネガ
ティブな結果をもたらすものもある。

多くの自動思考のパターンは、子供のうちに形作られる。だから、
自分はそれに気づかずないし、それが普通だと感じている。ただ、
ネガティブな自動思考は、様々な問題を引き起こすから要注意だ。

また、心の中で意識と無意識が衝突を繰り広げていることもある。
たとえば「もっと努力しなければ」と意識しながら、無意識に「方
法がわからない」と悲鳴をあげていることがある。

これは「葛藤」と呼ばれている。意識と無意識が綱引きをしている
状態だ。葛藤していると、思うような結果を残せない。無意識のほ
うが強力だからだ。

望んだ結果を得て、思い通りの人生を送るには、無意識のうちに身
についたネガティブな考え方や怠惰な習慣を捨ててしまうことだ。
その時、役に立つのが心理学だ。

【3】

まず、愚痴はやめることだ。愚痴を言っていると、人が遠ざかる。
そして哀れな自分像に意識を集中させるてしまう。その結果、さら
に哀れな自分を引き寄せてしまう。

心理学ではこれを「予言の自己成就」と呼ぶ。つまり、無意識のう
ちに「かわいそうな私」が刷り込まれていくことで、それを現実化
させる行動をしてしまうのだ。

そうならないために、愚痴を言わない状態を作ることだ。しかし、
無意識のうちに愚痴が口から飛び出すようなら、まず、愚痴を言っ
たタイミングを自覚することだ。

愚痴は、言うくらいなら書き出すことだ。文字にすれば自分の感情
を客観的に見ることができる。すると、愚痴を言って終わりでなく、
その事実と向き合う必要が出て、前向きになれる。

また、愚痴が出るのは他人に期待しているからだ。これは単なる自
分の判断にすぎない。だから、今後は他人に期待しないようにノー
トに書いておく。そして、それを白日のもとにさらすのだ。

書き出した愚痴を眺めて、他人に何を期待していたのかを考えてみ
ることだ。他人への期待と、現実との間に生まれたギャップから学
ぶことは多いはずだ。

【4】

また「嫌われたくない」と考えることはやめることだ。誰からも好
かれようと思っていると「自分の軸」ができない。他人の軸に振り
回されてしまうからだ。

その気持ちを捨てた瞬間に自分の軸ができ始める。もちろん、自分
を嫌う人が増えるかもしれない。だが、それ以上に共感してくれる
仲間が増えるはずだ。

幸福は選択肢だ。誰かにその選択を委ねるのでなく、自分で選ぶこ
とだ。「嫌われたくない」人は、選択が苦手で、自分で決められな
い。他人の基準で選択することが習慣となっているからだ。

「他人にどう思われるか」でなく「自分はどう思うか」で決めるべ
きだ。はじめは、小さな決断でもいい。自分の選択と向き合い、そ
れが自分の軸によるものかどうかを確認することだ。

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■■選書コメント
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悪い習慣を捨てる方法を教えます。ネガティブな思い込み、怠惰な
生活習慣、悪く考えるクセなど、誰にでも行動や思考の良くない習
慣が色々とあるものです。

しかし、習慣は毎日繰り返されるのです。インパクトが大きく、時
間をかけて体や心を蝕んでいきます。もしかしたら、悪い習慣を捨
てるだけで、目標に近づけることさえあるかもしれません。

ただ「言うは易く、行うは難し」です。そこで、最新の心理学をベ
ースにした対処法を学びます。悪い習慣や考え方を捨て去る具体的
な方法がわかります。

本書では「ついスマホをいじる」「断れない」「相手の気持ちを深
読みする」など、ありがちな悪い習慣を紹介した上で、その対処法
を教えます。誰にでもできる簡単な方法ばかりです。

やりがちな習慣を52取り上げた上で解説しますので、本書を読め
ば「目標達成をするためには、どんな習慣を撃退するべきか」も明
らかになります。

面白いのは、各習慣の対処法として、偉人の言葉が添えられている
点です。たとえば「ついスマホをいじる」のところでは「短い人生
は時間の浪費で一層短くなる」と言われます。こたえます。

悪い習慣は、誰にでも身につくものです。違いは、それを克服でき
るかどうかです。克服できないのは、方法を知らないだけです。だ
から、それを本書で学びます。

もちろん、悪い習慣に悩まされるのはビジネスパーソンだけではあ
りません。仕事も、年齢も問いません。悪い習慣を撃退して、より
良い明日を手に入れたい、すべての人にお勧めします。

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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2015
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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

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