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2018/10/12
超一流、二流、三流の休み方
超一流は仕事をこう休む
大半の日本人が、休めているようで、実は効果的に休めていない。むしろ、休み返上で仕事をしてリフレッシュができず、最悪のコンディションで働いている人さえいる。働く現代人にとって休みとは、仕事の成果を上げるために日頃の疲れを取り、心身の調子を整え、休み明けにいいスタートダッシュを切るための準備のことだ...
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■今週の選書
■超一流、二流、三流の休み方
■新井直之
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■■選書サマリー
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超一流は仕事をこう休む
【1】
大半の日本人が、休めているようで、実は効果的に休めていない。
むしろ、休み返上で仕事をしてリフレッシュができず、最悪のコン
ディションで働いている人さえいる。
働く現代人にとって休みとは、仕事の成果を上げるために日頃の疲
れを取り、心身の調子を整え、休み明けにいいスタートダッシュを
切るための準備のことだ。
大富豪と呼ばれる一握りの成功者たちは休み方が上手だ。彼らは、
質の高い休息を心得ている。どう休めば疲れが取れ、コンディショ
ンが整い、パフォーマンスを発揮できるかがわかっているのだ。
時間を顧みず遅くまで残業して成果を出す働き方は昔のものだ。こ
れからは「生産性」と「効率化」が前提だ。「どのように働くか」
は大事だが、それ以上に「どう休むか」を突き詰めるべきなのだ。
【2】
忙しい毎日を乗り切るには、休日の過ごし方が重要だ。三流は、ダ
ラダラして、仕事モードに切り替えるのに苦労する。日曜の夜に憂
鬱になるのは、平日と休日のギャップが大き過ぎるからだ。
二流は、散歩や趣味を楽しむ。楽しいひと時を過ごすことで、気分
がリセットする。だが、一度仕事モードをオフにしてしまうと「休
みモード」から「仕事モード」への切り替えに時間が必要になる。
超一流は、仕事モードを完全オフにしない。そして、休日を仕事の
下準備に使う。たとえば、息抜きを兼ねて仕事用の靴やバッグを買
いに行ったり、下見がてら会食で使う店に食事に行く。
休日とは、仕事の疲れを取る休息日であると同時に、次の仕事に向
けた助走期間でもあるのだ。週明けから勢いよくスタートダッシュ
を切るための準備として使うべきなのだ。
【3】
効率的に短時間で仕上げる人より、遅くまで働いている人のほうが
「頑張っている」と評価されがちだ。だから、多くの人にとって「残
業が当たり前」になっている。だが、無自覚に残業するのは三流だ。
意識が高い人は、生産性にこだわる。退社時間から逆算して、決め
られた時間内に最大の成果を上げようとする。無駄な残業は極力避
ける。だが、これだけではまだまだ二流だ。
超一流は、就業時間など気にしない。成果を出すことを最優先と考
える。目的が達成できさえすれば、定時前でも帰宅する。帰れると
きはさっさと帰り、次の仕事に向けて英気を養うのだ。
定時までダラダラ時間をつぶすより、時間を有効的に使うほうが効
果的だ。パフォーマンスが高まり、実績が積み上がっていく。時間
の使い方をそんな風に考えることが大事なのだ。
【4】
休日は「誰と過ごすか」も重要だ。若い人は、地元の友人や学生時
代の仲間と遊びに行くことが多い。これを三流とすると、二流は上
司と家族ぐるみで付き合ったり、取引先とゴルフに行ったりする。
実際、超一流の人たちも、友人や仕事の関係者と過ごすことがある。
ただ、二流・三流の人には少なくて、超一流に多いのが、休日はチ
ャリティーやボランティアの仲間と過ごすというケースだ。
ビジネスの世界では、肩書や役職を完全に切り離して付き合うこと
はできない。ところが、ボランティア団体のような場所には、大企
業の経営者も地元の商店主も、個人事業主も、学生も参加している。
しかも、皆が「世の中に貢献したい」という想いを共有している。
役職も年齢も職業も異なる意識の高い人たちと、同じ目的に向かっ
て共に進む経験からは、仕事とは違った刺激や手応えが得られる。
また、知り合ったボランティア仲間と、巡り巡ってビジネスを共に
にすることも少なくない。新しい人脈は、仕事を離れた休日に生ま
れることが多いのだ。
昔馴染みの友人知人が「過去」の相手なら、上司や取引先など、仕
事関係者は「現在」の相手だ。そして、ボランティア仲間は、いつ
かどこかで実を結ぶかもしれない「未来」の相手といえるのだ。
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■■選書コメント
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●今週の選書について
「休み方」というユニークなテーマの本です。休みをどう過ごすか
で仕事の生産性は変わります。その結果、成果が変わります。そう
考えると「休み」も立派なビジネススキルと言えそうです。
また「どう休むか」は「どう生きるか」を反映します。平日の昼間
は仕事をしているため自由度が少ないですが、休みは過ごし方が個
人に委ねられています。多様な分、結果の違いも大きくなります。
休み方次第で、仕事人としてはもちろん、それ以外の自分やその人
間関係など、人生そのものを決めてしまう可能性があります。そん
な大切な休みを、賢く、有意義に過ごす方法が分かります。
日本人は、一般に勤勉で真面目で優秀と言われていますが、休み方
については劣等生と言われます。自分では上手に休んでいるつもり
でも、世界標準から見れば下手な休み方である可能性があります。
たとえば、疲れたからと昼まで寝ていたり、一日ゴロゴロしていた
り、反対に無理して出かけてかえってへとへとになったりする人も
多いと思います。これは、下手な休み方かもしれません。
本書では、エリートや大富豪たちがどんな休み方をしているのか、
その実態と理由などを紹介します。著者は、なんとプロの執事です。
執事だからこそ、彼らのプライベートの過ごし方もわかるのです。
具体的には、大富豪の休み方を「超一流」、仕事ができるエリート
たちのそれを「二流」、一般人のそれを「三流」とし、休み方や体
調管理の方法を比較検証していきます。
たくさん働くことは、もはや美徳になりません。大事なことはもち
ろん成果です。そのためには、正しく休みを取り、コンディション
を万全に整えることです。そのコツがわかると思います。
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