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2016/11/30
鬼速PDCA
PDCAは最強のビジネススキル
PDCAサイクルは、ビジネスパーソンなら誰もが知っている古典的フレームワークだ。一般的には、製造工程の改善手法か、チームやプロジェクトの管理手法として習得することが多い。だが、わかっているつもりでわかっていないのがPDCAだ。また、基本と言われながら、実践者が少ない。「今さらPDCA?」という人もいるはずだ。たしかに、提唱されたのは第二次大戦後だ...
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■今週の選書
■鬼速PDCA
■冨田和成
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■■選書サマリー
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PDCAは最強のビジネススキル
【1】
PDCAサイクルは、ビジネスパーソンなら誰もが知っている古典
的フレームワークだ。一般的には、製造工程の改善手法か、チーム
やプロジェクトの管理手法として習得することが多い。
だが、わかっているつもりでわかっていないのがPDCAだ。また、
基本と言われながら、実践者が少ない。「今さらPDCA?」とい
う人もいるはずだ。たしかに、提唱されたのは第二次大戦後だ。
だが、年月が経ったからといって、錆びついたわけではないはずだ。
むしろ、変化のスピードが加速する今、成長スピードが速く、柔軟
性の源になる「PDCA力」こそが、最強のスキルと言えるのだ。
【2】
そもそも、PDCAサイクルは、マネジメント手法というより「前
進を続けるためのフレームワーク」だ。それを高速を超えた「鬼速」
で回すことで、圧倒的スピードで成果を出し続けることができる。
鬼速PDCAを身につければ、桁違いの速さで成長できる。自分が
10倍の速度で成長すれば、今は高みにいる先輩やライバルにも必ず
追いつけるはずだ。
PDCAを回していない人は、地図もなく気ままに散歩しているよ
うなものだ。PDCAを回せば、明確なゴールを持ち、常に最短ル
ートを模索しながら日々を過ごすようになる。
世の中の変化は加速している。かつてのビジネススキルは、どんど
んコモディティ化している。そんな中、ますます価値が上昇するの
がPDCA力なのだ。
【3】
PDCAサイクルというと、丸く表現されたイメージが思い浮かぶ。
そのため、一つのプロジェクトに一つだけ回っている印象を受ける。
だが、これは勘違いだ。
実際には、あらゆるPDCAに、マンダラのようにそれを含む上位
のPDCAと、それを細分化した下位のPDCAがある。ここでは、
上位のものから、大PDCA、中PDCA、小PDCAと呼ぶ。
たとえば、大企業の営業職で年収500万円のビジネスパーソンが「5
年以内に年収1000万円上稼ぐ」とゴール設定したとする。すると、
ギャップを埋めるには、さらに細かい計画が必要なことに気づく。
たとえば「営業職として結果を残す」なら「年収1000万円」とい
う大PDCAの下に「営業スキルを磨く」「年間売上10億円」と
いった中PDCAが回ることになる。
さらに「営業スキルを磨く」といっても「コミュニケーション力を
磨く」「提案力を磨く」など個別の課題、すなわち小PDCAに分
解されていく。
また「コミュニケーション力」といっても「役員クラスとの話題に
ついていくための情報収集力」「仕草や表情」「交渉力」「傾聴力」
など、さらに小さなPDCAに分かれる。
最初に掲げた大PDCAのゴールがいかに壮大でも、それらは小さ
なPDCAに分解することができる。これらを回すことで、加速度
的に目標に近づくことができるのだ。
【4】
PDCAを実践しようとする時、躊躇するのは、続けられるかどう
か不安だからだ。「PDCA」と「自信」は「鶏と卵」の関係だ。
PDCAを回すと自信が湧き、自信が湧くから続けられるのだ。
特に、早い段階でPDCAを身につけると、PDCA力の向上によ
りレバレッジがかかる。今まで難儀していたことも、すぐにマスタ
ーし、次のレベルに上がれる。仕事でも私生活でも、自信が湧く。
そこまでの成果が出ない段階でも、ゴールと現状のギャップを把握
しながら計画を立て、実行に移すだけで「前進している自分」を実
感できる。それだけでも十分、自信につながる。
PDCAは、結果が出なくても「うまくいかなかったら改善すれば
いい」という前提に立つ。失敗は、仮説の精度を上げる成果だ。サ
イクルを回し続ける限り、ゴールに到達するまで必ず前に進むのだ。
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■■選書コメント
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●今週の選書について
仕事の進め方のモデルを紹介し、具体的な方法を教える本です。あ
の、誰もが知っているPDCAサイクルを使えば、自分も、チーム
も10倍速で進化することができます。
PDCAサイクルを知らないビジネスパーソンはいないはずです。
ところが、そのわりに具体的なやり方が理解されているとは言えま
せん。そのせいか、実践している人もあまり見たことがありません。
そんな古くて新しいPDCAを、フレームワークに昇華、超高速で
回すことで、圧倒的スピードで成果を出し続けることができます。
しかも、スピードはどんどん加速します。その方法が分かります。
本書のやり方は、著者が仕事の中で開発したオリジナルのものです。
それが、著者の圧倒的な業績で実証されています。しかも、組織の
マネジメントだけでなく、個人のスキル習得にも生かせます。
具体的には、目標へのロードマップをロジカルに導く「因数分解」
や、仕事の先送りを無くす「半週ミーティング」など、ユニークな
ノウハウばかりです。
取り上げる事例は、営業と英語学習です。それが40点以上の図版
と共に解説されます。そのため、どんな階層にあるビジネスパーソ
ンにとっても理解しやすいはずです。
さらに「工数棚卸しシート」「鬼速進捗管理シート」「なるほどシ
ート」「ルーチンチェックシート」など、各種シートが充実してい
ます。これらは、無料でダウンロードすることができます。
というわけで、キャリアップと高収入を目指す人はもちろん、管理
職や経営者、そして勉強中の方まで、すべてのビジネスパーソンに
お勧めします。
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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2016
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