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2018/08/31
最強の暗記術

あらゆる試験を突破する暗記術

人類は、暗記の進化と共に発展してきた。これらかの時代にも必要だ。暗記術を見つければ試験だけでなく、目標も夢も実現させる、生涯の武器になる、一生もののスキルなのだ。暗記には、３つのタイプがある。「暗記1.0」は従来の暗記力だ。外部の情報を脳にインプットする作業だ。「暗記2.09は、ビジネスや様々な場面で効果を発揮するアウトプットのための暗記だ...

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■今週の選書
■最強の暗記術
■本山勝寛
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■■選書サマリー　　
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あらゆる試験を突破する暗記術

【１】

人類は、暗記の進化と共に発展してきた。これらかの時代にも必要
だ。暗記術を見つければ試験だけでなく、目標も夢も実現させる、
生涯の武器になる、一生もののスキルなのだ。

暗記には、３つのタイプがある。「暗記1.0」は従来の暗記力だ。
外部の情報を脳にインプットする作業だ。「暗記2.09は、ビジネ
スや様々な場面で効果を発揮するアウトプットのための暗記だ。

従来の暗記だけが得意で、試験で点数だけが取れるという人材は
これから不要なる。「暗記1.0」を効果的に修得した上で、戦略的
にアウトプットする「暗記2.0」も兼ね備えるべきだ。

「暗記2.0」の力を伸ばすことで「暗記1.0」の意味付けが強まり、
モチベーションが高まる。ただ覚えさせられるという苦痛の作業か
ら、夢や目標を叶えるための楽しい暗記に転換していく。

さらに「暗記3.0」は、上記２タイプの暗記を組み合わせ、長期的
戦略で夢を叶える技術だ。「暗記1.0」から「暗記2.0」へ、そして
「暗記3.0」に進化させ、最強の暗記術を実践してほしい。

【２】

暗記にも戦略と計画が必要だ。人は常に情報に晒されている。必要
なものを、ベストのタイミングで効果的に覚え、アウトプットして
生かす、あるいは長期記憶として蓄積するなどの戦略が問われる。

暗記術を、何のために、どのように役立たせたいのかを明確にする
ことで、実践的な暗記力を高める効果が発揮できる。何でもいいか
ら、まずは目的を明確にすることだ。

そして、明確な暗記目標を立てる。単語1000単語を３ヶ月で暗記、
10分間スピーチ原稿を１週間で暗記など、具体的ゴールと達成期
日まで設定する。

暗記の目的を明確にしてすることで、より効果的な暗記戦略とプラ
ンニングが可能になる。まずは戦略と計画をしっかりと立てること
が暗記を成功させるための大事な基本なのだ。

【３】

よくある暗記の間違いは、一度ですべてを100％覚えようとして、
時間をかけ過ぎ、繰り返しができなくなることだ。暗記は早いスピ
ードで７回ほど繰り返すのが、長期記憶に定着させる上で効果的だ。

一度でじっくり完璧に覚えようと、１回で暗記作業を終わるより、
すぐに忘れてもよいという感覚で7回くらいを目安に何度も繰り返
すほうが自然に長期記憶に残る。

７回繰り返すといっても、一度で完璧に覚える必要はない。サクサ
ク進めればいい。繰り返すごとに暗記に要する時間は短縮される。
後半は定着できているか確認するだけなので時間がかからない。

明確な暗記目標と達成期日が設定できれば、あとは時間配分の問題
だ。７回繰り返しを実践できる計画を立てさえすればいいのだ。計
画を立て、７回繰り返せば、誰でも覚えられるはずだ。

【４】

暗記の際は五感をフル活用させる。目で見て、口でしゃべって、耳
で聞いて、手で書いて、イメージを想起させながら覚えると、記憶
に定着しやすくなる。

できれば声に出して読むことだ。暗記は声に出してするべきだ。そ
のほうJPNが、自ら口を動かしてアウトプットできるのと同時に、
自分の声を耳で聞いて聴覚からもインプットできるので効果的だ。

さらに、手を動かして書く。特に、単語は繰り返し書くべきだ。手
で動かすことで、アウトプットしながら、書かれたものを目で見て、
視覚でもインプットできる。

この際にも、書きながら声を出して読むことが大切だ。視覚という
点では、その単語の挿絵などが一緒に入っていると、イメージを想
起しながら記憶できるので定着しやすくなる。

単に機械的に手を動かしたり、声に出したりするのでなく、意味を
しっかり脳でイメージして確認することだ。これにより、記憶への
定着率が格段によくなるはずだ。

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■■選書コメント
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暗記の方法です。試験、語学、仕事など、あらゆる分野で使える、
一生モノの暗記力を手にする方法です。暗記というと、片っ端から、
頭に叩き込むイメージですが、それでは消耗するし、すぐ忘れます。

本書のノウハウを使えば、最低限の教材で、効率的に楽しく勉強す
ることできます。その結果、これまで苦痛でしかなかった暗記作業
が、楽しくなり、しかも身に付きます。

その結果、あらゆる試験を突破するための確かな力が付きます。ま
た、覚えた記憶がより長く定着します。結果的に、脳内に知見とし
て蓄積され、長期的に活用できるようになります。

著者は、公立校から東大に現役合格、さらに１年でハーバード大学
にも合格したそうです。他にも１週間で外国語のスピーチや、英単
語4000語を記憶、そこで活用した暗記術を紹介します。

なお、本書の特徴は、試験用のいわゆる暗記に留まらない点です。
最初に、いわゆる暗記術について「マンガ暗記術」「お絵かき暗記
術」 「画像検索暗記術」など、ユニークな方法を紹介します。

次いで、それをビジネスに活かす方法として「広報大使になる」「書
評アウトプット」などを紹介します。さらに、夢を叶える暗記術と
して、偉人伝や座右の銘、中長期計画の暗記などを紹介します。

このように、ただ単に情報を記憶するだけでなく、自らの知見とし
て、試験・語学・仕事など、あらゆる場面で使える、汎用性の高い
スキルとして、暗記術を紹介してくれます。

暗記が苦手な人、これまで気合と根性で覚えて消耗してきた人、に
も関わず、覚えたことをすぐ忘れてしまう人はもちろん「学んでも、
仕事や日常に生かせない」という人にお奨めします。

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