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2018/11/09
腹黒くないFPが教えるお金の授業
腹黒くないお金の授業
お金に向き合うと、優先順位がはっきりする。時間もエネルギーも本当に大切なことに集中的に使えるようになる。人生もお金も自分の問題と覚悟できる。目線が上がり、人生が変わる。人生を「お金の流れ」で見ると「教育を受ける時代」「現役時代」「リタイアメント後」という3つのステージがある。そして「人生100年時代」においては「リタイアメント後」がとてつもなく長い...
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■今週の選書
■腹黒くないFPが教えるお金の授業
■岩城みずほ
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■■選書サマリー
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腹黒くないお金の授業
【1】
お金に向き合うと、優先順位がはっきりする。時間もエネルギーも
本当に大切なことに集中的に使えるようになる。人生もお金も自分
の問題と覚悟できる。目線が上がり、人生が変わる。
人生を「お金の流れ」で見ると「教育を受ける時代」「現役時代」
「リタイアメント後」という3つのステージがある。そして「人生
100年時代」においては「リタイアメント後」がとてつもなく長い。
リタイアした後は「それまで貯めていたお金」と「年金」に頼る生
活をする人が大半だ。この長い人生を楽しく、つつがなく送るため
には「お金の正しい取り扱い方」を知っておくべきだ。
今の時代、これからの人生のことを考えれば「自分が持っているお
金でまかなえるのか」と誰もが不安になるはずだ。お金のことを少
しでも知っていれば、その不安も小さくできる。
【2】
お金が「貯められない」のには理由がある。貯められない人の特徴
は、まず「自分が毎月一体いくら使っていいのか」がわかっていな
いことだ。
毎月の収入は「今月使うお金」と「未来に移動させるお金」とに配
分するべきだ。未来に移動させるお金とは「貯蓄」のことだ。手取
りから「貯蓄する額」と「臨時で出ていくお金」の合計額を引く。
それを12カ月で割ったものが「毎月使っていいお金」だ。貯められ
ない人は、この「毎月自由に使えるお金」がいくらかわかっていな
い。逆にこれさえわかっていれば、お金は貯まっていくはずだ。
【3】
お金が貯められない人のもうひとつの特徴は「貯めては取り崩す」
を繰り返していることだ。忘年会、冠婚葬祭、お盆の帰省代など、
臨時支出だから仕方ないという。
だが、年末になれば忘年会があるのは毎年のことだ。冠婚葬祭も、
数年に何度かあることは予想がつくはずだ。お盆や正月には、よほ
どのことがない限り、毎回帰省するはずだ。
つまり、臨時支出とは、あらかじめ想定して予算化しておくべき支
出なのだ。まずは「臨時支出=予期せぬ支出」という意識を変える
ことが大切だ。
予算化しておくべきは「毎月ではないが、年に何度かまとまって必
要になる費用」だ。たとえば、一括で支払っている保険料や帰省の
ための費用、冠婚葬祭の費用、旅行などの娯楽費などだ。
さらには、被服費、化粧品代などもある程度「予算化」しておくこ
とだ。臨時支出を把握して、毎月自由に使えるお金を知ることが、
お金を貯める上で不可欠なのだ。
【4】
お金が貯まらない人、ついムダ使いをしてしまう傾向がある人は、
今、使うお金が、次の3つの支出のどこにあてはまるのか、頭の中
で考えることだ。
すなわち「生活に必要な支出」か「自己投資のための支出」なのか、
「心を豊かにするための支出」なのかだ。これら3つのどこにも該
当しない支出は「ムダな支出」と考えるべきだ。
たとえば、毎日のランチは「生活に必要な支出」だ。だが、友達と
の休日の贅沢ランチは「心を豊かにするための支出」だ。打合せし
ながらのビジネスランチは「自己投資のための支出」だ。
そんな風に考えることで、より自覚的にお金を使うことができるよ
うになる。ポイントは、3つの仕分けの中身をよく考えることだ。
食費、光熱費がいくらなどと細かく家計簿をつける必要はない。
なぜなら、家計簿をつけるのは面倒だし、時間がかかるからだ。そ
れに合理的でもない。仕事が忙しい時は、外食が増えて食費が予算
をオーバーすることもあるはずだ。
最終的につじつまが合えばOKなのだ。要は、自分の決めた金額を
毎月きちんと貯められる「先取り貯蓄」をすればいいのだ。それさ
えできていれば、残りをどのように使ってもいいのだ。
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■■選書コメント
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●今週の選書について
お金の本です。お金にまつわる真実がわかります。預貯金、保険、
教育費、住宅ローン、老後資金など、暮らしのお金について、わか
りやすく教えてくれます。
お金には誰もが関心があるはずですが、難しいのも事実です。しか
も、色々な人が色々なことを言っています。それで、つい後回しに
したり、人任せにしてしまいがちです。
しかし、自分のお金は、自分で守る必要があります。専門家に相談
するとしても、全くの無知ではカモになるだけです。最低限の知識
は押さえておくべきです。本書には、それが書いてあります。
お金の専門家と言うと、普通は銀行や保険会社、不動産会社の担当
者が思い浮かびます。でも、彼らが真っ先に考えるのは、私たちの
将来より、自分たちの業績です。彼らが言わない真実もあります。
その点まで書いているところが、本書が類書と一番違う点です。特
定の金融商品を売ることなく、独立性の確保を信条としているFP
が、100%顧客の立場から解説してくれています。
たとえば「結局、いくら貯めればいいかを計算する方法」や「知ら
ない間にお金が減る問題の防ぎ方」「本当に必要な保険や住宅ロー
ンの借り方」など、中々知り得ない暮らしのお金の真実が満載です。
他にも「共働き夫婦のブラックボックス家計」や「教育費のかけす
ぎ」「高年収だからこそ陥りやすい債務不履行」など、お金の盲点
もわかります。
知っておけば、自力でお金の設計ができるようになります。これか
らお金を貯めたい人、稼いでいるのにどうも貯まらない人など、暮
らしのお金に悩むすべてのビジネスパーソンにお勧めします
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