2016/03/11
仕事の速い人が絶対やらない時間の使い方
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最速で成果を生みだす「時間の使い方」
仕事には、こなすことが目的の「作業」と、価値を生み出すことが目的の「価業」のふたつがある。大事にするべきなのは、もちろん、「価業」のほうだ。仕事が遅い人は「作業」に追われ、仕事をしたつもりでいる。一方、仕事の速い人は「作業」を効率化して時間を短縮し、成果につながる「価業」の時間を充実させている...
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■今週の選書
■仕事の速い人が絶対やらない時間の使い方
■理央周
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■■選書サマリー
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最速で成果を生みだす「時間の使い方」
【1】
仕事には、こなすことが目的の「作業」と、価値を生み出すことが
目的の「価業」のふたつがある。大事にするべきなのは、もちろん、
「価業」のほうだ。
仕事が遅い人は「作業」に追われ、仕事をしたつもりでいる。一方、
仕事の速い人は「作業」を効率化して時間を短縮し、成果につなが
る「価業」の時間を充実させている。
時間は、貴重な「人生の経営資源」だ。過ぎ去った時間は、二度と
戻らない。時間をどう使うかで、成果が大きく変化する。「時間の
使い方」次第で、人生はより有意義なものになる。
戦略立案のポイントは、捨てることだ。現状を変える時、何かを始
めようとしがちだ。しかし時間は有限だ。「何を止めるか」を考え
るほうが近道だ。そのためにも、やるべきことを明確にするべきだ。
【2】
仕事が速い人は、残業しただけで「仕事をした気」にならない。仕
事とは、過程でなく、成果で評価されるからだ。長い時間会社にい
ても、成果が出ていないなら残業する意味はない。
仕事の目的は「長時間働くこと」ではなく「成果を出すこと」だ。
その残業は必要なのか、そもそも残業しなければならない理由は何
なのか、よく考えるべきだ。
残業せずに仕事を終えることができれば、その時間を、たとえば、
ビジネススクールに通うなど、将来の自分に対する投資に回すこと
ができる。
もちろん、その時間は、仕事のための投資だけなく、趣味やプライ
ベートにも投じることができる。それが、人生をより豊かにしてく
れるはずだ。
【3】
自分が「価業」の時間を確保できているかどうかは、スケジュール
を見ればわかる。忙しいことは、仕事ができることと同義ではない。
スケジュールぎっしりでは「価業」の時間がとれない。
「価業」は、5分や10分では終わらない。できれば週二日、最低
でも週一日は、アポを全く入れず、集中して「価業」に取り組む時
間を確保し「作業」に追われないようにするべきだ。
そのためにも、その日の予定だけではなく、一週間、一か月を俯瞰
して、スケジュール帳を確認する習慣をつけることだ。「価業」に
取り組む日を作ろうとすれば、アポはまとめて入れることになる。
スケジュール帳で、空白になっている日には、できるだけスケジュ
ールを入れないようにすることだ。そうすれば「価業」の時間がと
りやすくなる。
人とのアポイントを優先してしまい、自分の時間をとるのを忘れが
ちなら「自分とアポイント」を取ればいい。それもスケジュール帳
に記載してブロックすれば、後から予定が入ることはない。
【4】
仕事が速い人は、ダラダラ、なんとなく仕事をしないものだ。どの
作業にどれくらいの時間がかかりそうか見積を立てている。お金と
同じで、見積がないと効率的な仕事はできない。
仕事をするときには、TODOリストを書くべきだ。その際「やる
べきこと」しか書かないのは不十分だ。期限もはっきり書くべきだ。
締切りのない仕事は、後回しになるからだ。
加えて、所要時間も書くべきだ。「10日締切、資料最終チェック(30
分)」という具合だ。時間の使い方が把握できるので、差異分析が
できる。やがて時間と仕事がコントロールできるようになるはずだ。
なお「すべてが上手くいけば間に合う」でなく「トラブルが起きて
も間に合う」ようにするべきだ。ビジネスには、客先のトラブルや、
上司からの急な依頼など、突発的仕事がつきものだ。
これに対応できるように、毎日1時間ぐらい予備時間をとっておく
べきだ。このような予備時間が確保できるのも、所要時間の見積が
しっかりできているからなのだ。
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■■選書コメント
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ビジネスパーソンの時間の使い方を学ぶ本です。短い時間で圧倒的
な成果を生み出す方法が学べます。これにより、限られた時間で、
多くのことが成し遂げられるようになります。
「人より働いているのに、成果が出ない」という人がいます。そう
いう人は「作業」に終始しているだけで、価値を生み出す本当の意
味での「仕事」が出来ていないのかもしれません。
本書は、時間を「人生の経営資源」と捉え、それを最適に配分し、
圧倒的な成果につなげていく方法を、戦略的思考で考えていきます。
時間の使い方は、ビジネスパーソンの永遠のテーマです。本書では、
そんなビジネスパーソンの、正しい時間の使い方が学べます。残業
しなくても、圧倒的な成果が生み出せるようになります。
書籍の構成は、仕事の「遅い人」と「速い人」の時間の使い方を対
比しながら、なぜその違いが成果を左右するのか、理由とともに、
丁寧に解説します。
たとえば「毎日アポがあるのはダメで、あえてアポのない日を作る」
「日程は相手に尋ねず、自分から提案する」などです。こうした対
比が、全部で40も紹介されます。
難しい理屈も、ツールも必要ありません。ちょっと考え方を切り替
えるだけです。その上で、いくつか実践するれば、仕事はもちろん、
人生そのものが豊かになるはずです。
新人や、若いビジネスパーソンには特にお勧めです。さらに、ベテ
ランビジネスパーソンにとっても、自分の時間の使い方を振り返る
チェックリストとして活用することができるはずです。お勧めです。
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