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2019/11/29
スピーカーズ・コーチ
伝え方がうまくなる秘訣
見事なトークやスピーチ、プレゼンテーションをする人がいる。彼らは、軽々やっているように見える。だが、それは魔法のように生まれたものではない。入念な準備と練習の結果だ。「話がもともとうまい人がいる」というのは、事実と異なる神話だ。実際は、学べば誰でも上達できる。だが、その秘訣の大部分は簡単に見て取れない。そうあるべきでもない...
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■今週の選書
■スピーカーズ・コーチ 誰でも伝え方がうまくなる60の秘訣
■グラハム・ショー
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■■選書サマリー
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伝え方がうまくなる秘訣
【1】
見事なトークやスピーチ、プレゼンテーションをする人がいる。彼
らは、軽々やっているように見える。だが、それは魔法のように生
まれたものではない。入念な準備と練習の結果だ。
「話がもともとうまい人がいる」というのは、事実と異なる神話だ。
実際は、学べば誰でも上達できる。だが、その秘訣の大部分は簡単
に見て取れない。そうあるべきでもない。
人前で話すスキルの向上に時間をかけるべきだ。目標達成に結び
つくからだ。話の達人になれば、相手の考え方を変えられるように
なる。相手を動機づけることもできるようになる。
さらに、アイデアが売り込める。また、自分のキャリアを高めるこ
ともできる。人づきあいで、相手にプラスの影響力を及ぼせるし、
自信を持って人前で話すことで、周囲にもメリットが及ぶ。
【2】
際立ったトークやスピーチ、プレゼンテーションを確実にする方法
はない。だが、準備と練習、実行の各段階で細部まで十分に気を配
れば、際立った結果を生み出せるようになるはずだ。
見事な話は、驚くほどレベルの高い準備の結果だ。まず、先を見越
して、入念に準備するべきだ。とはいえ、準備は多くの側面に及ぶ。
だから、どこから始めるかが大事だ。
そして、入念に練習する。達人はどんなこともおろそかにしない。
反復練習ですべてが自然に見えるようにする。練習で細かい部分ま
で練り上げることで、大きな違いが生まれる。
最後に、自信を持って話すことだ。十分な準備と入念な練習さえす
れば、自信を持って本番に臨めるはずだ。これこそが、見事な話の
鍵なのだ。
【3】
見事な話をするには、常に結果を意識することだ。そうすれば、自
分が当初目指した成果を上げられたかがわかる。準備や練習、実行
についても良い判断が下せるようになる。
次にラポートを築く。ラポートとは、心の通い合いのことだ。話を
する側は、絶えず菊川に影響を及ぼすことになる。相手を自分の考
え方に引き込むには、ラポートを築いて維持することが欠かせない。
聞き手には注意を向け続けることだ。話が、どう受け止められてい
るかについてフィードバックが得られる。こうすることで、問題に
気づき、すぐに対処できる。
そして、柔軟性を持つことだ。うまくいかない部分があるなら、何
かを変える必要がある。計画・練習の段階では、色々と試してみな
がら変えていく柔軟性が求められる。
【4】
話の上達には、正しい手順を踏むことだ。それだけで十分な水準の
基礎が固まる。まず「プレゼンをする相手について考えること」だ。
たとえば、誰が、何人出席し、何を求めているかなどだ。
次に、結果と目的の設定だ。旅行と同じように、最初に目的地だ。
その上で、実際に話をする場がどう設定されるか環境を考える。こ
れにより、話す雰囲気も変わってくるものだ。
ここで、所定の時間と環境の中で、出席者にプレゼンを行った場合、
自分が求める結果と目的が達せられるかどうかを確認しておく。現
実離れしているようなら、手直しも必要だ。
その上で、内容を構成する。まず、思いつく内容をすべて洗い出す。
そして、取捨選択する。最後に、内容を論理的なつながりを持つ「ス
トーリー」にまとめ上げる。
話の内容を整理したら、ビジュアル、すなわち視覚的な要素をどう
するかを考える。まず「本当にビジュアルが必要か」と自問する。
もちろん、ビジュアルが必要ない場合もある。
最後に、リハーサルだ。これは、話し方に磨きをかけるだけでなく、
話の内容を練り上げることに役立つ。何度も繰り返すことで、より
完成度の高いパフォーマンスに近づくことができるはずだ。
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■■選書コメント
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●今週の選書について
伝え方の本です。プレゼンなどで正しく効果的に伝えるために必要
なアイデアやテクニックが、準備や練習、実践の3つの段階に分け
て書いてあります。
本書を読んで練習すれば、人前で話す力を高めることができます。
その結果、契約が取れるなど、仕事の成果が得られることはもちろ
ん、組織の変革などもできるようになるはずです。
もちろん、本書の内容は、スピーチやプレゼンなど、改まった機会
にだけ有効なわけではありません。伝え方の原則は、同じですから、
雑談、日常会話、対面の説得など日常的にも応用できます。
成功したいなら、とにもかくにも伝え方を磨くことです。ビジネス
はコミュニケーションだからです。そんな、伝え方を高める上で必
要な要素が本書には「60の秘訣」として書かれています。
たとえば「最初の30秒で関心を引きつける方法」や「次のスライド
を早く見たいと思わせるコツ」「質疑応答への対応の仕方」「効果
的な締めくくり」などです。すぐに実践できるものばかりです。
もちろん、伝え方を鍛える方法は、一つではありません。人によっ
ても、話の内容によっても変わってきます。本書には、様々なアイ
デアが詰まっていますから、自分や内容に合うやり方が選べます。
本書をどう読むかも、読者に委ねられています。最初から順番に読
んでもいいですし、関心ある部分だけを拾い読みしても有効です。
自分の学びのスタイルに応じて変えればいいと思います。
というわけで、仕事がらスピーチやプレゼンなど伝える機会が多い
人はもちろん、雑談、日常会話、交渉などを磨きたい人など、伝え
方を磨きたいすべてのビジネスパーソンにおすすめします。
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