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2023/03/31
熱狂のデザイン

熱狂のデザイン

楽しく結果を出すチームの条件


熱狂するチームを作るべきだ。人は楽しく、幸福感を覚えている時が最もパフォーマンスが高く、成果が出る。努力している人は熱中している人にはかなわない。成功は幸せの周りを回っているのだ。楽しい仕事で結果を出すことは理想論でなく、意図的に作り出すことができる。メンバーのエネルギーを邪魔するものを取り除き、正しい手順を踏めば、必ず熱狂するチームは生まれる...


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■今週の選書
■会社員のまま経済的自由を手に入れる
■ハック大学式 超現実的で超具体的なお金の増やし方
■ハック大学ぺそ
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■■選書サマリー
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超現実的で超具体的なお金の増やし方
【1】
資産形成というと、お金持ちになるための手段と受け取る人もいる
かもしれない。だが、資産形成はお金持ちになることが目的ではな
い。お金の不安から解放されて、人生を楽しむための手段だ。
そのためには、お金のことをもっと知ることからはじめることだ。
「お金がない」と言っている人に限って、お金のことをあまりわか
っていない人が多いものだ。
お金は財布や貯金箱の中に入っているお札や小銭、銀行口座にある
預貯金だけを指すのではない。株式、マイホーム、自動車など、現
金化できるものはすべてお金の一種だ。
そして、このさまざまな状態のお金を総称したものが資産なのだ。
つまり、資産形成とは、目標金額を目指して資産(お金)を作って
いくことなのだ。
【2】
預貯金だけで資産形成をするだけでは、お金の不安から抜け出せな
い。そこで必要なのが投資だ。投資とは利益を得ることを目的に、
現金を他の資産に換えて保有することだ。
「投資なんて危ない」「大損したらどうしよう」「投資はギャンブ
ルだ」などというイメージを持っているとしたら、それは間違った
認識だ。投資と投機を混同しているのかもしれない。
資産の中には株式のように、常に価格が上がったり下がったりする
ものがある。資産形成する上で投機は不要だ。そもそも資産形成
は、時間をかけて戦略的に行うものなのだ。
戦略を考えるには、今の自分のお金の実力を正しく把握することが
必要だ。いわば、目標達成のためのスタート地点の確認だ。目標が
明確でも、現在地がわからなければ戦略は立てられないからだ。
また、正しく現状を把握するには、自分に見えているお金だけでは
だめだ。見えていないお金ももれなく確認することだ。負債の洗い
出しも重要なポイントだ。
【3】
バランスシートが完成すると、資産形成のためのスタート地点が正
しく把握できるようになる。企業の財務状況を把握するバランスシ
ートを参考に自分のバランスシートを作成してみることだ。
資産の部には、自分の資産を金額とともにすべて書き込む。現金や
定期預金以外の資産は現金化したと仮定して想定金額を書き込む。
国債、債券、株式、投資信託などは記入時点の時価でかまわない。
こうして資産を書き出す際に見落としがちなのが、実は不動産だ。
たとえば持ち家などは、住宅ローンが残っているため資産として考
えがちだ。だが、資産と負債は切り分けて考えるようにすべきだ。
不動産や貯蓄性保険、自動車や貴金属など換金性の高い動産など
は、時価が不透明で金銭換算が難しい。マーケットの評価から割り
引いて考えるべきだ。
持ち家は住宅ローンが残っているため資産として考えない人もいる
が残債は支払いごとに減少するから純資産価値は一定ではない。こ
うした考え方を身につけることも、正確な現状把握のな一歩だ。
【4】
資産の部を書き終えたら、次に負債の部を記入する。住宅ローンや
自動車ローン、カードローンなど支払いが終わっていないものは、
すべて書き出してみる。
そして、最後に企業のバランスシートでいうところの「純資産」を
記入する。純資産は「資産-負債」で算出する。それが、今の自分
のお金の実力ということになる。
バランスシートが完成したら、現時点での自分のポートフォリオが
わかる。見える化することで、自分の資産と負債が丸裸になる。こ
れでようやく資産形成に向けた道筋のヒントが得られるのだ。
お金の不安から解放されるという目標を達成するには、どのように
ポートフォリオを作り変え、最適化していくかが極めて重要となる
のだ。
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■■選書コメント
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資産形成のガイドです。一攫千金で数億円規模の資産家を目指すの
ではなく、老後資金を確実に作る方法を学びます。会社員のまま、
経済的自由を手に入れる現実的な方法です。
著者は、外資系金融機関のマネージャーであり、チャンネル登録者
数27万人超の人気ユーチューバーということです。著書も4作目
ですが、今回は中でも得意分野の資産形成ということです。
本書では、会社員が稼いだお金を運用し、確実に増やしていく方法
に焦点を当てています。読んで実践すれば、無理せずお金の悩みか
ら解放され、心から豊かになれると思います。
資産形成をするには、節税や節約、投資について対症療法的に学ぶ
より先にやるべきことがあると言います。それは、自分の現状を把
握し、ゴールに向かって正しい道筋を描くことです。
具体的には、3つのステップで進めます。はじめに自分のお金の潜
在能力を把握し、次にいつまでにいくら貯めるか決め、最後にポー
トフォリオに従って投資を始めます。
このように、本書では会社員として自らの市場価値を上げながら、
経済的自由を手に入れる現実的で具体的な資産形成術を教えてくれ
ます。著者自ら実践して確立した方法ですので説得力があります。
他にも、理解を深める知識やタイプ別ケーススタディ、押さえてお
きたいポイントなど収録しながら、投資の基本を解説してくれます
ので、初心者でも容易に理解できると思います。
読めば、会計や運用など、難しそうなお金のことが自分事として身
近に感じられるはずです。その結果、自分が毎月、何にどれだけ投
資すればいいかがわかるようになるはずです。
「このままではお金が足りない」「定年後が不安」「家庭も家を持
つこともままならない」など、お金の悩みを持ちながら、何をして
いいかわからないビジネスパーソンにお読みいただきたい本です。
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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2023
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■今週の選書

