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2019/04/05
こうして、夢は現実になる

こうして、夢は現実になる

大きな存在にすべてをゆだねることで、創造性を最大限まで高めることができる。芸術の女神ミューズでも、宇宙でも、神様でも、どう呼んでもかまわない。大きな存在にお願いするだけだ。夢を邪魔する「敵」を知ることだ。１つ目の敵は「先延ばし」だ。創造的な何かを始めようと決心すると、小さな声が聞こえてくる。「今はまだ、その時ではない」というものだ...

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■今週の選書
■こうして、夢は現実になる
■パム・グラウト
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■■選書サマリー　　
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こうして、夢は現実になる

【１】

大きな存在にすべてをゆだねることで、創造性を最大限まで高める
ことができる。芸術の女神ミューズでも、宇宙でも、神様でも、ど
う呼んでもかまわない。大きな存在にお願いするだけだ。

夢を邪魔する「敵」を知ることだ。１つ目の敵は「先延ばし」だ。
創造的な何かを始めようと決心すると、小さな声が聞こえてくる。
「今はまだ、その時ではない」というものだ。

２つ目の敵は「変化への不安」だ。何か新しいことを始める時、特
に創造活動のようなリスクの大きな変化は、不安も大きくなる。ま
ず抵抗するのは自分自身だということ覚悟しておくべきだ。

３つ目の敵は「自分を疑う気持ち」だ。何かを創造する時は、失敗
作もたくさんできる。諦めずに続ければ、だんだんいいものが作れ
るようになる。さらに簡単にできるようにもなる。

もちろん、練習は必要だ。時間もかかるし恐怖も後悔もある。そん
な時は「ハレルヤ」と叫んで発散すればいい。ひどい文章、下手な
絵を描くほど良い作品に近づくのだ。最初からうまくいくはずない。

【２】

芸術の女神「ミューズ」を味方につけるには「出席する」ことだ。
小説を書きたい、絵を描きたい、映画を撮りたいという夢があるな
ら、時間を決めて、きちんとその時間に出席することだ。

日時をいつにするかは自由だ。とにかく決めることが大事だ。自分
の本気度をミューズに伝えるのだ。本を書くことを夢見ているだけ
では、本は永遠に完成しない。

ミューズは、あなたに贈り物を届けたくてうずうずしている。でも、
本気の人しか相手にしない。あなたが本気なら、出席しなければな
らないのだ。

これはいいニュースだ。何かを創造するのに、特別な才能は必要な
いのだ。夢を叶えた人たちは、何があっても諦めず、毎日出席して
、自分の本気をミューズに納得させたのだ。

【３】

「創造性があるのは、ごく少数の恵まれた人だけだ」と多くの人が
思っている。だが間違いだ。創造性は私たちの誰もが持っている。
ただ、低く垂れ込めた雲のせいで、光が見えなくなっているのだ。

神には「創造性」がある。全世界に60億人もいる人々の中で、同じ
指紋の持ち主は一人もいない。どんなに小さな虫も、構造は複雑だ。
人ならなおさらだ。すべて神でなければできない仕事だ。

エンジニアの父親は、息子がブロックで橋を作るのを見ると嬉しく
なる。同じように、神は人間が詩を作るのを見ると、思わず笑みを
浮かべるはずだ。

神が人間に望むことは、何よりもまず「創造すること」だ。表現し、
神と同じようになることを望んでいるのだ。創造は権利だが、義務
でもある。創造することは人間の運命なのだ。

【４】

神様は、人間の創造プロジェクトを「助けたい」と思っている。人
間が大きな夢をかなえるのを後押ししたいと思っている。そもそも、
「夢を見る能力」と「創造する能力」を植えつけたのは神なのだ。

神は、偉大なクリエイターだ。この世で最初のアーティストであり、
人間も神の創造の火花から誕生した。そしてアーティストは、他の
アーティストに共感するようにできている。

逆に、人間が創造することを、神が嫌がる理由はない。神と同じ道
を歩むことを、神が望まない理由はない。神は、人間に夢を見る能
力と、創造する能力を与えたのだ。

神の願いは、ただ私たちが幸せになることだ。だから、夢に向かっ
て一歩を踏み出すことだ。神はチアリーダーになってくれるはずだ。
天界の応援団を引き連れ、歓声を上げ拳を突き上げ応援してくれる。

また、神様からの贈り物は無限だ。望んだ分だけ与えられる。自己
催眠でも、祈りでも、呼び方は何でもいい。とにかく、毎日お祈り
をしてみることだ。失うものなど無いはずだ。

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■■選書コメント
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●今週の選書について

創造力を高める本です。退屈な日常が、自由で情熱的なものに変わ
ります。その結果、人生を味わい尽くすことができるようになりま
す。あらゆる分野で創造性が発揮できるようになります。

人は、日常生活に流されて「楽しいこと」や「自分らしいこと」を
どんどん捨てていきがちです。やがて個性も夢も奪われ、気がつけ
ばありきたりの人生に埋没してしまいます。

そこから自由になるには創造性を発揮することです。その方法が、
書いてあります。創造性を高め、産み出す力を開花させることがで
きるようになります。全米ベストセラーです。

新しい時代が始まります。今こそ、新しいことを始めるチャンスで
す。「小説を書きたい」「絵を描きたい」「映画を撮りたい」「脚
本を書きたい」など色々あると思います。

もちろん、アートだけではありません。「ビジネスを立ち上げたい」
「家族を幸せにしたい」「体にいいことを始めたい」など、何でも
ＯＫです。あらゆる分野で創造性は求められます。

しかし、たいていは志半ばで諦めます。それを繰り返すうちに「始
めること」はおろか「始めよう」と思うことさえ封印し、止めてし
まいます。本書は、そんな気持ちを目覚めさせてくれます。

著者は「創造的に生きることこそが、すべての人間の使命だ」とし、
その実現法を教えてくれます。読めば「とにかくやってみよう」と
いう気持ちになるはずです。

夢をあきらめて久しい人、「新しいことをしてやろう」という気持
ちさえ失った人、孤独で退屈な日々を送る人、「そうはなりたくな
い」と考える人たちにおすすめします。

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