HOME > ビジネス選書&サマリー > 無料版・バックナンバー > 一生稼げる脳の作り方

ビジネス選書&サマリー

無料版・バックナンバー

解除ご登録

ビジネス選書&サマリーのバックナンバーをご覧いただけます。


f

2020/10/16
一生稼げる脳の作り方

一生稼げる脳の作り方

人生100年時代にもっとも豊かに生きられる人たちとは?
 
終身雇用は崩壊しつつある。今50代なかばの人の中には「自分たちは定年まで何とか逃げ切れる」と思っている人がいる。だが、もはや「逃げ切れる」世代など存在しないと考えるべきだ。コロナ禍で、個人事業主はもちろん、会社勤めの人も経済的不安にさらされている。定年まで勤め上げるどころか、定年前に「会社そのもの」の存続が危ぶまれる事態に陥っている...


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■今週の選書
■一生稼げる脳の作り方
■長谷川嘉哉
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★本書の詳細、お買い求めは、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4046045140/tachiyomi
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■
■■選書サマリー  
■■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
人生100年時代にもっとも豊かに生きられる人たちとは?
 
【1】
 
終身雇用は崩壊しつつある。今50代なかばの人の中には「自分たち
は定年まで何とか逃げ切れる」と思っている人がいる。だが、もは
や「逃げ切れる」世代など存在しないと考えるべきだ。
 
コロナ禍で、個人事業主はもちろん、会社勤めの人も経済的不安に
さらされている。定年まで勤め上げるどころか、定年前に「会社そ
のもの」の存続が危ぶまれる事態に陥っている。
 
コロナ収束・終息後も安寧は保てず、経済的不安が解消されること
はない。コロナ以降の世界は、コロナ以前とは社会構造が大きく変
わってしまうからだ。
 
であれば「逃げ切れる」などと安易に考えるべきではない。それは、
思慮が浅いと言うしかない。これからの時代、年金生活まで「逃げ
切る」ことを祈っているだけではだめなのだ。
 
自らの意思で一生稼ぐことを念頭に人生プランを考え直すべきだ。
それが、世界情勢や自然災害、パンデミックなど、個人のレベルで
どうすることもできない不測の事態を生き残る唯一の方法なのだ。
 
【2】
 
「一生稼ぐ」には、準備が必要だ。人間、誰しも衰えが来るからだ。
中でも、高齢化率に比例して発症リスクが高くなるのが「認知症」
だ。これは、脳の働きの低下が原因で引き起こされる症状だ。
 
認知症になると、ひどい物忘れや新しい記憶が抜け落ちる、判断力
や理解力の低下、時間・場所・人がわからない、慣れていることが
段取りよくできない、じっとしていられないなどの症状が出る。
 
残念ながら、日本は認知症患者の割合が世界と比べて高い。ただし、
加齢で認知機能が低下する高齢者もいる一方、脳のパフォーマンス
が落ちることなく、第一線で仕事をするスーパーシニアもいる。
 
脳が老化する人としない人、認知症を発症する人としない人を分け
るのは「意欲」だ。「○○をしてみたい」「〇〇をよく知りたい」
と自ら進んで関心を持つことだ。
 
【3】
 
認知症専門医として考えるのは「仕事に対する意欲」「お金を稼ぐ
ことに対する意欲」「お金を自分で管理しようとする意欲」の高い
人ほど、脳の認知機能が低下しにくいということだ。
 
意欲と脳の働きには明確な関係性がある。そして、仕事とお金は意
欲の象徴だ。だから認知症予防するには仕事をすることだ。「生涯、
稼ぎ続け、働き続ける」のだ。それが認知症を予防する。
 
働き続ければ老後貧困も回避できる。老後資金を年金だけに頼って
いると認知症のリスクに備えることができない。年金不足を補い、
ゆとりある老後を送るには稼ぐ意欲を持ち続けることなのだ。
 
