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2018/03/30
敏感すぎるあなたが人付き合いで疲れない方法

敏感すぎるあなたが人付き合いで疲れない方法

自分軸と他人軸

人間関係が疲れる人は「自分よりも相手を優先するいい人」だ。もちろん、こう言われて喜んではいけない。これは、あくまでも表面的な評価だからだ。本質は、周り目を気にして、嫌われたり、敵を作ったり、攻撃されたりしないように「いい人でいる」意識が強いのだ。敏感過ぎるだけなのだ。そういう人は「都合のいい人」と軽んじられる存在だ...


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自分軸と他人軸

【1】

人間関係が疲れる人は「自分よりも相手を優先するいい人」だ。も
ちろん、こう言われて喜んではいけない。これは、あくまでも表面
的な評価だからだ。

本質は、周り目を気にして、嫌われたり、敵を作ったり、攻撃され
たりしないように「いい人でいる」意識が強いのだ。敏感過ぎるだ
けなのだ。そういう人は「都合のいい人」と軽んじられる存在だ。

「いい人」になると、自分らしさ、すなわち個性が殺される。「野
菜中心の料理を食べたい」と思っても、友達が「やっぱ焼肉だよね」
と言えば、同意してしまう。

自分を喪失している状態だから楽しくない。いい人をやめることこ
そが、幸せになる、人間関係に疲れないための近道なのだ。「私は
私、他人は他人」と考えるべきなのだ。

【2】

人間関係において、人との距離感がわからず、入り込み過ぎてしま
う人も、距離を置き過ぎてしまう人も「バウンダリー」すなわち、
心の境界線がわからない状態にある人だ。

幼少期から親子関係に問題があったり、小学校時代にいじめにあっ
たり、転校を繰り返していたり、大切な人を失う経験をしたりする
と、このバウンダリーがわからなくなってしまうことがある。

対外的には人当たりが良く、親しみやすい人なのに、距離が近づく
と、つい冷たくして距離を置いてしまう、そんなパターンを持ちや
すいのだ。

また、実際の自分の性格と外部からのイメージに差がある場合にも、
距離のとり方に悩む。たとえば、本当は神経質なのに、見た目は朗
らかそうな人は、外側からの距離の近さにストレスを感じやすい。

このバウンダリーの問題は、職場の人間関係だけではない。友人や
恋人、夫婦、家族の関係性など、さまざまなところに現れる問題な
のだ。

【3】

疲れない人間関係を作るには、相手との間に明確な線を引くことだ。
「私は私、他人は他人」という意識でいると、自分の足で立てる。
それを「自分軸」と呼ぶ。相手を気にする状態は「他人軸」だ。

「自分軸」でいれば、自分と相手との間に線が引きやすい。相手よ
り自分を大事にしている状態だから、譲れるもの、譲れないものの
境界がはっきりと見えるからだ。

仮に相手が、要求に応えない自分に不満をぶつけてきたとしても、
「自分軸」にいる人は、自分の大切なものを守ったことのほうに価
値を感じるはずだ。

「他人軸」にいる時は、深く傷ついていたような、相手の何気ない
一言も、「自分軸」にいればスルーできる。「自分軸」になればな
るほど、心が疲れないのだ。

【4】

安心感は、人から貰うものではない。「優しい人、自分を受け入れ
てくれる人がいるから安心する」というのは勘違いだ。相手から貰
う安心感は「他人軸」のものだ。

「他人軸」にいると、相手の気分やこちらの気分のちょっとした動
きで、安心が不安に変わる。安心感も「いつか相手が自分から離れ
ていくかもしれない」という恐怖と表裏一体だ。

治安の悪い国に旅行に行けば、自分の身の安全は自分で守らなけれ
ばならない。同じように、自分の心の安全も、相手に頼るのではだ
めだ。自力で守らなければならないのだ

本当の安心感は、「自分軸」にいる時だけ得られるのだ。「私は私、
他人は他人」という意識を持てるようになった人は、人間関係がグ
ッと楽になるはずだ。

「自分軸」に立つことは「他人軸」で生きてきた人にとっては容易
ではない。ただ、他者と適切な距離を保つには「他人軸」から「自
分軸」への移動が不可欠だ。まずはそのことを頭に入れるべきだ。

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■■選書コメント
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人間関係の本です。職場はもちろん、友人、夫婦や家族、さらには、
嫁姑やご近所との付き合いなど、日常の様々な場面において、良好
な人間関係を築くことを目指します。

いつの時代も、悩みの多くは人間関係です。他人と適度な距離感を
保つことができれば、自分を守ることができます。何より「自分ら
しく」生きることができるようになります。

本書は、そのノウハウや考え方を紹介してくれます。人気心理カウ
ンセラーが、心理学などをベースにアドバイスする「人間関係の処
方箋」です。苦手な人はもちろん、好きな人との関係も見直せます。

人間関係はやっかいです。著者は「問題を抱えやすいのは、むしろ
相手の気持ちがわかる人、優しい人、平和主義な人だ」と言います。
そうした人こそが、他人に振り回されて、心も体も疲弊するのです。

「自分らしく生きる」には、他人との距離を上手に保つことで、 自
分が心地よく振る舞えるようになることです。その具体的な方法を
詳しく解説してくれています。

具体的には、はじめによくある人との距離感が取れないパターンを
紹介、なぜそうなるのかの心理を紹介します。次いで「自分軸」で
生きる方法を紹介していきます。

嫌いな人や苦手な相手への境界線の作り方も紹介しています。さら
に、カウンセラーの立場から、人間関係の困った事例と、それに対
する正しい対処法も教えてくれます。

人間関係に悩む人は、本当にたくさんいます。そこから、自信を失
ったり、大きなストレスをため込んだりするのは、人生の大損です。
人で苦しむすべての人にお勧めします。

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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

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