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2018/03/09
どんな会社でも結果を出せる! 最強の「仕事の型」
どんな会社でも結果を出せる仕事の「型」
社会や経済の環境は変わった。「ひとつの会社に一生勤める」というスタイルが王道ではなくなった。会社に頼っていても、将来が安定するとは限らない。また、昨今AIやブロックチェーンなど、新しい技術が大きな話題になっている。「ヒト」が携わるべき仕事の質や内容が、これから大きく変わっていく可能性があるのだ...
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■今週の選書
■どんな会社でも結果を出せる! 最強の「仕事の型」
■村井庸介
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■■選書サマリー
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どんな会社でも結果を出せる仕事の「型」
【1】
社会や経済の環境は変わった。「ひとつの会社に一生勤める」とい
うスタイルが王道ではなくなった。会社に頼っていても、将来が安
定するとは限らない。
また、昨今AIやブロックチェーンなど、新しい技術が大きな話題
になっている。「ヒト」が携わるべき仕事の質や内容が、これから
大きく変わっていく可能性があるのだ。
そうした背景を考えると、働く「ヒト」の評価や信頼度は「会社」
という器ではなく、新しい技術で代替できない個人の「付加価値」
で決まるようになる。
ビジネスパーソンの付加価値は、時代を問わず「いかに相手に貢献
できるか」に尽きる。そして、相手の視点から考えると、言われた
ことをやるだけでは、貢献度は必ずしも高いとはいえない。
自らの付加価値を生むのは"提案"だ。簡単に言うと「相手により
貢献できることを考え、伝えること」だ。よい提案ができるという
ことは、すべての仕事に使える「仕事の基本」なのだ。
【2】
提案は、次の5つのステップに分解することができる。ステップ1
では、目指すべき目的、あるいは目指したい目的、すなわち「Goal」
を明確にする。
ステップ2では、それを阻害する課題、すなわち「issue」を発見す
る。ステップ3では、課題を解決または課題でなくする最善策
「solution」を見つける。
ステップ4は、解決策を実行する具体的計画「operation」を作る。
ステップ5では、相手がよりよくなるために提案できる自分の価値、
すなわち「Value」を伝える。
この5つのステップの頭文字を取って「GISOV(ジーアイエス
オーブイ)」という。これを仕事の「型」として活用することで、
確実かつ迅速に結果を出すことができる。
いくら環境が変化しても、ビジネスパーソンが生き残るために必要
な仕事の基本は提案だ。だからこそ、この「型」をきちんと身につ
けておくことが重要なのだ。
【3】
「GISOV」はどんな提案にも使えるステップだ。この5つは、
この順番のまま考え、伝える。それが一番、説得力がある提案にな
るからだ。
課題は必ずあるし、顕在化しやすい。だがゴールは、抜け落ちるこ
とがある。ゴールが変わると、課題も変わる。だから、ゴールと課
題はセットで考えること。「本当の課題」が明確になる。
解決策と実行計画もセットで考えるべきだ。「見定めた課題は、ど
うすれば解決できるのか」が解決策だ。ただし、ここまでの三つの
ステップは、誰でも意識しているはずだ。
むしろ、大事にしたいのが実行計画だ。具体的な実現性の裏づけだ。
「ヒト・モノ・カネ・時間をどう使うか」「その解決策はいつ実現
できるのか」スケジューリングも実行計画の重要な要素だ。
【4】
最後のステップが付加価値だ。これまでのノウハウでは触れられて
こなかったが、最も重要だ。「なぜこの提案を承認すべきか」「な
ぜこの提案がベストか」「メリットは何か」だ。これが付加価値だ。
自社や自分が最も大事にしていることを、顧客に提供することを約
束するのだ。提案内容を気に入ってもらえても、最終決断の際、相
手は「なぜ、ここに頼むのか」疑問に思うことがあるからだ。
担当者は、提案を通すために、上司に理由を説明しなければならな
い。決裁者と直接、話ができても、相手は周囲の関係者に納得して
もらう必要がある。その時、理由になるのが付加価値だ。
「なぜ、この提案がベストか」説明する言葉を「提案する側」が、
準備しておくのだ。相手が断る理由を想定し、その理由を潰してお
くわけだ。断る理由がなければ、採用される確率は高くなるはずだ。
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■■選書コメント
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仕事術の本です。会社や顧客にとって役立つ仕事、意味のある仕事
をするために必要な仕事の基本を学びます。本書では、それを仕事
の「型」として教えてくれます。
一つの企業に安住できる時代は終わりました。ビジネスパーソンは、
業界・会社問わず、どこでも、すぐに成果を上げられるパーソナル
スキルを身に付ける必要があります。
そのために有効なのが、まず「型」を身につけることです。特に、
著者は、仕事の本質を「提案」であるとし、それに関する型を教え
てくれます。
著者は、野村総研でキャリアをスタートさせ、その後、リクルート
やメガネスーパー、グリーなど、様々な会社に勤め、実績を挙げて
きたそうです。
そこで武器になったのが、野村総研で教わった提案に関する型だそ
うです。これはゴール、イシュー、ソリューション、オペレーショ
ン、バリューの頭文字を取って「GISOV」と呼ばれています。
本書は、この「GISOV」を、誰もが簡単に身に付け、仕事で使
いこなせるように解説してくれます。はじめに「型」の重要性と魅
力、そして「提案力」の大切さとその磨き方を教えます。
続いて「GISOV」の使い方を解説します。解説は「仕事観」に
まで及びます。著者の経験と知見を、極めて論理的・体系的、かつ
具体的に学ぶことができます。
提案力は、新卒からベテランまで、すべてのビジネスパーソンに必
要な力です。業種や職種も問いません。一生ものの武器と言えます。
その型を、ぜひ本書で身につけてください。
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