【4】
 
どのくらい収入があれば「脳の老化」と「老後の困窮」を防ぐこと
ができるのか。厚生労働省の調査では、日本の世帯所得は、平均「551
万6000円」だ。所得の中央値は「423万円」だ。
 
平均値は、すべての所得データを足して、総数で割った数値だ。だ
から、年収1億円など大きなデータが加わると、それに引っ張られ
て数値が大きくなってしまう。
 
これに対し、中央値は所得の高い人から低い人までを順番に並べて、
その真ん中に来る数値だ。世帯所得を考える時は「中央値」のほう
が実態に近い数字になる。
 
65歳以上だけで構成される「高齢者世帯の平均所得」は、334万9000
円だ。全世帯平均と高齢者世帯平均には「216万7000円」の差があ
る。中央値との差額は88万1000円にもなる。
 
そこで、この差を埋めるために、高齢者世帯であっても「世帯年収
500万円、すなわち夫と妻の収入を合計して年500万円を稼ぐこと
を目指すことだ。
 
いずれにしろ、大事なことは「一生稼ぎ続けること」だ。そのため
には、稼ぐ脳を作ることだ。つまり、人生100年時代、豊かに生る
人は「脳のメンテナンス法」を知っている人といえるのだ。
 
※↓「これじゃ、物足りない!」「広告が煩わしい」方はコチラ↓
 
https://www.mag2.com/m/P0000498
 
★本書の詳細、お買い求めは、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4046045140/tachiyomi
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■
■■選書コメント
■■ 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
脳を活性化する本です。定年に縛られず、「年収500万円以上」稼
ぐことで、脳も家計も健全に保つことができると言います。そのた
めに必要な心と体、そしてお金の作り方を具体的に教えてくれます。
 
著者は、認知症の専門医でありながら、フィナンシャル・プランナ
ーの資格を持つ方です。そんなユニークな著者が、独自の視点から、
生涯現役を勧めます。
 
著者は「働き続ければ、認知症が予防でき、さらに収入が得られる
ため、経済的にも安泰で下流老人化が避けられる」と言います。老
後の仕事は「一挙両得」なのです。その具体的な方法を教えます。
 
最初にタイトルを見た時「ポジティブ思考なら、すべてが手に入る」
式の怪しい自己啓発系の本と思いました。しかし、実際は全然違い
ました。医師による、医学知識に基づいた科学的な本でした。
 
さらに、FP資格ホルダーだけであり、お金のノウハウも具体的か
つ実践的です。本書では「世帯年収500万円」を稼ぐことを目指し、
年金の受給額増と長く働く実践的なやり方を紹介します。
 
そんな、お金と健康の両方を維持するための具体的な方法を細かく
教える、極めてまっとうで実践的な本です。まさに一生使える老後
のガイダンスです。
 
老後不安から「老後資金」の確保に走る人が多いですが、むしろ「蓄
える」より「働き続ける」ほうが大事というのが著者の主張です。
そのための「脳」のメンテナンス法と稼ぎ方が詰まっています。
 
定年退職を控える「アラフィフ世代」はもちろん、健康とお金の両
面で老後に不安を感じているすべてのビジネスパーソンに、一読を
おすすめします。
 
※「これじゃ、物足りない!」方は、コチラ
https://www.mag2.com/m/P0000498
 
『まぐまぐ大賞2019』(ビジネス部門)第3位選ばれました
 
★本書の詳細、お買い求めは、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4046045140/tachiyomi
 
 
──────────────────────────────
◎バックナンバー→
http://www.bbook.jp/backnumber
◎ご意見、お問い合わせ、→ info@kfujii.com
◎登録、変更、解除→
http://www.bbook.jp/mag.html 
──────────────────────────────
発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2020
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ツイートする FACEBOOK いいね! このエントリーをはてなブックマークに追加

主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

東京事務所:
〒101-0052
東京都千代田区神田小川町3-10 新駿河台ビル4F
Tel.(03)6273-7950
Fax.(03)6273-7951

企業情報はこちら

著者の方へ

広告掲載についてはこちら

TOP