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2016/09/16
なぜか好かれる人の「わからせる」技術
「がんばり」は口に出しては逆効果
がんばっているのに、正当に評価されていない。一方で、適当に手を抜きながら、要領よく仕事をして成果を評価されている同僚がいる―そんな不満を感じている人はいないだろうか。実は、他人はあなたのことをちゃんと見てはいない。どんなに自分のことをわかってくれていると思う人でも、理解しているのは、せいぜい40%くらいだ...
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■今週の選書 ■なぜか好かれる人の「わからせる」技術 ■馬場啓介 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★本書の詳細、お買い求めは、 → http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B01L1PYM6A ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆【弊社広告】大半がリピートされる優良媒体です。 https://www.bbook.jp/contact/advertisement.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■目次 ・選書サマリー ・選書コメント ・今週の選書 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■ ■■選書サマリー ■■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「がんばり」は口に出しては逆効果 【1】 がんばっているのに、正当に評価されていない。一方で、適当に手 を抜きながら、要領よく仕事をして成果を評価されている同僚がい る―そんな不満を感じている人はいないだろうか。 実は、他人はあなたのことをちゃんと見てはいない。どんなに自分 のことをわかってくれていると思う人でも、理解しているのは、せ いぜい40%くらいだ。 さらに、人には先入観がある。一度「この人はこういう人間だ」と いうことが脳にインプットされてしまうと、ほとんどアップデート されない。人間は他人のことに無関心で、無頓着なのだ。 だから、相手が勝手に自分を理解してしまう前に、自分のことはき ちんと自分で伝えるべきだ。「わかってもらえているだろう」とい う前提で、ただなんとなく毎日を過ごしていては損をするばかりだ。 あなたが自分の「がんばり」を伝える努力をしているのに報われて いないなら、伝え方が間違っているのだ。間違った方法でいくら伝 えても伝わらないのだ。 【2】 圧倒的な結果を出していれば別だが、いくら仕事ができる人で「苦 手だな」「からみづらいな」と思う人とは、一緒にいたくないのが 人間の心理だ。 自分の主張ばかりしていると、わかってもらうどころか、鬱陶しい と思われ、どんどん避けられるようになってしまう。そうなると、 いくらがんばっても、ますます届きにくいという悪循環が生まれる。 本来「がんばり」は言葉で伝えるものではない。あくまでも自然に、 「がんばってる」ことがわかる状況を作るほうが、相手もこちらの アピールを受け入れやすくなり、いい結果が出やすくなる。 がんばっているかどうかは、自分が決めるのではない。相手が判断 するのだ。そして、他人はあなたを見ていない。だから、がんばっ ていることをわかりやすく表現する必要があるのだ。 【3】 自分で主張すると、押しつけのような印象になる。だから、相手は 思わず避けたくなる。ところが、自然の流れの中で自己アピールし たい所が偶然出てしまえば、相手も素直に受け入れてくれる。 アピールは、聞かれたもの勝ちだ。相手が聞きたくなるには「興味 を持たせる」ことだ。相手が聞く態勢でないのに、一方的に話して も響かない。いかにこちらのホームに持ち込むかが大事なのだ。 人は、自分に関心を持つ人に興味を持つ。さらに自分の話を聞いて くれる人には、好感を持つ。自分の話を聞いてくれる人に対しては、 その分「自分も相手の話を聞かなくては」と思うものなのだ。 自分のがんばりを認めてもらいたい時も、こちらの頑張りを推すよ り、まずは相手の頑張りを認めることだ。すると相手も「認めよう」 としてくれるはずだ。 そういう気持ちが生まれると、こちらがわざわざアピールしなくて も、頑張っているところや、よい部分を一生懸命に、相手が見つけ 出そうとしてくれるものなのだ。 【4】 いくらあなたが頑張っても、あら探しばかりしてくる人がいる。そ ういう人たちに自分の「がんばり」を伝えるには、彼らがこちらの あらを探し出す前に、自分からあらを晒すことだ。 人間は、誰かのダメなところや、落ち込んでいるところを見ると、 逆に本気でその人のために「何かしてあげたい」と思う。そして、 一生懸命「いいところ」を探そうとスイッチが入るものなのだ。 人間は、いつもどこかで何かしらの不安と闘っている生き物だ。だ から、そういう「人の弱い部分」を見せられると安心できる。そし て、相手を認める心の余裕が生まれるのだ。 自分のダメなところを晒すことで、職場の雰囲気も変わる。頑張っ ている人が足を引っ張られるのでなく、きちんと評価される職場に なるのだ。勇気を出して、自分からさらけ出してみるべきなのだ。 ※↓「これじゃ、物足りない!」そんな方は、コチラ↓ https://www.bbook.jp/paymelmaga.html ★本書の詳細、お買い求めは、 → http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B01L1PYM6A/tachiyomi ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■ ■■選書コメント ■■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 自己アピールの本です。職場などで、周囲に自分の強みや魅力を、 さりげなくアピールする方法を教えます。「頑張っているのに認め てもらえない」と感じている人は必読です。 「こんなに頑張ったのだから、わかってもらえるだろう」では、伝 わりません。「見ている人は見ている」は幻想です。やるべきこと は、さらに頑張ることでなく、その頑張りを伝える努力なのです。 そのためには、人間関係の構築も大事ですし、自分を変える必要も あります。何をするべきかを教えるのが本書です。これまでの「売 込み」と異なる、全く新しい自己アピールの方法が学べます。 職場では、自分からアピールしなければ評価されません。しかし、 自分を自分で売り込むことには、腰が引ける人が多いと思います。 特に、日本人には苦手な人が多いようです。 理由は、そもそも日本社会が、慎み深い文化だからです。そのよう な文化の中で、自分だけが露骨に自己アピールすれば、むしろ逆効 果です。 理想的には、相手が自分の頑張りに自然に気づき、知らぬ間に評価 してくれるようになることです。これを可能にするには、自分から 色々と仕掛ける必要があります。 その具体的なやり方を教えるのが本書です。構成としては、まず正 しいアピールの仕方を紹介し、それを身につける着けるための習慣 を紹介、さらに実践する際の注意点や心構えなどを教えてくれます。 「頑張っているのに認めてもらえない」「成果が評価されていない」 など、不安を感じる方はもちろん、周りから誤解されがちな人や、 「もっと評価されてもいいはずだ」と思っている人にお勧めです。 ※「これじゃ、物足りない!」方は、コチラ → https://www.bbook.jp/paymelmaga.html ★本書の詳細、お買い求めは、 → http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B01L1PYM6A/tachiyomi ────────────────────────────── ◎バックナンバー→ https://www.bbook.jp/backnumber ◎ご意見、お問い合わせ、→ info@kfujii.com ◎登録、変更、解除→ https://www.bbook.jp/mag.html ────────────────────────────── 発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2016 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━