■熱狂のデザイン

■岸昌史

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■■選書サマリー  

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楽しく結果を出すチームの条件

 

【1】

 

熱狂するチームを作るべきだ。人は楽しく、幸福感を覚えている時

が最もパフォーマンスが高く、成果が出る。努力している人は熱中

している人にはかなわない。成功は幸せの周りを回っているのだ。

 

楽しい仕事で結果を出すことは理想論でなく、意図的に作り出すこ

とができる。メンバーのエネルギーを邪魔するものを取り除き、正

しい手順を踏めば、必ず熱狂するチームは生まれる。

 

熱狂とは、強さでなく弱さから生まれる。自分という弱い存在を、

支え、助けてくれた人への感謝や、弱さを受け止め、寄り添い、支

えようとする愛情が熱狂の火種だ。

 

優秀な人が集まればいいわけではない。互いに長所を生かし、助け

合うことだ。売り上げや利益といった数値に示されることでなく、

心から楽しいことを追い求めた結果、生産性が上がるのだ。

 

たとえ小さな一歩でも、希望を与えるリーダーのもとで、希望にあ

ふれたチームが生まれれば、会社全体が変わり、ひいては社会全体

が変わっていくのだ。

 

【2】

 

成果を出すリーダーは、メンバー個人より、チームが向かうべきと

ころに意識を向ける。リーダーが見るゴールや、解こうとしている

大きな問いにワクワクして人が集まる。

 

そこに向かうことがメンバー個人の目標にもなっている。そうして

チームの推進力が生まれる。みんながワクワクする目標やテーマを

掲げられるかどうかがチームの力を強くする上で大きく影響する。

 

目標に面白さを感じるかどうかは、自分の限られた人生を使うに値

する意義を感じられるかで決まる。「なぜ、それをやるのか」とい

う問いに腹落ちできなければ、前を向くことに集中できない。

 

やりたくないこと、誰かに与えられたことを淡々とやっているだけ

ではワクワクしないし、成功もしない。自分が心から楽しめること

や意識を感じられることが熱狂を生み、成功に繋がっていく。

 

【3】

 

偉大なリーダーたちは、リーダーになろうとしてなったわけではな

い。リーダーシップとは、自分をリードすることから始まり、そこ

から人を、そして社会をリードしていくことで生まれるのだ。

 

