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2021/06/18
超速

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最速で、最高の成果をあげる
 
人生は有限のリソースだ。無駄にするには短すぎる。生産性を高めるのも、それ自体がゴールではない。人生全体を豊かにする手段なのだ。退屈でつまらない作業に費やす時間は最小限に抑えるべきだ。そうすれば、幸せになることにもっと時間を使える。旅行に行ったり、友人や子供との時間を楽しむことができる。さらに、刺激やひらめきを得られるプロジェクトに取り組むことができる...


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最速で、最高の成果をあげる
 
【1】
 
人生は有限のリソースだ。無駄にするには短すぎる。生産性を高め
るのも、それ自体がゴールではない。人生全体を豊かにする手段な
のだ。退屈でつまらない作業に費やす時間は最小限に抑えるべきだ。
 
そうすれば、幸せになることにもっと時間を使える。旅行に行った
り、友人や子供との時間を楽しむことができる。さらに、刺激やひ
らめきを得られるプロジェクトに取り組むことができる。
 
産業革命以来、生産効率はあらゆる分野で大幅に向上したが、労働
者の生産性はむしろ停滞している。第三次産業革命でも、ITと通
信部門の生産性の伸びは鈍化している。
 
理由は仕事のやり方にある。会議に時間を費やし、壁のないオフィ
スのせいで作業を中断させられ、スマートフォンやパソコンに常に
意識を奪われる。メールが集中を妨げるため仕事が片付かないのだ。
 
【2】
 
新しいテクノロジーは人を仕事から開放するために使われるべきだ。
デジタル技術に振る回されるのでなく、役立てるべきだ。やる気や
集中力を高め、整理整頓し、スピードを上げる方法を学ぶべきだ
 
そのためには、正しいマインドセットを持つことだ。価値の低いタ
スクはできる限り回避し、自分が本当にやるべきことについて戦略
を立てるのだ。
 
繰り返しの退屈な作業に長時間はまった時は「二度と同じことをし
ないためにはどうすればいい」と自問する。もちろん、仕事に追わ
れながら、やり方を振り返る時間を作るのは容易でない。
 
投資型のマインドセットを持つべきだ。長期的成果のために短期的
努力をする意識だ。継続的に改善する意識「投資型マインドセット」
をもって、改善をルーティン化することだ。
 
【3】
 
1%の改善が膨大なメリットを生むものだ。最初は取るに足らない。
40時間でわすか30分ほどの節約だ。周囲も自分も気づかないほど
の進歩だ。最終的には大きな違いを生む。
 
週に一度、ほんの1%の時間を節約する変更を加え続ければ、1年
後には1週間かかる仕事が24時間でできるようになる。雪玉が転が
りながら大きくなるようなものだ。
 
このアプローチを取ることで利益を得ることができる。一つの改善
が多くの価値を生むために以前の方法に、戻る子男は考えられなくなる。
 
やる気を維持するには、初期投資が大きいほど見返りも大きくなる
ことを知っておくべきだ。これが生産性を高める秘訣だ。小さな改
善を継続すれば、最終的に大きな違いになるのだ。
 
【4】
 
生産性の高さは、生まれながらの才能ではない。仕事を早く終わら
せて、家族との生活も楽しみつつ、副業でプロジェクトを成功させ
る人はいる。
 
そういう人は、超効率的になるために、日々の時間を投資してスキ
ルを磨き、テクニックを身につけているのだ。ゆっくりだが着実に、
自分自身と習慣を改善するために時間を投資してきたのだ。
 
前向きな変化は徐々に表れる。はじめは、成果にほとんど気づかな
いかもしれない。だが、がっかりすべきではない。いつか振り返っ
た時、ずいぶん遠くまで来たことに驚かされるはずだ。
 
【5】
 
超生産的になるには、まず「整理」だ。上手に時間を割り当てる。
次に「集中」だ。作業に必要なだけの意識を向けるのだ。最後に「加
速」だ。作業をできる限り迅速かつ効率的にやり遂げるのだ。
 
各スキルの重要性は、役割で変わってくる。若い従業員なら仕事の
生産量が大事だから「集中」と「加速」を学ぶことだ。マネジャー
なら、従業員の勤務時間を「整理」することが大切だ。
 
幹部レベルなら、時間を効率的に「整理」すると同時に、長期的に
見通す戦略を立てる必要がある。そのためには「集中」する能力も
発揮すべきだ。いずれにしろ早く取り組むべきだ。
 
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■■選書コメント
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仕事の生産性を上げる本です。必要なことは、整理、集中、加速の
3つであるとし、それぞれを向上させるスキルについて、章を分け
て解説します。
 
ユニークなのは、3人の生産性オタクを自称する著者が、最高の方
法を求めて、世中の300人以上のリーダーたちに、実践中のテクニ
ックを尋ねて回ったという点です。有効な時間術の凝縮です。
  
原書は、ビジネス書としては珍しく、フランスで刊行されたものと
いうことです。ベストセラーになり、世界で読まれつつあります。
そんなタイムハック本の決定版です。
 
本書は、生産性向上に関するワザの数々をこれでもかと言うぐらい
具体的に紹介してくれます。整理、集中、加速の3つに分類した上
で解説していますの、読み手の事情に合わせて読むことができます。
 
たとえば「整理」の章では「誠意を持ってNOを言う方法」、「集中」
の章では「雑音をシャットアウトする方法」、「加速」の章では「パ
ソコンにメールを整理させる」などのやり方を網羅しています。
 
他にも「2分でできることはすぐやる」「メモは1つを使い続ける」
「アイデアはすぐ書く」「タイムリミットを決める」「タスクに、
はしごをかける」という風に実践的です。
 
読めば「なるほど」という内容ばかりで、すぐに実践したくなるは
ずです。本書のやり方を続ければ、今よりずっと多くの自由な時間
が手に入るようになるはずです。
  
というわけで、もっと仕事を効率化して自由な時間を手にしたい人、
やりたいことがあるのでその時間を確保したい人、成功者の時間テ
クニックが知りたい人などにおすすめします。
 
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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2021
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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

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