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2017/04/27
知的社会人1年目の本の読み方
知的社会人に成長するための読書術
社会人としてのレベルを高めるべきだ。自分の評価を下げてしまえば、やりたい仕事ができなかったり、人間関係が築けなかったり、周囲から軽く扱われるなど、不本意な社会人生活を送ることになる。社会人として評価されたいなら「知性」と「教養」と「創造力」を兼ね備えた「知的社会人」になることだ。この3つの要素を持つ人は、貴重な存在であり、品格を醸し出す...
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■■今週の選書
■■知的社会人1年目の本の読み方
■■山口謠司
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★本書の詳細、お買い求めは、
→ http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894517558/tachiyomi
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■■選書サマリー
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知的社会人に成長するための読書術
【1】
社会人としてのレベルを高めるべきだ。自分の評価を下げてしまえ
ば、やりたい仕事ができなかったり、人間関係が築けなかったり、
周囲から軽く扱われるなど、不本意な社会人生活を送ることになる。
ば、やりたい仕事ができなかったり、人間関係が築けなかったり、
周囲から軽く扱われるなど、不本意な社会人生活を送ることになる。
社会人として評価されたいなら「知性」と「教養」と「創造力」を
兼ね備えた「知的社会人」になることだ。この3つの要素を持つ人
は、貴重な存在であり、品格を醸し出す。
兼ね備えた「知的社会人」になることだ。この3つの要素を持つ人
は、貴重な存在であり、品格を醸し出す。
これら3つの要素を同時に身につけさせてくれるのが読書だ。読書
こそ、快適に社会人生活を送るための大切な武器なのだ。知的社会
人になりたいなら、読書をするべきなのだ。
こそ、快適に社会人生活を送るための大切な武器なのだ。知的社会
人になりたいなら、読書をするべきなのだ。
読書のカギは、言葉の羅列ででき上がっている本を"知識"に変え
ることだ。そのためには、速読をすべきでない。なぜなら、本は「精
読をする」ことで知識になるからだ。
ることだ。そのためには、速読をすべきでない。なぜなら、本は「精
読をする」ことで知識になるからだ。
読書は、量でなく質を重視することに意味がある。速さを重視して
「わかったつもり」で終わる読書には、意味がないのだ。また、読
書を重ねていけば、読むスピードは、自然に上がるものだ。
「わかったつもり」で終わる読書には、意味がないのだ。また、読
書を重ねていけば、読むスピードは、自然に上がるものだ。
【2】
「本は人」だと考えることだ。本を手に取った時は「著者と会って
いる」と思うといい。色々な人に会い、色々な人の話を聞かせても
らえる。それが本だ。
いる」と思うといい。色々な人に会い、色々な人の話を聞かせても
らえる。それが本だ。
実際に著者に会い、話を聞くことは大変だ。会いに行くだけで支出
も相当になる。それに比べれば、本は1冊2000円以下だ。それだけ
で、著者からたくさんのことが学べるのだ。
も相当になる。それに比べれば、本は1冊2000円以下だ。それだけ
で、著者からたくさんのことが学べるのだ。
また、本は「編集」の過程で、著者の言いたいことがわかりやすく
並べかえられている。また、文章に間違いがないかも調べ直してあ
る。だから、本人と話すよりわかりやすいことさえある。
並べかえられている。また、文章に間違いがないかも調べ直してあ
る。だから、本人と話すよりわかりやすいことさえある。
著者には、ある分野でトップをひた走る人から、外国人、古代の人
さえいる。決して会えない人たちと会い、話が聞ける「読書」とい
う知的行動には、他の何物にも替えられない価値があるのだ。
さえいる。決して会えない人たちと会い、話が聞ける「読書」とい
う知的行動には、他の何物にも替えられない価値があるのだ。
【3】
無価値な本はない。だが「時間は有限」だ。だからこそ、読む本は
厳選すべきだ。正しい言い方をすれば「時間のムダになるような本
の読み方をするべきではない」
厳選すべきだ。正しい言い方をすれば「時間のムダになるような本
の読み方をするべきではない」
「今、自分がどんなことを求めているのか」を明確に定めることは、
無駄な読書をなくす秘訣の一つだ。人の脳は、あまりに多くの分野
のこと、多量の情報を一度に消化することはできない。
無駄な読書をなくす秘訣の一つだ。人の脳は、あまりに多くの分野
のこと、多量の情報を一度に消化することはできない。
たとえば「憲法」のことを学びたい時に、同時に『ファーブル昆虫
記』を読んだり、ピカソの伝記を読んだりしても、注意が散漫にな
って何がなんだかわからなくなり、知識はなかなか身につかない。
記』を読んだり、ピカソの伝記を読んだりしても、注意が散漫にな
って何がなんだかわからなくなり、知識はなかなか身につかない。
憲法のことを学ぼうとするなら、その分野の本を読むことに集中す
るべきだ。ただし、特定の分野の読書を「止める」潔さも必要だ。
行き過ぎた知識の深掘りは、偏った知識のもとだ。
