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2021/01/29
行動の品質
「行動の品質」を高める
成果を出す人は、決定的に「行動の品質」が高い。成果を出さない人は「行動の品質」が低い。品質の大前提は、マインドセットだ。これが「考え方を司る源」だ。何かを見た時、直面した時、どう考えるのかを司り、何かしようと思った時どうするのかを司る。考え方の源だ。これが変われば、同じ事実を見ても、人によって考えることは真逆になる...
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■今週の選書
■行動の品質
■伊藤健太
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「行動の品質」を高める
【1】
成果を出す人は、決定的に「行動の品質」が高い。成果を出さない
人は「行動の品質」が低い。品質の大前提は、マインドセットだ。
これが「考え方を司る源」だ。
何かを見た時、直面した時、どう考えるのかを司り、何かしようと
思った時どうするのかを司る。考え方の源だ。これが変われば、同
じ事実を見ても、人によって考えることは真逆になる。
たとえば「ピンチはチャンス」という。だが、多くの人にとっては、
「ピンチはただのピンチ」だ。一方で「ピンチはチャンス」と本当
に思う人が実際に存在するのだ。
「ピンチはチャンス」と思える人は、ピンチに直面した時に「これ
を乗り越えれば、圧倒的に成長できる」「伝説になれる」と前向き
なパワーが湧いてくる。
成果を出すためには、このようにマインドセットを変えていくこと、
強化していくこと、成長させることが重要なのだ。これが成果を変
えていくのだ。
【2】
行動の品質とは「成果を出すために、最少のエネルギーで、最大に
して最高の成果を得ようとする考え方・行動」のことだ。良いマイ
ンドセットを言語化したものだ。
一石二鳥どころか、一石三鳥、一石四鳥、一石五鳥をどうしたら実
現できるのかの考え方、行動のことだ。「行動の品質」とは、飛び
抜けた成果を出すために欠かせない考え方になる。
成果とは、お金を生み出すことだけではない。問題解決や、成長、
成果を出すことすべてを含む。何に対しても使えるし、誰でも使え
る。しかも、世界中どこでも通用する。
また、短期の視点、中期の視点、長期の視点、どの視点にも当ては
まる。この瞬間、瞬間の問題解決という、短い視点の話だけではな
いのだ。
【3】
「行動の品質」は、大きく3つに分解することができる。まず「最
速、最短、最少で最大、最高、最適な成果を出すことを最優先で考
えること」だ。
時間、やり方、エネルギー、お金、ストレス、考え方、手段など、
あらゆる要素をできる限り使うことなく、最速、最大、最高、最適
な成果を得ようとする考え方だ。
どんな時でも「最速最短最少で最大最高最適な成果を出すには、ど
うすればいいか」という問いを持つべきだ。これが成果を出す人と
出せない人の根本的な違いのひとつなのだ。
反対に、成果を出せない人が大切にしているマインドセットが「1
つのことをコツコツ努力する」ことに対して、何の疑い持たないこ
とだ。そういうものだと考えてしまうのだ。
【4】
もちろん、努力は絶対必要だ。ただ「努力せずに成功なし」と根強
く考えてしまうと「準備が必要」「積み上げていくもの」「時間が
かかる」「いつも何かが不足している」という考えを持ってしまう。
マインドセットは環境で形成される。日本は均質化発想が強いため、
コツコツ努力することを美化しがちだ。「努力しないで成功はない」
という感覚になりがちなのだ。
そのことから「最速最短最少」という発想が生まれにくくなってし
まうのだ。だが、最初から「努力が必要」と思ってしまうと「もっ
と良い方法を考える」ことをしなくなってしまう。これは危険だ。
もちろん、努力することを否定しているわけではない。だが、努力
自体が目的ではない。ゴールに速くたどり着けたほうがいいし、エ
ネルギーもお金も時間もかからないなら、それに越したことはない。
そのためには努力の向けるべき方向を変える必要がある。そのため
に必要な視点が「最速最短最少で最大最高最適な成果を出すこと」
なのだ。
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■■選書コメント
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成功法則の本です。ビジネスで成功するための思考法と実践法を解
説します。ビジネスに限らず、勉強、スポーツ、プライベートなど、
すべて適用できる考え方だと思います。
著者は、10年間にわたり1万人以上の人たちに起業支援をしてきた
と言います。そんな著者が教える、行動の品質を高める思考法と実
践法です。
ビジネスパーソンの成否の違いは、行動の違いです。結果を出す人
は、行動の量、スピード、質が違います。それを可能にする行動の
思考と実践の方法を説き明かします。
学力、スキル、資金力、業種など、同じ条件で、同じようにやって
いても、気付けば成果に大きな差が生まれることはよくあります。
わけが分からず、運のせいにして自分を納得させたりします。
著者は、結果を決めるのは「行動の品質」だと言います。そして、
それを高める思考と実践の方法を豊富な経験と知恵、知識から体系
化した法則を、事例を交えて解説します。
具体的には、まず「行動の品質」を高める準備や心構え、ポイント、
育む方法を解説します。その上で「超実践編」として方法論を解説
していきます。
その方法は、たとえば「相手を喜ばせるアイデア」「質問を武器に
する」「具体的、簡単そう、短くを意識する」「何を話すかでなく、
どう話せば好かれるかを考える」という具合です。
いずれも経験と実績に基づいています。ビジネスパーソンとして成
功したい人はもちろん、起業したい人、叶えたい夢のある人など、
特に若いビジネスパーソンにおすすめします。
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