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2023/02/24
50歳をすぎて「最近、気力・体力が落ちた」と思ったら読む本

50歳をすぎて「最近、気力・体力が落ちた」と思ったら読む本

健康を決めるのはテストステロンだった


最近「気力・体力が落ちた」「疲れやすい」「イライラする」「やる気が出ない」といいう人は、男性ホルモンのテストステロンが少なくなっているのかもしれない。40代後半以降の人なら、更年期の可能性もある。当然、更年期は女性だけのものではない。しかも、女性は更年期を抜ければ元気を取り戻すことが多いが、男性はつらくなる一方ということもある...


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■今週の選書
■50歳をすぎて「最近、気力・体力が落ちた」と思ったら読む本
■平澤精一
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■■選書サマリー  
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健康を決めるのはテストステロンだった
 
【1】
 
最近「気力・体力が落ちた」「疲れやすい」「イライラする」「や
る気が出ない」といいう人は、男性ホルモンのテストステロンが少
なくなっているのかもしれない。
 
40代後半以降の人なら、更年期の可能性もある。当然、更年期は
女性だけのものではない。しかも、女性は更年期を抜ければ元気を
取り戻すことが多いが、男性はつらくなる一方ということもある。
 
意欲や行動力、決断力、意志の強さなどは、男性ホルモンのなせる
だ。「男性ホルモン」「女性ホルモン」と呼ばれる性ホルモンは、
両方とも男女どちらにも存在する。
 
女性が更年期を抜けると元気になるのは、女性ホルモンが減少する
一方、テストステロンが増えていくからだ。ところが男性の場合
は、男性ホルモンの分泌が20代をピークに年々少なくなる。
 
しかも、その減少の度合いはストレスで加速する。40代後半以降
になれば、仕事や人間関係、家庭のストレスが容赦なく追い打ちを
かける。それが、テストステロンをさらに減少させるのだ。
 
【2】
 
自然に任せていれば減っていく一方のテストステロンだが、治療を
受けたり、生活習慣を改善したりすれば、分泌が促される。その結
果、様々な不調も改善していくはずだ。
 
たとえば、ホルモン注射は一時的に不足したテストステロンを補う
のに有効な治療法だ。ただし、やはり自前のテストステロンにかな
うものはない。
 
十分な量のテストステロンは、漢方薬を使ったり、食事内容、質の
高い睡眠、運動習慣など生活習慣を変えたりすることで、自前で作
り出すことができるのだ。
 
生活習慣を見直せば、その効果はテストステロンの分泌量を増やす
だけではない。中高年以降に発症率が高くなる心臓病や脳卒中、糖
尿病などの予防にも役立つはずだ。
 
【3】
 
テストステロンを増やす上で有効な生活習慣を食事、運動、生活習
慣の面から紹介する。一つだけ実践するのではなく、複合的に取り
入れることが大切だ。
 
まずは3週間続けてみることだ。個人差はあるが3~4週間でメン
タルや身体に変化が出てくるはずだ。「なんとなく調子が悪い」と
感じる症状が和らげば、気分が前向きになり、意欲も湧いてくる。
 
そうなれば、活動的な生活を送ることもできるようになるはずだ。
その結果、テストステロンが分泌される好循環が生まれる。それで
も、変化がなく不調を感じるなら、早めに病院で受診すべきだ。
 
【4】
 
ホルモンの分泌は24時間周期で変化する。テストステロンは午前
11時にもっとも多く分泌される。こうした機能を司る生体リズム
を整えることが、テストステロンを増やすことにつながる。
 
生体リズムをコントロールするのが体内時計だ。体内時計を正常に
働かせるためには、朝食をしっかり食べることだ。朝食を食べれ
ば、眠っていた胃腸が動きだし、体温が上がる。
 
体温が1度上昇すれば、基礎代謝量は13%上昇すると言われてい
る。基礎代謝量が増えれば、分解される脂肪の量も増える。だか
ら、太っている人はテストステロン値が低い傾向にあるのだ。
 
朝食では、テストステロンの分泌につながる栄養を摂るべきだ。和
食は栄養バランスが良い。みそ汁、納豆、卵焼き、ひじきからタン
パク質や食物繊維、ビタミンやミネラルを十分に摂れる。
 
もちろん、洋食でもいい。朝食にパンを食べている人は、ヨーグル
トや卵、野菜サラダ、果物を加える。飲み物は、豆乳や牛乳を組み
合わせることだ。
 
なお、朝食を食べる時間がない時も、少なくともバナナ1本は口に
入れておくことがおすすめだ。食事を長時間摂らないと糖が体に入
らず、疲れやすくなってしまうからだ。
 
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■■選書コメント
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健康の本です。いつまでも気力と体力を保ち、死ぬまで健康でいる
ために、主に男性に向けて今からできることを教えます。50代が
分かれ道といいます。
 
気力や体力の衰えは、男性ホルモンの一つ、テストステロンの減少
が原因であることが少なくないようです。40代後半以降なら、更
年期に入っている可能性もあるようです。
 
かといって「年だから仕方ない」と諦めるには早すぎます。人生は
100年近くあるのです。残りの半分を元気に生き抜けるかどうかが
決まります。そのために、今やるべきことを教えてくれます。
 
周りを見渡しても、いくつになっても元気で溌溂とした人がいる一
方、若いのに覇気のない人もいます。できれば、いくつになっても
元気でいたいものです。
 
元気の源は、テストステロンです。その分泌は20代をピークに減
少し、更年期で激減します。さらにストレスがそれを加速します。
放っておけば減る一方、元気がなくなる一方なのです。
 
本書は、そんなテストステロンの減少からくる不調を改善する方法
を教えてくれます。はじめにテストステロンの正体を教え、自分で
きるテストステロンのチェック方法も紹介してくれます。
 
さらに、ホルモン注射や漢方など、最新の治療法を解説します。そ
の上で、自力でテストステロンの分泌を促す食事や習慣を33の健
康習慣として解説してくれます。
 
読んで実践すれば、不調が解決し、気力や活力がよみがえるはずで
す。この習慣を続ければ、生涯にわたって元気に溌溂と過ごすこと
ができるようになるはずです。
 
最近「気力・体力が落ちた」「最近疲れやすい」「イライラする」
「気分が晴れない」「やる気が出ない」など、元気の出ない40代
以降の、特に男性におすすめです。
 
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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

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