誰かが「見えないもの」、つまり現在、現実には存在せず、多くの

人が夢や理想と呼ぶものを見ると、そこに向けて、まず自分自身を

リードする。だが、新しい挑戦をする人は中々理解されない。

 

世の中から見れば、最初は「一人で踊っているバカ」でしかない。

熱狂する一人のバカが偉大なリーダーに変わるきっかけを作るの

はファーストフォロワーだ。

 

熱狂する一人が始めたことに「かっこいいね」「面白いね」と言っ

てあげる、仲間になる、お金を出すなどがその役割だ。それを入り

口に熱狂する一人が見ている景色に共感し人が集まってくるのだ。

 

集まった人は、熱狂する一人が見てるものに自分自身の夢や思いを

重ねメンバーに変わる。こうしてリーダーはリーダーになる。リー

ダーは、まず仲間に奮い立たされねばならないのだ。

 

【4】

 

リーダーが一人でできることは限られている。ビジョンを実現させ

るのは、それを思い描いた本人でなく、後に続く人たちだ。周囲の

人を巻き込むには、リーダーが熱狂して描くビジョンが必要だ。

 

リーダーは、頭の中の真っ白なキャンバスに自分の未来を大きく描

く。そして、その実現に必要な人物を洗い出して、その登場人物が

どんなことに興味・関心を持っているのかを理解する。

 

その上で「この人は、どんなコミュニケーションを取れば、絵の中

の登場人物として活躍してくれるのか」を考えながら巻き込んでい

くのだ。

 

「自分で全部やらないと」と思うと一歩を踏み出すことはできな

い。明確なビジョンを描けたら船を出す。そこからどんどん周りを

巻き込み、彼らに頼ることで大きなことができるようになるのだ。

 

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■■選書コメント

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チームビルディングの本です。楽しく、結果を出すチームを作りま

す。単に人々を取りまとめて成果を追い求めるのではありません。

メンバーがワクワク働ける熱狂的な組織を作ります。

 

今どき、熱さは流行らないと思うかもしれません。でも、イベント

会場やスポーツ観戦を見れば、誰もが熱い思いを持っていることが

わかります。それを職場で実現するのが熱狂するチーム作りです。

 

環境を整えるのはリーダーの役割です。言葉を変え、人を変え、仕

組みを変えてメンバーのエネルギーを引き出します。そうすれば熱

く楽しく結果が出せるチームを作れます。その方法を教えます。

 

誰しも、本当はドラマのように情熱的に仕事をしたいはずです。で

も、現実はそうなりません。頑張っても成果も出ないし、周りも冷

めています。そんな日常が続くうちに白けていくのです。

 

本書には、そんな閉塞感を突破する方法が書いてあります。といっ

ても、大声を出したり、暑苦しいキャラクターを演じたり、昭和の

価値観を押し付けるわけではありません。

 

もっと科学的な方法です。たとえば、熱狂に必要なのは共通目的、

自己重要感、自律性、関係性と言います。どうすればこれを満たす

ことができるのか、その手順を解説します。

 

はじめに、結果を出すチームの条件を紹介し、次いで自分を熱くす

る方法を解説、その上で人を巻き込む戦略に迫ります。働き方の根

本的問題に迫り、 チームを熱狂に導きます。

 

テーマに反して文体はクールですが、行間から熱い思いがほとばし

ります。読めばリーダーシップの正体がわかります。実践すれば、

ブレずに仕事ができるようになるはずです。

 

経営者や幹部社員、マネジャー、チームのリーダーなど人を引っ張

る役職にいる人はもちろん、チームをまとめたい、リーダーシップ

を発揮したいと考えるすべての人におすすめです。

 

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発行元:(株)アンテレクト 藤井孝一 Copyright 1999-2023

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主宰者

藤井孝一
藤井孝一
経営コンサルタント
週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)発起人・元代表
(株)アンテレクト取締役会長

慶応義塾大学文学部を卒業後、大手金融会社でマーケティングを担当。米国駐在を経て、中小企業と起業家への経営コンサルティング開始する。2002年6月「週末起業フォーラム(現・週末起業実践会)」を設立。この新しい起業スタイルを全国のビジネスパーソンに普及させるべく奔走中。

株式会社アンテレクト

東京事務所:
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