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2017/05/12
相手も自分も疲れないほんとうの気遣いのコツ

相手も自分も疲れないほんとうの気遣いのコツ

自然と気遣いできるすてきな習慣

「人に気を遣い過ぎて疲れる」という人は多い。確かに「気遣いとは相手のためのものだ。嫌な思いをされるくらいなら、自分が我慢してしまおう」という考えでは疲れ果ててしまう。だが、本来「気遣い」は楽しいものだ。相手が嬉しくなって、自分も少しだけ幸せになれるものだ。それはプライベートであっても、ビジネスの場であっても変わらない...


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■相手も自分も疲れないほんとうの気遣いのコツ
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自然と気遣いできるすてきな習慣

【1】

「人に気を遣い過ぎて疲れる」という人は多い。確かに「気遣いと
は相手のためのものだ。嫌な思いをされるくらいなら、自分が我慢
してしまおう」という考えでは疲れ果ててしまう。

だが、本来「気遣い」は楽しいものだ。相手が嬉しくなって、自分
も少しだけ幸せになれるものだ。それはプライベートであっても、
ビジネスの場であっても変わらない。

気遣いへの「怖れ」の多くが「人からどう思われるかが怖い」から
だ。それが気疲れにつながる。だが「怖れ」の大半は「思い込み」
からだ。「勇気」をもって進むべきだ。その時、気遣いは変わる。

もちろん、相手を不快にさせないマナーは重要だ。ただ、自分の思
いを伝え、自分がしたいと思う気遣いをしてみるべきだ。気遣いの
基本はそんなところにあるのだ。

【2】

たとえ些細なことでも、これまでやってこなかったことを習慣にす
るのは大変だ。習慣化するコツ、またはいつものパターンを変える
コツは「無理をしないこと」と「具体的にすること」だ。

いきなり大きな目標を掲げ、そこを目指すと、現状との開きが大き
過ぎて挫折しやすい。まず、小さなステップを作り、それを積み重
ねていくことだ。息切れせずに続けやすくなる。

「具体的に」とは、目標を「できたか否かが〇×で判断できるもの」
にすることだ。「電話応対を完璧にしよう」では判断できない。「お
電話ありがとうございましたと言って切る」なら判断できる。

目標を設定したら「今日一日で、何回中、何回言えたのか」をチェ
ックをする。達成感を味わうことは、習慣化にとても大切な要素だ。
達成していくと、次の目標を立てるのも楽しくなる。

もう一つのコツは、すぐにできないからといって落ち込まなりこと
だ。気長に構えるべきだ。何よりも大事なことは、行動を続けるこ
となのだ。

【3】

自分の思いや、気持ちをその場で相手に伝えることだ。思いや気持
ちを押し殺していると、波風は立たないが、不満が積もる。やがて
関係性悪化につながる。

ただ、自分の思い、気持ちを伝えることは難しい。実は、伝えるコ
ツがある。それが「Iメッセージ」だ。「私はこう思う」「こう感じ
る」という、自分が感じたことを伝えるのだ。

「してほしくないこと」をされた時「あなたはこうしている」「こ
うすべきだ」と言うのは「YOUメッセージ」だ。こう言われると、
相手は責められた気持ちになる。

人と長く、良い関係を保てる人は、相手を責めず、自分の思いも伝
えられる人だ。そのためには「こうすべき」でなく「私はこう感じ
る」というIメッセージを使いながら伝えてみることだ。

【4】

照れや気恥ずかしさから、相手の褒め言葉を、無自覚に否定するこ
とがある。これは言ってくれた相手の言葉を受け取らず、相手の思
いを否定することだ。

もし、素直に受け取らないことが、無自覚に習慣になっているとし
たら、もったいない。褒められたら、感じた気持ちをそのまま言葉
にすることだ。または、言ってくれたことに「お礼」で返してみる。

だが、褒め言葉をプレッシャーに感じてしまうということもある。
そんな時は、相手が自分の気持ちを受け止めてくれそうな人なら、
思い切って本当の気持ちを言ってみることだ。

自己開示をすることで、相手に自分のことをわかってもらえるかも
しれない。言葉にすることで、ずっと抱えていたモヤモヤから解放
される感覚も生まれるかもしれない。

それにより、自分がとらわれていたものが、スッとラクになって、
相手の褒め言葉を素直に受け止められるようになることもあるは
ずだ。

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■■選書コメント
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気遣いの本です。ちょっとした気遣いで、コミュニケーションがよ
くなり、人間関係がうまくいくようになります。ただ、気遣いは、
やり方を間違えるとストレスのもとになります。

特に、自己犠牲が前提の気遣いは続きません。それを無理して続け
れば、かえって人間関係を損なうことさえあります。そこで、本書
では、気遣いの正しいやり方を教えてくれます。

著者は、人気マナー講師です。相手を不快にさせないマナーを守り
つつ、さりげなく気遣いする方法を解説してくれます。仕事にも、
プライベートにも、きっと活かせる方法です。

私たちの暮らし全般に人間関係が付きまといます。そんな人間関係
を円滑にする潤滑油が気遣いです。それを無理なく行うコツが、本
書には詰まっています。

特に、本書では「無理なく」という点を最重要視しています。相手
を喜ばせるために自分が我慢するのでなく、相手と一緒に、自分も
幸せになる方法です。

構成は、四つに分かれています。まず、気遣いのためのマナーに始
まり、実践的な気遣いの方法と自分も相手も疲れない方法、最後に
気遣いが楽しくなる心がまえです。

これに沿って、全部で31のポイントが紹介されます。「ひとりごと
が場を和ませる」「褒め言葉には本音で答える」「ちょっとの会話
が最高の心配り」など、すぐに実践できる方法です。

人間関係のあるところに、気遣いありです。その気遣いが楽で、楽
しいものになるはずです。「もっと人間関係を良くしたい」という
人や「最近、気を遣い過ぎでお疲れ気味」という人にお勧めです。

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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

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