るべきだ。ただし、特定の分野の読書を「止める」潔さも必要だ。
行き過ぎた知識の深掘りは、偏った知識のもとだ。
【4】
特定の分野の知識を身につける読書をしたいなら、様々な視点があ
ることを認識することだ。たとえば、法律の専門家を育てる大学の
学部には「法学部」「法政学部」「法経学部」などがある。
ることを認識することだ。たとえば、法律の専門家を育てる大学の
学部には「法学部」「法政学部」「法経学部」などがある。
「法学」は、法律を一つの学問として学ぶ。一方、「法政学」では
「法律を政治という視点から」または「政治を法律という視点から」
学ぶ。
「法律を政治という視点から」または「政治を法律という視点から」
学ぶ。
これを意識せず、闇雲に本を読むと時間がかかる。読書は「どの視
点から見て」を考えながら「どれくらい時間をかけるか」「どこま
で知識を掘り下げるか」を決めてからはじめるべきだ。
点から見て」を考えながら「どれくらい時間をかけるか」「どこま
で知識を掘り下げるか」を決めてからはじめるべきだ。
そうすれば、ムダな時間をかけずに、一点集中で知識を掘り下げ
ることができる。特定の分野を学ぼうと思ったら「どの視点から学
ぶか」をまずは決めるべきなのだ。
ることができる。特定の分野を学ぼうと思ったら「どの視点から学
ぶか」をまずは決めるべきなのだ。
視点の整理に使えるのが入門書だ。特定ジャンルの本を読むなら、
まず、浅くても全体の知識が学べる入門書を読み、視点を整理する。
そうすることで、どんな本を読むべきかわかってくるはずだ。
まず、浅くても全体の知識が学べる入門書を読み、視点を整理する。
そうすることで、どんな本を読むべきかわかってくるはずだ。
※↓「これじゃ、物足りない!」そんな方は、コチラ↓
https://www.bbook.jp/paymelmaga.html
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■■選書コメント
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■■選書コメント
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読書術の本です。「知性、教養、創造力に富んだ"知的社会人"に
なるには、読書が一番」ということで「どんな本を、どんな風に読
むべきか」を教えてくれます。
なるには、読書が一番」ということで「どんな本を、どんな風に読
むべきか」を教えてくれます。
著者は、文献学者で、文章や言語を扱う専門家です。当然、いつも
本と接して仕事をしています。いわば「プロの読書家」と言えます。
そんなプロがお奨めする読書術が学べます。
本と接して仕事をしています。いわば「プロの読書家」と言えます。
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というと、ハードルが高いものと捉えられてしまいそうです。しか
し、本書で紹介されるノウハウは、決して難いものではありません。
誰にでも実践できる、シンプルな読書術です。
し、本書で紹介されるノウハウは、決して難いものではありません。
誰にでも実践できる、シンプルな読書術です。
読書は、本来、文字さえ読めさえすれば誰にでもできます。しかし、
読み方次第で得られる成果は大きく変わります。本書は「教養を磨
く」ことを目標に、そのための正しい読書の技術を教えてくれます。
読み方次第で得られる成果は大きく変わります。本書は「教養を磨
く」ことを目標に、そのための正しい読書の技術を教えてくれます。
具体的には「読むべき本の選び方」と「実際の読み方」、さらには
「記憶に残し、引き出す情報整理術」なども解説してくれます。巻
末には、必読書リストもついています。
「記憶に残し、引き出す情報整理術」なども解説してくれます。巻
末には、必読書リストもついています。
誰もが「教養を高めたい」と思っているはずです。でも、小手先の
ビジネススキルと違って、教養の習得には時間がかかります。その
分、年月を経るごとに、どんどん差が開いてしまいます。
ビジネススキルと違って、教養の習得には時間がかかります。その
分、年月を経るごとに、どんどん差が開いてしまいます。
だからこそ、できるだけ早く、教養を高める読書の習慣を身に着け
てほしいと思います。そのために、まずは本書を読むところから、
始めていただきたいと思います。
てほしいと思います。そのために、まずは本書を読むところから、
始めていただきたいと思います。
「知的社会人になりたい」という人はもちろん「読書を習慣にした
い」という人、「すでに読んでいるが、もっと効果的に読みたい」
という人にまで、お奨めしたい一冊です。
い」という人、「すでに読んでいるが、もっと効果的に読みたい」
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◎バックナンバー→ https://www.bbook.jp/backnumber
◎ご意見、お問い合わせ、→ info@kfujii.com
◎登録、変更、解除→ https://www.bbook.jp/mag.html
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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2017
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